BLOOD HERO'S
episode4 #5「助っ人、登場!」
 「ストーープッ!!」
 すると入り口の方から女性の声が聞こえた。少女は入り口の方を向き、炎美も苦痛の顔しながら入り口の方を見た。
 「柑…菜…?」
 入り口の前には柑菜が鬼蜂を出した状態で立っていた。
 「2人共そこまで!早く離れて!」
 「どういうつもりかしらあなた?まさかとは思うけど、邪魔立てする気?」
 柑菜の忠告に反論する少女。少女の顔はどことなくムスッとした表情が出ていた。
 「どうもこうもじゃなくて、そいつは私達の仲間だから!」
 「…仲間?」
 ---柑菜は少女に事情を説明した。少女は相変わらずムスッとした表情をしているがとりあえず判怒羅を収めてくれた。
 「ガハッ、ガハッ…!」
 一気に体が解放され咳き込む炎美。体はまだジンジンと痺れていて立ち上がることが出来なかった。
 「もうフィリナってば、遠征から帰って来たと思ったらスグ問題起こすんだからー!」
 「勘違いしないで頂戴!このクズ共を社会から抹消しただけよ!社会にとってはこういうクズが生きてること自体が問題だわ!」
 「その発想も問題なんですけど…」
 相変わらず毒舌を吐く少女に溜め息が出る柑菜。
 「と・に・か・く!1度本部に戻って。局長命令だから!」
 「…私がアイツの命令を聞く義理は無いハズだけど…まあ、いいわ。もう疲れたから帰るわ」
 そう言い残すと廃墟から立ち去ろうとした。しかし数歩歩くとピタッと立ち止まった。
 「あなた、思っていた程強くないわね」
 「!!」
 その一言に炎美はショックを受けていた。小さい子に言われたからではなくそれが事実だったからだ。
 「そこの小娘の方がまだマシな方ね」
 「小娘って…」
 柑菜の方が年上のハズなのに小娘扱いする少女はその場を後にしたのだった。
 ---「立てる?」
 少女が去って少し経つと柑菜が手を差し伸べてきた。
 「あ、ああ…」
 炎美は差し伸べられた手をとり立ち上がった。もう体の痺れもなくなってきていた。
 「ありがとう!それよりどうやってここに?」
 炎美はスーツに付いたホコリを払いながら柑菜に問いかけた。
 「なんか廃墟に変な連中が女の子を連れ去っていったって聞いたからまさかと思って来たんだけど、アンタまで巻き込まれてるとは思ってなかったけどね…」
 「そっか…、助けてくれてありがとう」
 炎美は柑菜に頭を下げ感謝の言葉を述べた。
 「別にいいわよ。それより局長からアンタも一回戻ってきなさいって!」
 「えっ?俺?」
 そう言うと自分自身を指差し、柑菜に聞き返した炎美。
 「そうよ!とりあえず早く戻ってね」
 「…分かった」
 そう言うと炎美はその場を後にし本部に帰って行った。
 すると入り口の方から女性の声が聞こえた。少女は入り口の方を向き、炎美も苦痛の顔しながら入り口の方を見た。
 「柑…菜…?」
 入り口の前には柑菜が鬼蜂を出した状態で立っていた。
 「2人共そこまで!早く離れて!」
 「どういうつもりかしらあなた?まさかとは思うけど、邪魔立てする気?」
 柑菜の忠告に反論する少女。少女の顔はどことなくムスッとした表情が出ていた。
 「どうもこうもじゃなくて、そいつは私達の仲間だから!」
 「…仲間?」
 ---柑菜は少女に事情を説明した。少女は相変わらずムスッとした表情をしているがとりあえず判怒羅を収めてくれた。
 「ガハッ、ガハッ…!」
 一気に体が解放され咳き込む炎美。体はまだジンジンと痺れていて立ち上がることが出来なかった。
 「もうフィリナってば、遠征から帰って来たと思ったらスグ問題起こすんだからー!」
 「勘違いしないで頂戴!このクズ共を社会から抹消しただけよ!社会にとってはこういうクズが生きてること自体が問題だわ!」
 「その発想も問題なんですけど…」
 相変わらず毒舌を吐く少女に溜め息が出る柑菜。
 「と・に・か・く!1度本部に戻って。局長命令だから!」
 「…私がアイツの命令を聞く義理は無いハズだけど…まあ、いいわ。もう疲れたから帰るわ」
 そう言い残すと廃墟から立ち去ろうとした。しかし数歩歩くとピタッと立ち止まった。
 「あなた、思っていた程強くないわね」
 「!!」
 その一言に炎美はショックを受けていた。小さい子に言われたからではなくそれが事実だったからだ。
 「そこの小娘の方がまだマシな方ね」
 「小娘って…」
 柑菜の方が年上のハズなのに小娘扱いする少女はその場を後にしたのだった。
 ---「立てる?」
 少女が去って少し経つと柑菜が手を差し伸べてきた。
 「あ、ああ…」
 炎美は差し伸べられた手をとり立ち上がった。もう体の痺れもなくなってきていた。
 「ありがとう!それよりどうやってここに?」
 炎美はスーツに付いたホコリを払いながら柑菜に問いかけた。
 「なんか廃墟に変な連中が女の子を連れ去っていったって聞いたからまさかと思って来たんだけど、アンタまで巻き込まれてるとは思ってなかったけどね…」
 「そっか…、助けてくれてありがとう」
 炎美は柑菜に頭を下げ感謝の言葉を述べた。
 「別にいいわよ。それより局長からアンタも一回戻ってきなさいって!」
 「えっ?俺?」
 そう言うと自分自身を指差し、柑菜に聞き返した炎美。
 「そうよ!とりあえず早く戻ってね」
 「…分かった」
 そう言うと炎美はその場を後にし本部に帰って行った。
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