流れ星が落ちた場所で僕は君と出会った。
白雪の誓い
マイトとアナスタシア、二人が自宅に戻るとマイトの両親は夕食の準備を終えて二人を迎えた。
アナスタシアはマイトが軍から勧誘を受けたこと、ピースベルと呼ばれるテロリストを撃退したことで様々な組織勢力から目をつけられていることを説明した。
「マイト、お前はどうしたい?」
「…………」
マイトの父親はアナスタシアの説明を聞き終えるとマイトに将来のことを聞く。
マイトは答えることができなかった。
アナスタシアとシンデレラが堕ちてくる三日前まではただの子供だった。
ホワイト・スノーという秘密の友達と日々交流し、いずれ両親の農地を引き継いでこの辺境の惑星で一生を終えると思っていた。
「すぐには決められないと思うけど、マイト君しっかり考えて。これからしばらくは確実に平穏なんてない。いろんなところからの勧誘が来るし、断っていても強硬手段で拉致や家族を人質にとる組織が出る可能性もある……それだけは覚えておいて」
アナスタシアは真剣な表情でマイトを見つめる。
マイトはちらっと両親に視線を向ける。両親は責めることも急かすこともなくマイトの決断を待っているようだった。
「もしも、マイト君がパイロットになるつもりがないなら、国に願い出てしばらく保護してもらう必要があるわ」
「そんな大げさな……」
「いいえ、大げさじゃないわ。マイト君、パイロットの才能を持つ人は少なく、軍の学校とかでも10年近く鍛えてやっと使い物になるかならないかといわれるほどよ」
マイトは笑って誤魔化そうとしたが、アナスタシアは真剣な表情を崩すこと無く軍のパイロット養成のコストを説明する。
「マイト君、貴方は操作経験も訓練も受けていないのに、シンデレラのサポートがあったにせよ、大破寸前のシンデレラを動かしてピースベルを倒した。国からすれば貴重な人材だからそれぐらいする可能性があるわ……ごめんなさい、私を助けたせいで迷惑をかけて」
アナスタシアは涙を浮かべてマイトを抱きしめると謝罪する。
「迷惑なんかじゃない!!」
マイトは語気を強めて叫ぶ。
「僕は! アナスタシアさんをっ! シンデレラをっ! 助けたいと思ったから助けたんだ! これは僕が選んだ……僕が決めた意志なんだっ! 迷惑だなんて絶対思わないし、後悔もしていない!!」
興奮したように肩で荒い息を繰り返しながらマイトは叫ぶ。アナスタシアはマイトの豹変に驚き、両親はマイトの言葉に笑みを浮かべてうんうんと頷いていた。
「まあ、今すぐどうにかしないといけないという事態でもないだろう。マイト、今すぐに決める必要はない、父親として言えるのは後悔しないように決めろ」
「さ、ご飯食べましょう。せっかくのお料理が冷めちゃうわ」
両親の一言で夕食を再開し、マイトの進路についての話は一旦保留となった。
「僕は……どうしたら良いんだろう」
マイトは自室に戻ると明かりもつけずに窓辺から夜空を見上げ呟く。
「パイロットか……」
1年間正規の訓練をすればエースパイロットになれるくらいの才能がマイトにはあるとアナスタシアは言った。
マクレーン大佐の勧誘、アナスタシアの太鼓判、その二つの言葉を聞いてマイトはパイロットになりたいと思った。
そう、この辺境の星での退屈な平穏な暮らしから、華やかで刺激の溢れる日々へと変わるチャンスでもあるのだ。
しかし、その日々にはホワイト・スノーはいないだろう。
おそらく、マイトがパイロットになることを話しても、ホワイト・スノーはマイトと一緒に来てくれるとは言ってくれない気がするのだ。
友と栄光のどちらを取るか、今のマイトには決めきれなかった。
「少し、ホワイト・スノーと話してみようかな……」
マイトはホワイト・スノーにパイロットになることを相談してみることにした。
