クラス転移キターっと思ったらクラス転生だったし転生を繰り返していたのでステータスがチートだった
第5話 「武術の訓練開始」
  まだ太陽が昇っておらず、辺りは真っ暗な時間に俺は目が覚めた。日本だと5月ぐらいなので日が出ていない早朝は、冷んやりしていて肌寒いはずだ。しかし、俺の布団の中は暖かい。なぜなら、俺を抱き枕にしてスヤスヤと眠っている姉ちゃんが暖かいからだ。
  この世界は15歳から20歳までの5年間は王国や帝国が主体となって運営している学校に行ってもいい事になっている。姉ちゃんは15歳になる為、先月からその学校に行っている。1ヶ月は30日の6週間、休日が1日平日が4日の5日間構成で出来ており、姉ちゃんは学校の近くの寮の様な所でルームメイトと過ごしているらしいが、平日から休日になる時は家に帰ってきて俺を抱き枕にして寝ている。
  考えごとなどをしていると、周りは明るくなっており下の階では、朝食の準備をしているであろうレナさんが色んな音を立てている。
「ルル〜、おはよ」
  顔の横から声が掛けられた。声を掛けてきたのは平均身長より少し小さい俺を抱き枕にしているセリア姉ちゃんだった。
「おはよう、姉ちゃん」
  挨拶を交わすと部屋の扉の前から母さんの声が聞こえた。
「ルルとセリア朝ごはんだから降りて来なさい」
「「分かったよ、母さん(お義母さん)」
「お義母さんって言わないの」
「それと、ルルは朝ごはん食べたら武術訓練開始だから外に出くるのよ」
  下に降りると、俺と姉ちゃん以外全員が揃っていた。兄さんはハルマと、親父は母親3人と喋りながら待っていたようだ。俺たちが来て全員揃ったので、喋ったりしながら楽しい朝食を済ませたのだったが、会話の中で前世の記憶を持っていて、尚且つ強力なステータスやスキルを持つ、神童達とは別の特殊な子達[転生人]の話が出た。姉ちゃん達は流していたが、俺はクラスの奴等だと予想はついたので、頭に入れておくようにした。
  朝食の後、俺は動きやすい服装に着替え、部屋から出た。ふと窓の外に目をやると親父が仕事に行くというのが目に入る。母親3人がお仕事行ってらっしゃいって、言ってるのが聞こえたし。
(親父の仕事ってなんだ?というより仕事してたんだ)
  親父の仕事に関してはまた後で聞くとしようかな。俺はそう考え1階に降り、外に出た。
  外に出ると、動きやすい服装をした母さんがいた。
「武術の訓練の担当は母さんなんだ」
「いえ、3人でローテーションでやってるのよ」
「そうなんだ。じゃあ、最初は母さんなんだ」
「そういうことよ。じゃあ、早速開始しましょうか」
「開始って何するの?まぁ、予想はついているけど」
「多分その予想通りだと思うけど言うわね。内容は、実践よ」
「ですよね。予想はしてましたよ」 
「綺麗に攻撃が入れるという事が目標でいいわね?」
「いいよ」
「じゃあ、始めましょうか」
  俺はその声を聞いたと同時に母さんの懐まで走り込み、右手を真っ直ぐ出し殴りにいく。勿論、腕に腕を沿わせられ、左に流される。流された先で右足を着き向き直る。そして、そのまま右足を引き上げ横向きになり、曲げていた右膝を伸ばし、母さんに向かって回し蹴りをするが、ガードされ防がれてしまう。
「ルル、速度は遅くはないと思うけど、まだ速度を上げる事。攻撃時の予備動作が遅いし大きいから見切るのは簡単よ。でも、攻撃速度は速い方に入るわよ」
  兎に角、速さが足りないのか。そこは、実践を繰り返すしかないか。とりあえず予備動作を小さくする事を頑張るか。
  予備動作に気を付け、蹴りを2回繰り出すが攻撃速度が遅くなり流されてしまう。攻撃を出しては防がれ、出しては防がれを7〜8回繰り返すと、俺は息がかなり上がってしまっていたので、休憩を挟む形となった。
  一方、母さんは汗一つかかず息も上がっていない。その後もかなりやったが、息を上げさせる事すら出来ずに過ぎていった。
「さて、今日はこのぐらいにしましょうか」
  昼前ぐらいに終了の合図が出た。結局攻撃は当たらなかったが最初よりだいぶ良くなった。それと、同時ぐらいに親父が帰ってきた。かなり、汚れてはいるものの、傷はなかった。
  俺はかなり汗をかいていたし、親父も汚れていたので一緒に風呂に入る事になった。
