異世界でみんなの飯テロ保護してます!
第1章 俺の夢見た異世界はこんな酷いわけがない!
俺の名前は一 一中学3年で特に特技はない。かといって頭がいいわけでもなく、運動神経もそこそこ。
そんな俺は、このつまらない世界。いや、何も出来ない、してない自分に嫌気がさしていたのだ。
「おはよー」
こいつは、俺の幼なじみの佐藤 勝。俺とは違い、スポーツ万能、頭脳明晰、正直いって羨ましい。
「おう、おはよ」
まぁ、俺の朝はこんなふうに始まる。
キーンコーンカーンコーン
そして、つまらない日々が終わる。
こんな生活にはもううんざりしていた。
そんなある日。
「なぁ、勝。異世界行きたくね?行きたいよなぁ?行きたいよね?例えばさ、ほら、この前の深夜アニメ! 魔法を使って世界を救ってたやつカッコイイよなぁ」
俺もこうやったら出せんのかな。とその時の真似を勝の前でしてみる。
「お前なぁそうやって、何事からも逃げてるからよくないんだよ」
だって勝は出来るじゃないか……
「そりゃあ、勝みたいに何でもできれば苦労しないだろうな!」
俺だって出来るんだったらテストで100点とか取りまくってちやほやされたいし。スポーツ万能で女子にモテたいし……あぁ。勝こそ、主人公みたいなやつじゃないか。
「危ない!」
「あ?」
上を見た時には遅かった。俺の頭上には何か黒いものが落ちてきていたのだ。
あ、俺死ぬんだ。
時間がゆっくり流れるように俺は感じた。
あれ、俺生きてんのか……?
「あっれー?そんなとこで寝てどうしたの?」
「……?」
「もしかしてお兄さん! 放浪の旅にでてる調子に乗ってる人??」
「え?まずここは何処なんだ……?」
見たことのないよくゲームで見るような荒地。昔ながらな家。唯一わかるのは下校中良く、嗅いだことのある匂いだ。この匂いは確か、下校中に良く嗅ぐ焼肉の匂い……?
「ん?お兄さんってもしかして記憶喪失かなんか?」
……ここは記憶喪失ってことにしておこう。
「そうなのかもしれない……気がついたらここに寝ていたことしか分からないんだ……」
まぁ、記憶喪失って言葉自体なんで記憶無くなってんのに喋れたりするんだって話だがまぁそんなことはいいだろう。
「お兄さん記憶喪失の割には話せたりすんだねー」
と、少女はニコッと笑った。
くっ……痛いとこをついてくる娘だ。 
「ああ!もういいですよ! 俺の名前は一! それで、ここはどこなんだ?俺は確か上から落ちてきた黒いなにかを頭にぶつけて死んだはずなんだが……それで気づいたらここにいたって訳だ」
と、俺は説明をした。
「私にはよくわからないかな……私たちと同じ人間っぽくはあるけどね」
なかなかに失礼だな!人間って……見ればわかるだろ!
「あ、私の自己紹介をしてなかったね! 私の名前はサン・チュ!」
「おう、サン・チュよろしくな」
「それじゃあ、私は用があるからこれで! ばいばーい」
「おい、ちょ、おま! ここまで来て無視なの!?」
あれ、おかしいぞ。俺の知ってる異世界生活は最初あった人が助けてくれたりしたような……だが、確かにこの見るからにない乳。この子は子供だ。助けを求めるってのが間違いなのかもしれない。
「ねぇ! いま、くそ貧乳の幼女だって思ったよねぇ?」
くっ……! なんだこいつエスパーかなんかか?さすが異世界! 最高!
「お前凄いな。今確かに図星だけどエスパーかなんかでもあんのか?」
「別にないけど?」
俺は察したここは何かが違うだけで超能力とかは使えない。特に面白みもねぇ異世界だ!