外出用の服に着替え、足音を忍ばせてホワイト・スノーの眠る山に向かおうとする。
「あら? こんな時間にどこ行くのかしら」
アナスタシアはマイトが偶然家を抜け出す姿を目撃していた。
「……変な事考えていなきゃ良いけど」
夕食時の会話からマイトが思い詰めて突拍子もない行動をするかもしれない。そう思ったアナスタシアはこっそりとマイトの後を追った。
「マイトか? こんな時間にどうした?」
洞窟に人が入ってきたことをセンサーが感知したホワイト・スノーが覚醒する。
そのカメラアイにはホワイト・スノーを見上げているマイトが居た。
「ホワイト・スノー、ちょっと僕の話を聞いてほしいんだ」
「なにか、あったようだな。好きにするといい」
「うん……ありがとう」
マイトはすぐに口を開かずホワイト・スノーを見上げている。ホワイト・スノーは急かすこともなくマイトが喋り始めるのを静かに待っていた。
「ホワイト・スノー、今日ね……僕、軍の人に勧誘されたんだ。僕にはパイロットの才能があるって、すごくいい話に聞こえて僕は流されかけたんだ」
「………」
マイトはマクレーン大佐からの勧誘の状況をホワイト・スノーに説明する。
「アナスタシアさんが間に入ってくれたから、そのまま流されることはなかった。でも、そのあとアナスタシアさんに教えてもらったんだ……これからは勧誘も増える、乱暴な手段で契約を迫る場所もあるって……」
ホワイト・スノーは一言も喋ること無く、マイトの話を聞いている。
「僕がどこかに所属するか、保護を受けないかぎりは今までみたいな日々は送れないっていわれたよ」
「それで、お前はどうするんだ?」
ホワイト・スノーはゆっくりとした口調でマイトに問う。
「そこなんだ……僕は、パイロットになって今までとは違う日常を送ることも憧れてる」
「ならば、そうすればいいではないか」
「でも、そうしたら、ホワイト・スノーとは会えなくなる。友達を見捨てて外に行くなんて、僕はそんなことしたくない……ねえ、ホワイト・スノー……もしも、もしもだよ、僕が、パイロットになるって決めたら……ホワイト・スノーはどう思う?」
最後の方はまるで答えを聞きたくないような小さな声でマイトはホワイト・スノーに問う。
ホワイト・スノーはすぐに答えず、二人がいる鍾乳洞は静寂に包まれた。
「どう思うも何もないな……また暗闇の中で過ごす日々が始まるだけにすぎない」
「ホワイト・スノーはそう言うと思ってた……でも違うんだ、僕は、僕が出て行ってホワイト・スノーが一人っきりになるのが嫌なんだ。ホワイト・スノーはきっと、自分は兵器だから気にしないとか言うんだと思う」
ホワイト・スノーの答えを聞いてマイトはわかっていたと言いたげな表情を浮かべる。
「でもね、僕はお前と離れたくないんだ。だから、だから、一つだけ聞きたい……」
マイトは目尻に涙を浮かべてホワイト・スノーを見つめる。そして大きく息を吸い込んでホワイト・スノーに聞いた。
「僕がパイロットになるって決めたら……ホワイト・スノーは僕と一緒に来てくれる?」
ホワイト・スノーは答えない。どんなにマイトが答えを待っていても。
「返事が……ないってことは……Noってこと?」
マイトは俯き悲しくか細い声で呟く。
「正直に言えば……私も戦場へ戻りたいという気持ちはある。兵器は兵器として駆け抜けてこそ意味があるからな。だが、私はもう戦場に戻ることはできないだろう」
「【戻らない】じゃなくて【戻れない】? ねえ、僕と一緒に行くっていうのは文句はないの?」
ホワイト・スノーの回答にマイトは顔を上げる。その目尻には涙を流したあとがあったが、その表情は期待に満ちていた。
「ああ、もちろんだ。お前とともに戦場を駆ける……それも楽しそうだ、兵器としての本懐も果たせる。だが、できないのだよ、壊れた私ではな」
