男子高校生5人が本気で彼女を作ろうと努力してみる!
17話 緊急会議 前編
「ええと……皆様に御集まりして貰ったのは他ではありません。
こんなクソ暑い夏休みだというのにこの小さなアジトにエアコンがついていると言えど、集まって下さりありがとうございます。
はい、ではっ本題に入りたいと思います。
実は、あの合コンに参加した女は全員クソビッチ野郎だったということが判明しました。
本当にビッチ野郎はクソ野郎だと思います。
えぇーっと、そして俺達は今、絶体絶命の場所にいます!
さて、今からどうするべきか考えて行こうではありませんか!?」
お前はどこかの市議会議員の立候補者かよ。
そんなことを心の中で思いながら、緊急会議が始まった。
夏休みの補習が終わり、俺達五人はアジトへと足を運んでいた。皆の顔はCの話以降、真っ青になっている。
そしてDに関しては泣き出す有様だ。
要するに俺達五人の状況は最低最悪だったということなのだ。だって他校の奴等は全員敵かもしれないってことだぜ。ク○ーズでもこんなの見たことねぇーよ。
皆の顔が次第に暗くなっていく。
「やられる前にやれ! もうこれしかねぇーよ!」
Aは指をポキポキと鳴らしながら言った。
勿論顔は恐怖に怯えている。
「いや、無理だ。A。奴等の数が多すぎる。それにな、俺達五人は何故か知らねぇーけど無理矢理、あの女子4人をカラオケボックスに連れ込んだみたいになってんだよ」
Cが淡々と言った。
もう自分は制裁を受けているので二度目は無いと思っているらしく、ドヤっている。
「はぁー??」
これは俺もびっくりだった。
フ○ーザ様の戦闘力を初めて知った時ぐらいびっくりした。
「いや、何故かそうなってんだよ! だからこうして俺がボコボコにされてるわけだ」
痛そうな仕草をしているが、薄っすらとニヤけるその姿がうざい。
「ちょっ……おい。それじゃあ、終わりじゃんかよ」
Bが頭をポリポリとかく。
残念だったな、B。お前のそのイケメン顔も終わりだな。
「ふふふふふふふふふふふふふふふ」
Dが不気味に笑い始める。
こいつはアジトに来る前から色々とおかしかった。
「おい! D! 不気味な笑い声出すな!」
そうなのだ。Cの話以降、DはいつものDでは無い。
何かに取り憑かれたかのように頭がおかしくなっていた。
「あのね、僕ね。色々と考えたんだ」
「う、うん……」
さっきまで甲高い声で笑っていたのに暗いテンションになるというのは怖いものだ。
よしっ、続けていいぞ。
「あのさ、あのクソビッチとのラインとかを彼氏にみせるのはどうかな? 僕とあのクソビッチの会話……結構えぐいんだ」
ニヤリとDが笑う。
その姿は悪魔みたいだ。
「後からでいいから見せてくれ。良い武器になりそうだ」
「いや、それは無理だな、N。スマホの履歴はメッセージ削除ができる。だから、偽装したと思われる可能性がある」
「いや、それは無いな。B。それなら女の方のメッセージも見せろってなって。誤解は解けるだろ」
「確かに誤解は解けるかもしれない。だけど俺達がカラオケに行った事実は消えないだろ」
「ってかさ、お前ら馬鹿かよ。Cは何故か敵に見つかってボコボコにされたけど、他の奴等の顔がバレているわけじゃねえーだろ」
Aにしてはまともな意見だった。
言われてみれば、そうである。
「確かに……そうだな。A、俺はお前のことをアフロ筋肉馬鹿野郎と思っていたが、たまには役に立つな」
BがAの肩を叩く。
「まぁ、流石、俺ちゃんって感じだぜ。まぁまぁ、困った時は頼りなさい。この天才アフロ探偵筋肉馬鹿に」
「略して、アフロ馬鹿。悪くないな」
「おぉーいいな。それ! 刑事みたいでかっこいいな。それ!」
やはりAは馬鹿だった。
こいつの頭の中にAIを埋め込んで、学習させたい。
こんなクソ暑い夏休みだというのにこの小さなアジトにエアコンがついていると言えど、集まって下さりありがとうございます。
はい、ではっ本題に入りたいと思います。
実は、あの合コンに参加した女は全員クソビッチ野郎だったということが判明しました。
本当にビッチ野郎はクソ野郎だと思います。
えぇーっと、そして俺達は今、絶体絶命の場所にいます!
