ファンタジー作品に使えるかもしれないふわっとした中世ネタ
都市の施設って?
中世ヨーロッパは常に争いの時代とも言えました。
中世初期は異民族の流入、ローマ帝国の崩壊、動乱を乗り越えたカロリング朝時代の後でも安全とは言い切れませんでした。
領主の小競り合い、野盗の略奪、狼の襲撃など沢山の危険がありました。
多くの都市は城壁に囲まれ、巨大な門は襲撃者を阻みました。
この城門は安全面から数は少なく夜はよほどのことがない限り開けられることはありませんでした。
城壁は街が手狭になると城壁を破壊して拡張したり、第二城壁を最初の城壁の外周部に作って拡張していきました。
都市中心部にある教会や市庁舎は集会所や避難所、牢獄として機能していました。
中央広場には屋根のある中央市場、処刑場などが設置され、人々で大いに賑わっていたそうです。
中央広場から放射状に街路が伸び、街路が交差する場所に小広場が作られそこに小さな教会や修道院が設けられました。
この小広場の教会エリアが小教区として扱われることもあったそうです。
教会を立てる理由の一つが中央広場の鐘楼の鐘がなると連動するように鐘を鳴らして都市の隅々まで鐘の音を広めまる為でした。
こういった広場に水汲み場や井戸が設置されました。
水汲み場や井戸にはライオンの彫刻やガーゴイルの石像が設置されていました。
これは悪魔や病気が来ないようにと言う魔除けの意味と子供が水汲み場で遊んで溺れないようにわざと怖い像を設置したそうです。
都市は地区ごとに住民や職人を区分けしており、職人通りといったように通りの特色となっています。
町外れには墓地や貧民窟がありました。
交易都市や安全性の高い都市の場合、外壁外に都市市民希望者や難民が作った衛星区やスラムなどが生まれることもあったようです。
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