拾ったのはダンジョンコアでした!?

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61話 騎士っぽい人は騎士でした!

「それで何でこんなところに1人でいたんだ?」

僕は冷静になった騎士っぽい人になぜ海の上にあんなボートに1人で乗っていたのかを聞いて見た。

「それは私が迷子になったからだな!」

この騎士っぽい人は胸を張って言い切った。別に胸を張って言うことではないのだが僕はそれにツッコミすることはせずたんたんと話を続けていく。

「なんで迷子になったんだ?」

「乗る船を間違えんだよ」

この騎士っぽい人は港で乗る船を間違いボートに乗ってしまった時に船が出航してしまい、騎士っぽい人はボートで船を追いかけたのだが、やはりボートでは船に追いつけることは出来ずに力尽きてしまい、海の上をさまよっていたようだ。

「なんで間違ったんだよ!」

「つい、うっかりでな!」

ついつい、ツッコミをしてしまったが、それを騎士っぽい人は、うっかり、うっかりと言いはははっと笑った。

「おっと、それじゃお礼を言いたいから船長を呼んでもらってもいいかな?」

「うん?この船の船長は僕だよ」

「え!?君がこの船の船長なのか?」

「そうだよ」

何か忘れていたっと言うような顔になり僕に船長を呼んでくれと言い出した。だが船長は僕なので手を上げてみたが騎士っぽい人は信じられないのかすごく驚いた顔をしていた。

「そうか、それじゃ自己紹介をしようか」

「そうだね、忘れてたよ」

騎士っぽい人が自己紹介をしようかと言い出したので僕もそれに賛成し、自己紹介をすることになった。

「私は名前はフラワ、騎士だ!」

「僕はレイクだよ!」

騎士っぽい人は本当に騎士のようだった。この騎士の人は女性なのだ。彼女は肌が焼けていて髪は太陽に反射して輝いていた。

「そう言えば、なんでフラワは海に出ようとしていたの?」

「私たちの国の貿易を邪魔するモンスターの討伐をするために海に出て来たのだ」

フラワは国の貿易を邪魔するモンスターを討伐するために海に出て来たそうだ。それなのに乗る船を間違えるなんて抜けているな。

「それでそのモンスターはどんなモンスターなんだ」

「私たちが討伐しようとしているモンスターは海の悪魔と言われているモンスターだ」

フラワたちが討伐しようとしているモンスターは海の悪魔と呼ばれて恐れられているモンスターなのだそうだ。

「その名もクラーケンだ!」

フラワがクラーケンと名前を言った瞬間に船が少し揺れた気がした。

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