  この世界は15歳から20歳までの5年間は王国や帝国が主体となって運営している学校に行ってもいい事になっている。姉ちゃんは15歳になる為、先月からその学校に行っている。1ヶ月は30日の6週間、休日が1日平日が4日の5日間構成で出来ており、姉ちゃんは学校の近くの寮の様な所でルームメイトと過ごしているらしいが、平日から休日になる時は家に帰ってきて俺を抱き枕にして寝ている。
  考えごとなどをしていると、周りは明るくなっており下の階では、朝食の準備をしているであろうレナさんが色んな音を立てている。
「ルル〜、おはよ」
  顔の横から声が掛けられた。声を掛けてきたのは平均身長より少し小さい俺を抱き枕にしているセリア姉ちゃんだった。
「おはよう、姉ちゃん」
  挨拶を交わすと部屋の扉の前から母さんの声が聞こえた。
「ルルとセリア朝ごはんだから降りて来なさい」
「「分かったよ、母さん(お義母さん)」
「お義母さんって言わないの」
「それと、ルルは朝ごはん食べたら武術訓練開始だから外に出くるのよ」
  下に降りると、俺と姉ちゃん以外全員が揃っていた。兄さんはハルマと、親父は母親3人と喋りながら待っていたようだ。俺たちが来て全員揃ったので、喋ったりしながら楽しい朝食を済ませたのだったが、会話の中で前世の記憶を持っていて、尚且つ強力なステータスやスキルを持つ、神童達とは別の特殊な子達[転生人]の話が出た。姉ちゃん達は流していたが、俺はクラスの奴等だと予想はついたので、頭に入れておくようにした。
  朝食の後、俺は動きやすい服装に着替え、部屋から出た。ふと窓の外に目をやると親父が仕事に行くというのが目に入る。母親3人がお仕事行ってらっしゃいって、言ってるのが聞こえたし。
(親父の仕事ってなんだ?というより仕事してたんだ)
  親父の仕事に関してはまた後で聞くとしようかな。俺はそう考え1階に降り、外に出た。
  外に出ると、動きやすい服装をした母さんがいた。
「武術の訓練の担当は母さんなんだ」
「いえ、3人でローテーションでやってるのよ」
「そうなんだ。じゃあ、最初は母さんなんだ」
「そういうことよ。じゃあ、早速開始しましょうか」
「開始って何するの?まぁ、予想はついているけど」
「多分その予想通りだと思うけど言うわね。内容は、実践よ」
「ですよね。予想はしてましたよ」 
「綺麗に攻撃が入れるという事が目標でいいわね?」
「いいよ」
「じゃあ、始めましょうか」
  俺はその声を聞いたと同時に母さんの懐まで走り込み、右手を真っ直ぐ出し殴りにいく。勿論、腕に腕を沿わせられ、左に流される。流された先で右足を着き向き直る。そして、そのまま右足を引き上げ横向きになり、曲げていた右膝を伸ばし、母さんに向かって回し蹴りをするが、ガードされ防がれてしまう。
「ルル、速度は遅くはないと思うけど、まだ速度を上げる事。攻撃時の予備動作が遅いし大きいから見切るのは簡単よ。でも、攻撃速度は速い方に入るわよ」
  兎に角、速さが足りないのか。そこは、実践を繰り返すしかないか。とりあえず予備動作を小さくする事を頑張るか。
  予備動作に気を付け、蹴りを2回繰り出すが攻撃速度が遅くなり流されてしまう。攻撃を出しては防がれ、出しては防がれを7〜8回繰り返すと、俺は息がかなり上がってしまっていたので、休憩を挟む形となった。
  一方、母さんは汗一つかかず息も上がっていない。その後もかなりやったが、息を上げさせる事すら出来ずに過ぎていった。
「さて、今日はこのぐらいにしましょうか」
  昼前ぐらいに終了の合図が出た。結局攻撃は当たらなかったが最初よりだいぶ良くなった。それと、同時ぐらいに親父が帰ってきた。かなり、汚れてはいるものの、傷はなかった。
  俺はかなり汗をかいていたし、親父も汚れていたので一緒に風呂に入る事になった。
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コメント
ノベルバユーザー240483
読みやすくなってマスネ
名無しシャン
ありがとうございます。 できる限り頑張って速くします、、、、
first
さ、作者サーン! 面白いですから更新ペース上げてもらえませんかね?