ミミック転生 ~『比類なき同族殺し』の汚名を晴らす方法~
道中(エロ回?)
「ふぅ……ミミックくん。凄い……もうパンパンだね?え? ウソ……まだ、イクの?」
カスミは言葉とは裏腹に期待を込めた視線を送ってくる。
「大丈夫だ。まだ入るぞ。……うっ!いや大丈夫だ。一気にいくぞ!」
「いや、だめ。だめだって! 無理だよ! そんなにも無茶をしたら……本当に!これ以上は!」
「まだまだ! 奥まで入るッ!」
「むっ、無理だよ。こ、これ以上は裂けちゃうぅぅぅぅぅ!?」
カスミは絶叫した。
確かに巨大とすら言えるソレはカスミの体に大きな負担になっている。
息も絶え絶えで、呼吸も喘ぐように乱れに乱れ……
(少し無理をさせたのかもしれない)
そう思った俺が小柄なカスミの体を撫でた。
しかし――――そんなソフトタッチですら敏感になったカスミの体は過剰な反応を見せたのだった。
「だめっ! 落ちちゃう! 今触れたらカスミ、本当に……!」
そんな俺とカスミを様子は周囲にも注目されていたらしい。
当然といえば当然なのかもしれない。
ここは普通に街中で、ちょっとした休憩に使うようなベンチの前でのやり取りなのだから。
通りかかった人が俺たちを見て、こう言った。
「なぁ、あの子。一体何をしているんだ?」
「わからん。しかし、おそらくは鍛錬ではないか」
「むっ……なるほど、確かにあんなにも巨大な石を木箱に入れ続けているのスキルの鍛錬以外ありえないだろう」
「そうだ。こんな事は『スキル』以外には不可能だろう。明らかに木箱の大きさよりも入れた石の体積の方が大きいからな!」
「……しかし、エロいな」
「あぁ、エロい」
おそらく手練れの冒険者だろう。
俺とカスミの鍛錬を的確にに言い当てていた。……後半はともかく。
「はぁ……はぁ…本当に?」
「ん?」
疲れ果ててフラフラになったカスミが俺に問うてきた。
「本当にミミック君の胃袋に石を積めるのが魔族対策になるの?」
「あぁ間違いない。前回の戦いでは、体内に収容したモノを一気に吐き出して勝ったんだ」
「それはちょっと……汚い勝利だね…」
「うむ」とソレばかりは否定できなかった。
コウ少年との戦い。俺は最終手段として、生を受けてから体内に溜め込んだ武器を一斉放射して勝利を収めた。同じ手が通じるとは限らない――――否。むしろ通じないと考えた方が良いだろう。
しかし、やらないよりもやったほうがいい。備えないよりも備えたほうがいい。
そう考えて、道中、暇があれば俺のスキルである『体内拡張(中)』を強化するためにカスミに頼み、俺の体内に石を詰め込んでもらう手伝いをしてもらっていたのだ。
つまり、スキル強化の鍛錬。
限界まで入れられた石は俺の胃袋をパンパンに膨れさせ、「裂けちゃうっ!」と石を入れる側であるカスミすら脅えさせるほど厳しい鍛錬であった。
しかし、スキルを強化させるためには――――例えるならば厳しい環境から生物の進化させるほどの変革が必要不可欠なのだ。
「今日もミミック君の体……凄かった。夜も…お・ね・が・い」
「お前、ワザとエロい言葉をチョイスしてるだろ?」
「え! ナニヲイッテイルノカワカラナイナ」
「完全にワザとだ。コレ!」
俺は大声を出した。しかし、カスミは目を潤ませて――――
「疑うんですか? 私を?」
上目遣いで俺の瞳を覗いてくる。
「むっ、すまない。少し、疑い過ぎたか」
「いえいえ、お気にせずに。マリアお姉ちゃんがいないのだから、普段からお姉ちゃんに向けてるリピドーを私で発散してくれるくらいが調度いいのです」
「黙れ、エロ幼女め!」
「これはこれは……ニンともカンとも困ったでござるよ」
「忘れた頃に忍者設定を持ち出した!」
こうして任務の重要性とは裏腹にカスミと俺は面白可笑しく旅をしていた。
それも――――
