ファンタジー作品に使えるかもしれないふわっとした中世ネタ
公証人って?
公証人とは契約などが正当であることを保証、証明、承認する公務員です。
中世世界では主に大市の商取引、国家間の外交取引、法律の記録など書記官、記録官の役職も賄っていました。
公証人になるにはかなりの知識が必要です。まず多数の言語の読み書き、ローマ法と呼ばれる法律の熟知、各領地で取り決められた法律の熟知、そしてティロ書法と呼ばれる速記法も必要だったとか。
公証人はその高い法律知識からどんな社会でも高優遇されていたそうです。
なにせ、中世世界は下手すると読み書きできるだけでインテリ層と呼ばれていた時代です。
更にローマ法やその土地の法律を熟知しているとなればインテリ層のトップエリート扱いだと思います。
ただ、この公証人は不遇だった時代もあります。
西ローマ帝国の崩壊とともにローマ法が一時期失われ、12世紀に再発見されるまでは慣習法や決闘裁判、神明裁判が横行し公証人の出る幕がなかったそうです。
          
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