「壊れてるだけなら修理してもらえばいいじゃん? そうすれば、僕と一緒に行けるんだよ?」
ホワイト・スノーは顔を左右に振る。ホワイト・スノーが動く度に機体からは不快な異音が響いた。
「それは、無理だ。私は古い機体のうえにワンオフ機だ。適合するパーツが少なく、修理には莫大な費用が掛かる。下手をすれば修理する技術すら消失している可能性もある。 お前を欲しがる組織がどのような場所でも、私の修理費を出してまで欲しいとは言わないだろう。お前に私を諦めるように言って、それで終わりだ。仮に修理したとしてもお前は私の修理費と維持費分の制限を受けるだろう」
「いや、でも、そこは僕が頑張れば……」
「無理でしょうね。機体一機を個人で運用するっていうのは大変よ。その維持費で首輪を繋がれて使い潰されるのが落ちよ」
ふいにマイトの背後から声がする。
「だれだ、貴様は」
「アナスタシアさん? なんでここに?」
ホワイト・スノーが機能しているライトを声のする方に向ければ、そこにはアナスタシアが居た。
銃とライトが十字に交差するようなポーズでマイトがいる方向に近づいていた。
マイトはアナスタシアがここにいることに驚き、ホワイト・スノーとアナスタシアを交互に見て、両方に何か言い訳しようとする。
「マイト君が夜中に抜け出すのが見えたから、後をつけてたんだけど……」
アナスタシアは鎮座するホワイト・スノーを見上げる。
「ホワイト・スノーは、僕の友達なんだ。壊れてて――」
「悪いとは思ったけど、話は聞かせてもらったわ。コンバットシェルのワンオフ機……このクラスの機体の修理と維持費を考えたら、軍隊に所属してもメリットはないわよ。自分の機体を持ち込みたいっていうことで、制限をかけられて、修理費、維持費で給料が減って、危険な任務には就かされる。今思いつく限りでも、これだけのデメリットがあるわ」
アナスタシアはホワイト・スノーを一瞥して、マイトがホワイト・スノーを所有するデメリットを説明する。
「アナスタシアといったか、お前の言うとおりだ。だから、私はマイトとともに行くことはできない。この洞窟でただ朽ちゆく時を待つだけだ」
「そんな……」
マイトは認めたくないのか首を左右に振る。
「マイト、お前が戦場に向かうというなら、私のことは忘れろ。私はここでお前が羽ばたくことを祈っておこう。機械の私が祈るというのもおかしな話だがな……」
「ホワイト・スノーと一緒じゃないなら、僕はパイロットになんかならない!  僕は、ホワイト・スノーと離れるつもりなんてないんだ!!」
マイトはホワイト・スノーに駆け寄ると洞窟に響くような大声で叫ぶ。
何度もホワイト・スノーの体を叩いて、離れたくないと泣き叫んだ。
「お前やお前の家族に危険が迫るのだろう? 私のような欠陥品を気にするな。マイト……お前は、お前の人生を歩め」
「でも、でも……」
ホワイト・スノーは諦めるように説得するが、マイトは縋るようにホワイト・スノーの体を叩く。
「……一つだけ、マイト君も、そこのホワイト・スノーも一緒にいられる方法はあるわよ」
「本当!! アナスタシアさん、その方法教えてください!」
アナスタシアの言葉を聞いてマイトは食いつく。
「いいわよ。でも、うまい話には裏がある。これを忘れちゃだめよ?」
アナスタシアは釘を指すように一白を置く。
「マイト君がホワイト・スノーと一緒にいたいっていうなら、傭兵になればいいのよ、私みたいなね」
「傭兵、ですか?」
「そう、傭兵なら自分の機体の修理に維持、全部自己責任よ。そして、その自己責任の上で自由と報酬を得る。傭兵としてなら、お金のかかる機体を維持して、生活することもできるかもしれない」
アナスタシアの説明を聞いてマイトはごくりと唾を飲み込む。