さて、今からどうするべきか考えて行こうではありませんか!?」
お前はどこかの市議会議員の立候補者かよ。
そんなことを心の中で思いながら、緊急会議が始まった。
夏休みの補習が終わり、俺達五人はアジトへと足を運んでいた。皆の顔はCの話以降、真っ青になっている。
そしてDに関しては泣き出す有様だ。
要するに俺達五人の状況は最低最悪だったということなのだ。だって他校の奴等は全員敵かもしれないってことだぜ。ク○ーズでもこんなの見たことねぇーよ。
皆の顔が次第に暗くなっていく。
「やられる前にやれ! もうこれしかねぇーよ!」
Aは指をポキポキと鳴らしながら言った。
勿論顔は恐怖に怯えている。
「いや、無理だ。A。奴等の数が多すぎる。それにな、俺達五人は何故か知らねぇーけど無理矢理、あの女子4人をカラオケボックスに連れ込んだみたいになってんだよ」
Cが淡々と言った。
もう自分は制裁を受けているので二度目は無いと思っているらしく、ドヤっている。
「はぁー??」
これは俺もびっくりだった。
フ○ーザ様の戦闘力を初めて知った時ぐらいびっくりした。
「いや、何故かそうなってんだよ! だからこうして俺がボコボコにされてるわけだ」
痛そうな仕草をしているが、薄っすらとニヤけるその姿がうざい。
「ちょっ……おい。それじゃあ、終わりじゃんかよ」
Bが頭をポリポリとかく。
残念だったな、B。お前のそのイケメン顔も終わりだな。
「ふふふふふふふふふふふふふふふ」
Dが不気味に笑い始める。
こいつはアジトに来る前から色々とおかしかった。
「おい! D! 不気味な笑い声出すな!」
そうなのだ。Cの話以降、DはいつものDでは無い。
何かに取り憑かれたかのように頭がおかしくなっていた。
「あのね、僕ね。色々と考えたんだ」
「う、うん……」
さっきまで甲高い声で笑っていたのに暗いテンションになるというのは怖いものだ。
よしっ、続けていいぞ。
「あのさ、あのクソビッチとのラインとかを彼氏にみせるのはどうかな? 僕とあのクソビッチの会話……結構えぐいんだ」
ニヤリとDが笑う。
その姿は悪魔みたいだ。
「後からでいいから見せてくれ。良い武器になりそうだ」
「いや、それは無理だな、N。スマホの履歴はメッセージ削除ができる。だから、偽装したと思われる可能性がある」
「いや、それは無いな。B。それなら女の方のメッセージも見せろってなって。誤解は解けるだろ」
「確かに誤解は解けるかもしれない。だけど俺達がカラオケに行った事実は消えないだろ」
「ってかさ、お前ら馬鹿かよ。Cは何故か敵に見つかってボコボコにされたけど、他の奴等の顔がバレているわけじゃねえーだろ」
Aにしてはまともな意見だった。
言われてみれば、そうである。
「確かに……そうだな。A、俺はお前のことをアフロ筋肉馬鹿野郎と思っていたが、たまには役に立つな」
BがAの肩を叩く。
「まぁ、流石、俺ちゃんって感じだぜ。まぁまぁ、困った時は頼りなさい。この天才アフロ探偵筋肉馬鹿に」
「略して、アフロ馬鹿。悪くないな」
「おぉーいいな。それ! 刑事みたいでかっこいいな。それ!」
やはりAは馬鹿だった。
こいつの頭の中にAIを埋め込んで、学習させたい。
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