「なぁ、サン・チュ、助けてくれないか?頼むよ。俺には今何もないんだ! 異世界と言ったらなんかあるはずなのに何もないんだよ!」
「なら、家で働いて、生活する?今、月曜のシフトが足んなくてさー」
まじで!?生活を急にさせてくれるなんて流石異世界だ……って……。えぇ!?シフト?ここ本当に異世界なのか、みんなで俺を騙しているのか?でも、今日は特にこれといってイベントがある日でもないような……
「どんな内容だ……?」
いや、色々おかしいけど聞いてみることは大事だよな……うん。
「なんのって、皿洗いだよ?」
なんか、本当に異世界な気がしてきた……。嘘にしてはつまらなすぎる……。
「……これ俺が高校になったらしようと思ってたバイトの練習だわ……」
気づくと俺の目からは少しの涙が出ていた。……うん。逃げるのは本当に間違っていたよ。
「なに、泣いてんのよ! 私の優しさに感動してしまったのかしら!」
「それはない」
「ちょ、あんたー!」
「まぁ、働かせてくれ。頼む! 今の俺には何も無いんだ……!」
と、俺は行き倒れるのだけは嫌なのでお願いした。
「そんな、ドヤ顔で言われても……まぁいいわ働かせて上げようじゃないの!」
と、俺は彼女と一緒にこいつが住んでいるという店に付いていった。
「うちのお父さんが経営してる店なのよ!」
と、彼女はドヤ顔をしてくる。
「失礼があったらぶん殴られて追い出されるかもしれないから気おつけてね?」
急に殴ってくるって……そこだけは異世界っぽいな。
「了解です」
俺は自分のことをもう少しだけ彼女に話しているうちにどうやら店に着いたようだ。
「ここが私の家よ!」
ガチャン
「いらっしゃい!おう、サン・チュありがとな……で、その隣のは……?」
「あ、道に落ちてた犬よ」
さらっと酷いことを言われた!
「おい! お前ひどいな!」
「そんなこと言っていいのかなー?」
くっ……この女むかつくぜ。立場がなければ思いっきり叩きたいくらいだ。
「あのー。私頭おかしいって思うかもしれませんけど、異世界から来たんですよ。それで、何もなくて、働くんでとりあえず住まわせて貰ったりさせてもらえないかと……」
「おう。別にいいんだけどな、異世界って……少し悪いが『頭』大丈夫か?」
まぁ、そう聞いてくるのが普通だろう。
「そうですよね……」
と、俺はこの件について説明をした。
「んー……まぁそういうことなら部屋は余ってたからいいぞ。まぁ、仕事はしてもらうがな!」
そこにいる娘と違ってすごくいい親父さんだ。
「ちっ。なんでこんなの雇うのよ。私も適当に言ってたのに……」
「お前は性格を直せ! よく接客できてたな!」
「私は人前だと完璧だしー!」
「間に入るようで悪いが、自己紹介がまだだったな肉竹 焼男だ。よろしくな」
ちょ、この見るからに娘のサン・チュはどこから来たんだよ!
まぁ、もう分かってくれただろう。そう、ここは焼肉店だ。
そんな俺は、このつまらない世界。いや、何も出来ない、してない自分に嫌気がさしていたのだ。
「おはよー」
こいつは、俺の幼なじみの佐藤 勝。俺とは違い、スポーツ万能、頭脳明晰、正直いって羨ましい。
「おう、おはよ」
まぁ、俺の朝はこんなふうに始まる。
キーンコーンカーンコーン
そして、つまらない日々が終わる。
こんな生活にはもううんざりしていた。
そんなある日。
「なぁ、勝。異世界行きたくね?行きたいよなぁ?行きたいよね?例えばさ、ほら、この前の深夜アニメ! 魔法を使って世界を救ってたやつカッコイイよなぁ」
俺もこうやったら出せんのかな。とその時の真似を勝の前でしてみる。
「お前なぁそうやって、何事からも逃げてるからよくないんだよ」
だって勝は出来るじゃないか……
「そりゃあ、勝みたいに何でもできれば苦労しないだろうな!」
俺だって出来るんだったらテストで100点とか取りまくってちやほやされたいし。スポーツ万能で女子にモテたいし……あぁ。勝こそ、主人公みたいなやつじゃないか。
「危ない!」
「あ?」
上を見た時には遅かった。俺の頭上には何か黒いものが落ちてきていたのだ。
あ、俺死ぬんだ。
時間がゆっくり流れるように俺は感じた。
あれ、俺生きてんのか……?
「あっれー?そんなとこで寝てどうしたの?」
「……?」
「もしかしてお兄さん! 放浪の旅にでてる調子に乗ってる人??」
「え?まずここは何処なんだ……?」
見たことのないよくゲームで見るような荒地。昔ながらな家。唯一わかるのは下校中良く、嗅いだことのある匂いだ。この匂いは確か、下校中に良く嗅ぐ焼肉の匂い……?