「そして、ギルドに登録さえすれば、軍といえども容易に引抜は行えなくなる。傭兵ギルドの人材に手を出すなんて喧嘩を売るようなものだからね。これで、君の身の安全は保障される」
「父さんや母さんは、どうなるの?」
アナスタシアの傭兵のメリットを聞いていてマイトは疑問に思ったことを口にする。
アナスタシアはマイトの質問を予想していたのか微笑んで説明を続ける。
「ご両親のほうもギルドに頼めば保護してもらえるわよ、もちろん有料だけどね。傭兵が万全の状態で戦えるようにあらゆるサポートを有料で請け負うのが傭兵ギルドの仕事だからお金さえ払えば安心していいわ」
「……傭兵としてなら、すべてうまくいくってことなんだね。ホワイト・スノー、これなら一緒に行けるかもしれないね」
「まて、マイト、この女が初めにうまい話には裏があると言ったことを忘れるな。傭兵という仕事には危険が付きまとう」
マイトは名案を見つけたとばかりにホワイト・スノーに駆け寄る。
だがホワイトスノーは、マイトを窘める。
「ええ、ホワイト・スノーの言うとおりよ。傭兵がうまい話だったら、軍になんか所属しないでパイロットはみんな傭兵になってるわよ」
アナスタシアはホワイト・スノーの言葉を肯定する。
「傭兵は、軍人に比べて危険度が高いわ。リスクの大きい仕事ほど報酬も大きくなる。しかも、死んだらそこでお終い」
「それが、傭兵のデメリットですか……」
「何にもとらわれずに、自由にやっていける。ただし、その代償にすべては自己責任誰も助けてくれない道よ? それでも、傭兵として、ホワイト・スノーと一緒に生きていく覚悟はある?」
アナスタシアはじっとマイトの顔を見つめる。
マイトはアナスタシアのサファイアブルーのような瞳に吸い込まれるような錯覚に陥り答えられない。
「私の前の操縦者も傭兵だった。その死に様は教えただろう」
ホワイト・スノーは墜落する前に搭乗していたパイロットの末路をマイトに説明していた。
マイトはホワイト・スノーの言葉を聞きながら考える。傭兵になれば大概の問題は片付く、だが自分一人で自己責任でやっていけるのか自信がない。
(……僕一人? いや違う、確かに自己責任だけど通信機能を使えば父さんや母さんにも相談はできる。そして、ホワイト・スノーもいる。僕はは一人じゃない……一人じゃないから、頑張れるはずだ。どうせこのままでも事態はよくならない、だったら……)
マイトはホワイト・スノーを一瞥し、アナスタシアを見つめ返し口を開く。
「僕は、僕は傭兵になります……」
「辛い生き方よ? 万年金欠で死んじゃう傭兵もいる。胸を張って誇れるような仕事でもないそれでもいいのかしら?」
「どんなに迷ったって事態はよくならないんですよ? だったら、僕は自分で満足できる選択をします。もちろん、後で後悔するかもしれない……」
マイトはホワイト・スノーを見上げる。
「だけど、今この瞬間は、僕は自分で、自分自身の意思で傭兵として生きていくことを決めたんだ! ホワイト・スノー、僕と一緒に、一緒に傭兵としてやっていこう!」
マイトはホワイト・スノーに向かって宣言する。
ホワイト・スノーはしばらくマイトを見つめ続ける。
「マイト……お前は馬鹿だ……―――後悔するなよ?」
「当たり前だよ! 世界中の人が僕の名前を知っているぐらいの傭兵になってやる!!」
ホワイト・スノーの承諾にマイトは喜ぶ。アナスタシアはマイトとホワイト・スノーの姿を見つめていた。
「いいだろうマイト、私はお前が後悔せず、誇りを胸に戦い続ける限り、お前の最強の剣として、最速の翼として、戦い続けてやる。だから、私とお前が組むことで不可能はないと世間に知らしめてやれ、マイト、貴様が最強の傭兵なら、私は最強の機体として、この名を世に知らしめよう」
「うん、僕とホワイト・スノーで絶対にやり遂げるんだ!!」
