ファンタジー作品に使えるかもしれないふわっとした中世ネタ
ギルド職人の暮らしって?
ギルドに所属する職人達はどんな暮らしをしていたのか?
ギルド所属の職人達はギルドの親方の住居兼店舗に住み込みでした。
鍛冶屋など専門設備などが必要な職人は住居と別れた専門施設で作業を行っていたようです。
ギルドに所属した見習い職人はまず親方に雇われて住み込みします。
住み込み期間中は徒弟と呼ばれ、生活を保証する代わりに給料なし、親方によっては徒弟の親から授業料を徴収したりしたそうです。
最初のうちは作業に携わることはなく、親方の奥さんと一緒に子守や家事手伝い、先輩の住み込み職人の食事の世話など雑用が主な業務です。
職人の仕事は自分で時間を作って自発的に学ぶか、親方が指導するかの二択だったようです。
住み込み期間は約3~5年ほどで、5年修行すれば職人として扱われたそうです(業種によっては10年以上もあり)
職人になれば賃金が発生しましたが、独立や引き抜き防止のために独身の強要、雇用期間の短縮や親方昇進試験の妨害など色々トラブルはあったようです。
男尊女卑の強い中世世界でしたが、女性の職人も存在しました。
帽子、金糸、刺繍、絹織物など被服関連には女性職人が多かったそうです。
職人の作業時間は夜明けから日没まで、夜間の作業は燃料代節約のために禁止されてるギルドが多かったようです。
またギルドによっては長時間の労働時間は質の低下、商品の供給過多を招くために徹底して制限した事もあったようです。
休日は土曜日の正午からの半休と日曜日の安息日、祝祭日や所属するギルドの行事やミサの日も休日と扱われたそうです。
          
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