「ん?お兄さんってもしかして記憶喪失かなんか?」
……ここは記憶喪失ってことにしておこう。
「そうなのかもしれない……気がついたらここに寝ていたことしか分からないんだ……」
まぁ、記憶喪失って言葉自体なんで記憶無くなってんのに喋れたりするんだって話だがまぁそんなことはいいだろう。
「お兄さん記憶喪失の割には話せたりすんだねー」
と、少女はニコッと笑った。
くっ……痛いとこをついてくる娘だ。 
「ああ!もういいですよ! 俺の名前は一! それで、ここはどこなんだ?俺は確か上から落ちてきた黒いなにかを頭にぶつけて死んだはずなんだが……それで気づいたらここにいたって訳だ」
と、俺は説明をした。
「私にはよくわからないかな……私たちと同じ人間っぽくはあるけどね」
なかなかに失礼だな!人間って……見ればわかるだろ!
「あ、私の自己紹介をしてなかったね! 私の名前はサン・チュ!」
「おう、サン・チュよろしくな」
「それじゃあ、私は用があるからこれで! ばいばーい」
「おい、ちょ、おま! ここまで来て無視なの!?」
あれ、おかしいぞ。俺の知ってる異世界生活は最初あった人が助けてくれたりしたような……だが、確かにこの見るからにない乳。この子は子供だ。助けを求めるってのが間違いなのかもしれない。
「ねぇ! いま、くそ貧乳の幼女だって思ったよねぇ?」
くっ……! なんだこいつエスパーかなんかか?さすが異世界! 最高!
「お前凄いな。今確かに図星だけどエスパーかなんかでもあんのか?」
「別にないけど?」
俺は察したここは何かが違うだけで超能力とかは使えない。特に面白みもねぇ異世界だ!
「なぁ、サン・チュ、助けてくれないか?頼むよ。俺には今何もないんだ! 異世界と言ったらなんかあるはずなのに何もないんだよ!」
「なら、家で働いて、生活する?今、月曜のシフトが足んなくてさー」
まじで!?生活を急にさせてくれるなんて流石異世界だ……って……。えぇ!?シフト?ここ本当に異世界なのか、みんなで俺を騙しているのか?でも、今日は特にこれといってイベントがある日でもないような……
「どんな内容だ……?」
いや、色々おかしいけど聞いてみることは大事だよな……うん。
「なんのって、皿洗いだよ?」
なんか、本当に異世界な気がしてきた……。嘘にしてはつまらなすぎる……。
「……これ俺が高校になったらしようと思ってたバイトの練習だわ……」
気づくと俺の目からは少しの涙が出ていた。……うん。逃げるのは本当に間違っていたよ。
「なに、泣いてんのよ! 私の優しさに感動してしまったのかしら!」
「それはない」
「ちょ、あんたー!」
「まぁ、働かせてくれ。頼む! 今の俺には何も無いんだ……!」
と、俺は行き倒れるのだけは嫌なのでお願いした。
「そんな、ドヤ顔で言われても……まぁいいわ働かせて上げようじゃないの!」
と、俺は彼女と一緒にこいつが住んでいるという店に付いていった。
「うちのお父さんが経営してる店なのよ!」
と、彼女はドヤ顔をしてくる。
「失礼があったらぶん殴られて追い出されるかもしれないから気おつけてね?」
急に殴ってくるって……そこだけは異世界っぽいな。
「了解です」
俺は自分のことをもう少しだけ彼女に話しているうちにどうやら店に着いたようだ。
「ここが私の家よ!」
ガチャン
「いらっしゃい!おう、サン・チュありがとな……で、その隣のは……?」
「あ、道に落ちてた犬よ」
さらっと酷いことを言われた!
「おい! お前ひどいな!」
「そんなこと言っていいのかなー?」
くっ……この女むかつくぜ。立場がなければ思いっきり叩きたいくらいだ。
「あのー。私頭おかしいって思うかもしれませんけど、異世界から来たんですよ。それで、何もなくて、働くんでとりあえず住まわせて貰ったりさせてもらえないかと……」
「おう。別にいいんだけどな、異世界って……少し悪いが『頭』大丈夫か?」
まぁ、そう聞いてくるのが普通だろう。
「そうですよね……」
と、俺はこの件について説明をした。
「んー……まぁそういうことなら部屋は余ってたからいいぞ。まぁ、仕事はしてもらうがな!」
そこにいる娘と違ってすごくいい親父さんだ。
「ちっ。なんでこんなの雇うのよ。私も適当に言ってたのに……」
「お前は性格を直せ! よく接客できてたな!」
「私は人前だと完璧だしー!」
「間に入るようで悪いが、自己紹介がまだだったな肉竹 焼男だ。よろしくな」
ちょ、この見るからに娘のサン・チュはどこから来たんだよ!
まぁ、もう分かってくれただろう。そう、ここは焼肉店だ。
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