「ふふ、世界最強の傭兵ってまた大きく出たわねー」
「アナスタシアさんに言われると、ちょっと恥ずかしいけど 夢は大きいほうがいいんだ」
アナスタシアは拍手をしながらマイトに微笑む。
マイトははにかみながらも、しっかりと自分の意志をアナスタシアにも伝えた。
「そうね、夢は大きいほうがいいわそれに、いまのマイト君、かっこよかったわよ」
「かっ、からかわないでください」
マイトは顔を真赤にしてアナスタシアから視線をそらす。
「さてと、傭兵になる決意をしたマイト君に相談なんだけどぉ……」
「んなっ!? なっ……なんですか!?」
アナスタシアはマイトの耳元に顔を寄せると甘ったるい声で囁く。
女性とのスキンシップに慣れていないマイトは火がついたような真っ赤な顔で慌ててアナスタシアから距離を取る。
「傭兵をやるなら、私と組まないかしら?」
「へ?」
「貴様、まさか最初からそのつもりでマイトに傭兵を勧めたのではないだろうな?」
アナスタシアの提案にマイトはマヌケな声で聞き返し、ホワイト・スノーは咎めるような口調でアナスタシアを見る。
「傭兵としての道は最初から教えるつもりではあったわ。ただ、本当はもう少しこっちの世界のことを教えてから選択肢の一つとして提示するつもりだったのよ。ここでの会話を聞いて、せっかくだから教えただけよ、悪気とか打算はないわよ」
「えーと、なんで僕を誘うんですか?」
マイトはとりあえずアナスタシアとホワイト・スノーに言われたように話の裏を読もうと努力する。
「いや、今朝シンデレラと話してたらね、シンデレラがマイト君のこと、かなり気に入ったみたいでね。もしもマイト君がパイロットになるつもりなら一緒に働きたいっていうのよ」
「シンデレラ?」
「シンデレラが……」
マイトを誘う理由をアナスタシアは説明する。シンデレラという名前を聞いてホワイト・スノーが何か思うことがあるのか反応する。
「私としても、優秀で素直なマイト君みたいな子ならパートナーにしたいなーと思ったの。本当はさっきも言ったけどもっと後に勧誘する予定だったんだけどね」
アナスタシアはマイトに顔を近づけて軽くウィンクする。
「まあ、今すぐにってわけじゃないけど考えててほしいな。もし私と一緒に組んでくれるなら基礎的な訓練とか、当面の生活とかは手伝ってあげるから」
「ええっと、僕は傭兵になるのは決めたけどまだ、ホワイト・スノーの修理もできないし、どうすることもできないんですけど」
マイトは申し訳なさそうにいう。
アナスタシアは指を顎に当てて何か考える仕草をする。
「んー、もしも私と組んでくれるなら、マイト君の訓練が終わり次第、その子の修理をするわ。修理費は私が立て替えて、マイト君が働いて返す当分はお仕事の毎日になるけど、どう?」
「凄い破格の条件ですけどいいんですか?」
マイトは遠慮がちにアナスタシアに問う。アナスタシアは笑みを浮かべながら一度頷くと口を開く。
「君は命の恩人だし、これくらいはしてあげるわよ。まあ、返事は私の療養中にお願いね」
「わかりました。まずは父さんたちに傭兵になることを話します。たぶん怒られるだろうけど、頑張って説得して見せるから!」
「私もギルドの説明とかは手伝ってあげるから、頑張って認めてもらいなさい」
マイトは激怒する両親の姿を思い浮かべて憂鬱になる。
アナスタシアが応援してくれるがマイトの表情は晴れない。
「ありがとうです。……ところでホワイト・スノーはなんで急に黙ったの?」
「いや、少し気になることが……シンデレラ……まさかな……」
「あいかわらずホワイト・スノーは変な奴だね~」
こうして二人と一機は洞窟内で夜を明かした。
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