BLOOD HERO'S
episode4 #8「炎美VSフィリナ、再戦!」
 廃墟に着くと炎美はすぐに中に入って行った。中には男達の死体は無く血痕だけが残っていた。
 何故ココに戻ってきたのか炎美自身にも分からなかった。あえて理由をあげるのならなんとなく彼女がココに来るんじゃないかと思ったからだ。
 「俺はまだまだ弱い!だからあの人に…」
 「稽古でもつけて欲しいのかしら?」
 炎美が言いきる前に後ろから女の声が炎美の代弁をするかの如く割って入ってきた。そこには、フィリナの姿があった。
 「悪いけど、お断りよ!人の面倒を見るのなんかもうたくさんよ!」
 その口ぶりから昔は人に教えていたのだと炎美は悟った。しかし炎美はフィリナの方を見つめ考えていた。
 (何故そこまで嫌がっているのかは分からない。けど、彼女から何か学べれば…)
 「奮い立て、我が血闘よ!」
 すると炎美は突然、黒龍刃を出し攻撃態勢に入った。
 「ったく、人の意見は無視かしら?」
 フィリナはそう言うと Bl:SEEDを取り出し口に入れた。
 「奮い立て、我が血闘よ!」
 判怒羅を出したフィリナも迎え討つ態勢に入っていた。
 「今度こそ死んでも文句はなしよ」
 「ああ、死ぬ気は毛頭にないけど…いくぞ!」
 炎美は姿勢を低くし黒龍刃を後ろに構え一気に跳び出した。
「判怒羅乃十式・影縛」
 戦闘開始早々、炎美がやられた影縛を唱えるフィリナ。判怒羅は地面を這い炎美に向かっていく。だが炎美は臆せずフィリナに突っ込んで行った。
 「飛炎・焔!」
 炎美はフィリナに向かって焔を放った。
 「くっ!」
 判怒羅が離れているフィリナは完全に不意を突かれてしまい無防備な状態だった。しかし間一髪回避するフィリナ。
 「戻りなさい、判怒羅!」
 急いで判怒羅を戻すフィリナ。だが炎美の放った焔が地面に当たり周りには煙が立ち込めていた。周囲を警戒するフィリナは判怒羅を背後に置き完全防御態勢に入っていた。
 「はあーー!!」
 炎美の叫び声と同時に前方から黒い影が見えた。
 「そこよ、判怒…」
 判怒羅に指示を出そうとした時だった。後ろからも黒い影が見えたのだ。
 (1つはフェイクね。でも無駄よ!)
 「判怒羅!」
 しかし冷静に考え背後を指差すと判怒羅は後ろの影に向かって攻撃した。だが判怒羅の攻撃には手応えは感じられなかった。
 「…なら、そこ!」
 フィリナは短刀を2本取り出し投げ様とした瞬間だった。
「炎光・火花!」
 すると炎美は黒龍刃をフィリナの目の前に振ると火花のように一瞬、激しい光が発生した。フィリナは思わず無意識に目を閉じた。
 (くっ、目眩しか!?)
 目を閉じてる上、判怒羅との距離が離れている為、又しても無防備状態になった。炎美はそのまま突っ込んでいった。
 「もらった!」
 何故ココに戻ってきたのか炎美自身にも分からなかった。あえて理由をあげるのならなんとなく彼女がココに来るんじゃないかと思ったからだ。
 「俺はまだまだ弱い!だからあの人に…」
 「稽古でもつけて欲しいのかしら?」
 炎美が言いきる前に後ろから女の声が炎美の代弁をするかの如く割って入ってきた。そこには、フィリナの姿があった。
 「悪いけど、お断りよ!人の面倒を見るのなんかもうたくさんよ!」
 その口ぶりから昔は人に教えていたのだと炎美は悟った。しかし炎美はフィリナの方を見つめ考えていた。
 (何故そこまで嫌がっているのかは分からない。けど、彼女から何か学べれば…)
 「奮い立て、我が血闘よ!」
 すると炎美は突然、黒龍刃を出し攻撃態勢に入った。
 「ったく、人の意見は無視かしら?」
 フィリナはそう言うと Bl:SEEDを取り出し口に入れた。
 「奮い立て、我が血闘よ!」
 判怒羅を出したフィリナも迎え討つ態勢に入っていた。
 「今度こそ死んでも文句はなしよ」
 「ああ、死ぬ気は毛頭にないけど…いくぞ!」
 炎美は姿勢を低くし黒龍刃を後ろに構え一気に跳び出した。
「判怒羅乃十式・影縛」
 戦闘開始早々、炎美がやられた影縛を唱えるフィリナ。判怒羅は地面を這い炎美に向かっていく。だが炎美は臆せずフィリナに突っ込んで行った。
 「飛炎・焔!」
 炎美はフィリナに向かって焔を放った。
 「くっ!」
 判怒羅が離れているフィリナは完全に不意を突かれてしまい無防備な状態だった。しかし間一髪回避するフィリナ。
 「戻りなさい、判怒羅!」
 急いで判怒羅を戻すフィリナ。だが炎美の放った焔が地面に当たり周りには煙が立ち込めていた。周囲を警戒するフィリナは判怒羅を背後に置き完全防御態勢に入っていた。
 「はあーー!!」
 炎美の叫び声と同時に前方から黒い影が見えた。
 「そこよ、判怒…」
 判怒羅に指示を出そうとした時だった。後ろからも黒い影が見えたのだ。
 (1つはフェイクね。でも無駄よ!)
 「判怒羅!」
 しかし冷静に考え背後を指差すと判怒羅は後ろの影に向かって攻撃した。だが判怒羅の攻撃には手応えは感じられなかった。
 「…なら、そこ!」
 フィリナは短刀を2本取り出し投げ様とした瞬間だった。
「炎光・火花!」
 すると炎美は黒龍刃をフィリナの目の前に振ると火花のように一瞬、激しい光が発生した。フィリナは思わず無意識に目を閉じた。
 (くっ、目眩しか!?)
 目を閉じてる上、判怒羅との距離が離れている為、又しても無防備状態になった。炎美はそのまま突っ込んでいった。
 「もらった!」
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