ファンタジー作品に使えるかもしれないふわっとした中世ネタ
農村の人々って?
農村に暮らす人々は大半が農民ですが、農民では賄えない技術や専門職を行う人々も暮らしていました。
農民にも幾つかの階層があり、自分で土地を所有し領主からの週賦役(週に3日前後領主の直営地で農作業を行う。基本無給で食事が出るぐらい)を負う義務がありませんでした。盗賊などから保護して貰うために納税はしていたようです。
週賦役を課せられる小作人、土地所有者の支配下で農作業を行う農奴、土地を相続できない農民の次男以下の子供達が金銭と引き換えに働く労働者がいました。
農村労働者の中には外部から雇われた牧人(羊飼いなど)もいます。
牧人は期間限定で雇われ、長期の放牧が必要な家畜を率いて放浪生活を送っていたようです。
農村には村長が居ますが、基本は世襲制です。新たに村を作った場合は領主が任命、村人たちによる選挙で選出されることもありました。
また領主の館で暮らす代官やその下で働く役人も農村の住人として数えられていたようです。
農民以外の職業住人といえば酒場の主です。酒場を開くには領主に酒類売買権を許可して貰う必要がありました。
農民の監視役であり、雑貨屋、宿屋も兼業していることが多かったそうです。
粉挽き、パン屋といった職業住人は村には必要でしたが農民からは忌み嫌われていました。
というのも領主が水車小屋やパン窯を必ず使うようにと強制したため、粉挽きやパン職人は領主の犬と思い込まれ信用されませんでした。
鍛冶屋や大工は技術職として農村だけでなく領主からも特別扱いを受けることがあったようです。
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