拾ったのはダンジョンコアでした!?

感想待ち!

62話 クラーケンと戦います!

「私たちが討伐したいモンスターはクラーケンなのだ!」

フラワたちの国の貿易を邪魔しているモンスターはクラーケンというモンスターらしいのだ。僕は前の世界での知識ですクラーケンというモンスターを知っているがこの世界のクラーケンと同じかは分からない。だが恐らく同じだと思われる。

『クラーケンは巨大なイカのようなモンスターです、マスター』

ダンジョンコアからクラーケンについての情報が伝わって来た。ダンジョンコアが言う通りなら僕の知っているクラーケンとほぼ同じだと思われる。

「そうなのか、それは大変そうだな」

だいたい海のモンスターを討伐するのは大変なのだ。相手は海を自由に泳ぐことができるが僕たち陸で過ごしている者たちにとって海に入るものを倒すのは本当に大変なのだ。海のモンスターはめったなことでは陸に上がってこないし、海のモンスターを討伐しようと海に入ってしまうと僕たちは身動きが取りづらいが海のモンスターは自由に泳ぐので討伐が難しいどころか逆にやっつけられてしまうことだってあるのだ。

「ご主人様何かがやってきます!」

ミドリが船長室から顔を出して僕に警戒するように声をかけてきた。

「うわぁ~!」

僕はミドリの言うようにすぐに海を見渡せるように船長室に入り海を見渡すと何か黒い物体が僕の船に向かってやってきたのだ。

「やばい!これはクラーケンだ!」

ザバッー、と音を立てて何か触手のようなものが海から飛び出してきた。それをみたフラワがこの触手をクラーケンのものだと言ってきた。

「いくぞ!ミドリ、クロマル!」

「はい!」

「ん!」

僕は船長室にいたミドリとクロマルにすぐさま船の甲板に出てクラーケンを迎撃するための体制をとる事にした。

「なんだ!クラーケンとやり合うのか!私も手伝わせてもらうぞ!」

僕たちが船で逃げないと言うことがわかったフラワは驚いていたがすぐに腰にかけてある剣を抜き僕たちと同じくらい迎撃体勢をとった。

「それじゃやるぞ!」

「はい!」

「ん!」

「任せろ!」

今回はフラワが船に乗っているのでモアラー達をこの船に呼び寄せることができない。一体、二体ぐらいなら従魔として見られるかもしれないが五体もモンスターがいると怪しまれる可能性が出てくるので今回は呼び寄せない事にした。本当に危なくなれば船を捨ててダンジョンゲートを通ればいいと思っているので僕たちはクラーケンと戦う事にしたのだ。

コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品