多少、目立ちすぎてしまうくらいに……
カスミは言葉とは裏腹に期待を込めた視線を送ってくる。
「大丈夫だ。まだ入るぞ。……うっ!いや大丈夫だ。一気にいくぞ!」
「いや、だめ。だめだって! 無理だよ! そんなにも無茶をしたら……本当に!これ以上は!」
「まだまだ! 奥まで入るッ!」
「むっ、無理だよ。こ、これ以上は裂けちゃうぅぅぅぅぅ!?」
カスミは絶叫した。
確かに巨大とすら言えるソレはカスミの体に大きな負担になっている。
息も絶え絶えで、呼吸も喘ぐように乱れに乱れ……
(少し無理をさせたのかもしれない)
そう思った俺が小柄なカスミの体を撫でた。
しかし――――そんなソフトタッチですら敏感になったカスミの体は過剰な反応を見せたのだった。
「だめっ! 落ちちゃう! 今触れたらカスミ、本当に……!」
そんな俺とカスミを様子は周囲にも注目されていたらしい。
当然といえば当然なのかもしれない。
ここは普通に街中で、ちょっとした休憩に使うようなベンチの前でのやり取りなのだから。
通りかかった人が俺たちを見て、こう言った。
「なぁ、あの子。一体何をしているんだ?」
「わからん。しかし、おそらくは鍛錬ではないか」
「むっ……なるほど、確かにあんなにも巨大な石を木箱に入れ続けているのスキルの鍛錬以外ありえないだろう」
「そうだ。こんな事は『スキル』以外には不可能だろう。明らかに木箱の大きさよりも入れた石の体積の方が大きいからな!」
「……しかし、エロいな」
「あぁ、エロい」
おそらく手練れの冒険者だろう。
俺とカスミの鍛錬を的確にに言い当てていた。……後半はともかく。
「はぁ……はぁ…本当に?」
「ん?」
疲れ果ててフラフラになったカスミが俺に問うてきた。
「本当にミミック君の胃袋に石を積めるのが魔族対策になるの?」
「あぁ間違いない。前回の戦いでは、体内に収容したモノを一気に吐き出して勝ったんだ」
「それはちょっと……汚い勝利だね…」
「うむ」とソレばかりは否定できなかった。
コウ少年との戦い。俺は最終手段として、生を受けてから体内に溜め込んだ武器を一斉放射して勝利を収めた。同じ手が通じるとは限らない――――否。むしろ通じないと考えた方が良いだろう。
しかし、やらないよりもやったほうがいい。備えないよりも備えたほうがいい。
そう考えて、道中、暇があれば俺のスキルである『体内拡張(中)』を強化するためにカスミに頼み、俺の体内に石を詰め込んでもらう手伝いをしてもらっていたのだ。
つまり、スキル強化の鍛錬。
限界まで入れられた石は俺の胃袋をパンパンに膨れさせ、「裂けちゃうっ!」と石を入れる側であるカスミすら脅えさせるほど厳しい鍛錬であった。
しかし、スキルを強化させるためには――――例えるならば厳しい環境から生物の進化させるほどの変革が必要不可欠なのだ。
「今日もミミック君の体……凄かった。夜も…お・ね・が・い」
「お前、ワザとエロい言葉をチョイスしてるだろ?」
「え! ナニヲイッテイルノカワカラナイナ」
「完全にワザとだ。コレ!」
俺は大声を出した。しかし、カスミは目を潤ませて――――
「疑うんですか? 私を?」
上目遣いで俺の瞳を覗いてくる。
「むっ、すまない。少し、疑い過ぎたか」
「いえいえ、お気にせずに。マリアお姉ちゃんがいないのだから、普段からお姉ちゃんに向けてるリピドーを私で発散してくれるくらいが調度いいのです」
「黙れ、エロ幼女め!」
「これはこれは……ニンともカンとも困ったでござるよ」
「忘れた頃に忍者設定を持ち出した!」
こうして任務の重要性とは裏腹にカスミと俺は面白可笑しく旅をしていた。
それも――――
多少、目立ちすぎてしまうくらいに……
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