転生したはいいけど生き返ったら液状ヤマタノオロチとはどういうことだ!?

狂乱さん

帝国編第四章 引っ越し:前編

ゼファー視点
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目の前の龍、シャドは急に引っ越すと言い出した
「どういうことだ?」
思わず聞いてみた
「どういうこともなにもそのままの意味です、しかしこの姿ではどうしても目立ってしまいます、そのため捕食スキルでさっきちょうど人を捕食させて頂いたのでその種族に擬態出来るようになりました」
どうやらあらかじめexスキルを習得していたようだ
「それなら俺たちの町、リ・フレーゼに来ないか?」
試しに誘ってみた
「………今の状況だと情報が少なすぎるからここはギルドに付くのが得策か………」
やはりシャドはかなりの知能を持ってるようだ
「しかし、ギルマス…こいつ……信用出来るんですかい?」
部下の一人であるクラウが聞いて来た
「確かに本来なら魔物を信用する事はできるはずもない…が、こいつが人間からの転生者なら話しは別だ」
「しかし、それを証明するには………?……」
シャドが何かを作り始めた
「なにを作っている?」
「?…火薬♪」
「「!?!?!?」」
他の首まで反応した
『どうやらそれぞれ別の思考をしているのか!?てかそんな悠長な事してる場合じゃねぇぇぇぇえ!』
「んじゃ、仕上げいっきま〜す♪」
「「やーめーろー!!!」」
ゴチンッ!
そして爆発した
「これで証明出来た?」
「あぁ、お前の性格と一緒にな………?」
何故か怒りが急に治まったと思ったら俺たちの頭から黒いモヤのようなものが出てきてそれがシャドの口の中に吸い込まれている
「スキル実験完了♪」
「「ふざけんな!!!」」
しかし怒りはまた治まった
そしてシャドの力が大きくなった気がした
「さてと………擬態!」
体がどんどん液状化して、人の形になって硬化した、そして肌の色が黄色人種系統になった、黒い髪に切れ長の目、身長は高く、とても整った顔立ちだ、そして黒を基調としたバトラーのような服装だ
「何故服があるのか疑問だ……擬態だろ…」
「いやさすがに全裸はまずいだろだからついでに作った」
「しかし………問題は金だな…」
「ならば、俺のギルドで冒険者登録してクエストで金稼ぎしたらどうだ?ギルドカードの発行もするし、何だったら家も用意もするぞ」
「何故そこまでしてくれる?」
「俺の死んだ知り合いにも転生者がいるからな(ボソッ)」
「わかった、だが、世話になりすぎるのも悪い、俺に出来る事もあれば言ってくれ」
『よし、強力な助っ人が出来た』
「あぁ、そうさせてもらうよ」

そして俺達はリ・フレーゼに戻った

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