ファンタジー作品に使えるかもしれないふわっとした中世ネタ
農業スケジュールって?
今回は農村の農業スケジュール。
農村の農業は現代の2月末から3月にかけて犂入れから始まります。
農民達は犂に十字架をかけて、吉日を選んで一斉に作業しました。
種蒔も神聖な儀式と扱い、祈りの言葉を唱えながら最初の種子を十字架の形になるように畑に蒔いていたそうです。
春蒔きの農作物の収穫の季節は7月から8月にかけてで
、中世初期は小型の鎌で、ペストで人口が減少した中世後期は牧草用の大型の鎌(死神が持つ鎌みたいなもの)で一気に刈り入れた。
刈り入れられた穀物は殻竿で打って脱穀を行います。
刈り入れ時にも様々な儀式が行われ、それが済めば盛大な収穫祭が開かれました。
9月には果樹園の果実採取、10月から11月にかけて秋蒔きの穀物を植えたり、地域によってはぶどう酒の仕込みや麻打ちを行っていたそうです。
冬の寒さが厳しくなる12月には肥育した家畜を来年度の繁殖分だけ確保して残りを屠りソーセージや塩漬けに加工して春までの蓄えとします。
12月から1月にかけてはクリスマスやイエス御公現の日など賑やかな祭りが続きます。
祭日も一段落した2月は少ない食料でやりくりしながら四旬節の断食に耐え、復活祭と春迎えを待ったと言われています。
          
「エッセイ」の人気作品
書籍化作品
-
-
2
-
-
969
-
-
3395
-
-
440
-
-
3
-
-
124
-
-
127
-
-
75
-
-
157
コメント