異世界転移!~俺は金(マネー)で強くなる!~
十五話:マネー男と厳しい(建前)楽勝(本音)修行
「健樹君貴方……マネーを使って戦っていたわよね? 意識は薄れていたけれどぎりぎり見えていたわ。ただし一瞬だけだけれどね」
「かっこよかった……ワタシあんな戦い方、してみたい」
「そうですね、マイマスターが言うならそうですよね」
「そうか、よ……ハッ、ハア……うえぇ……ちょっと休憩とかねえのかよ」
———ここで、現在状況を説明しよう。
帰ってきてからルーフェに褒められ続けてラフェエニルとルーフェ、俺とレージストで部屋を分けて眠りについた。
稼ぐぞとか言ったくせに翌朝はこんな状態だ。
言い出したのはラフェエニル。俺が活躍したから活躍したマネーを使って自由自在に使えるように訓練をしているのだ。
健樹
二十二歳
独身
称号:異世界人/金のベテラン操り師
魔力:120760(₊120600)
速度:120712(₊120600)
体力:120703(₊120600)
攻撃力:120706(₊120600)
防御力:1210707(₊120600)
属性:火₊5/水
スキル:マネー・チェンジ—S/マネー・買-S/マネー・売—S/鑑定不可能LV5-F/スキル転写LV5—F/鑑定LV80-S/慧眼LV52-C/行動封印LV20-E/金操師LV100—S
所有マネー:2000
今のステータスはこうなっている。慧眼のおかげでもっと詳しく見ることができている。見てなかったけど防御力が大変なことになっている。
百二十一万七百七……だから攻撃受けても死ななかったのか。
レアなスキルの分熟練度は上げにくかった。レベルによるランクの差もあった。
そしてルーフェから凄い凄い言われて嫉妬したラフェエニルが俺を修行に連れ出して最初に戻る。嫉妬していたのかいないのかはわからんが。
何故かルーフェとレージストも参戦してきて肩で息をしている。
幸い格外れな防御力のおかげでかすり傷ひとつ負っていない。徐々にマネーの扱いもうまくなっているのは称号とスキルのおかげもあるだろう。
そして俺の金パワーだ、どうだ文句あるか!?
「金操師発動しすぎて金の操り師から称号が金のベテラン操り師になっちまったよ! 嬉しいけどこんな状態なんて嫌だぁああ!!」
俺の憧れ、勇者パーティで活躍して土壇場で称号やスキルを進化させるというテンプレート。それはかなわなかった!
まあ肩で息してるとか言ってるけど相手弱いから楽勝(真顔)。
「私達の、おかげじゃないの!!」
「え? ちゃうだろ、俺の努力!! 金操師!!」
マネードール三百回掛けー(笑)
ちなみに本当に俺は三百回掛けすることができる。先ほどまでしていたため今もう一度発動する必要はなかった。
まあかっこつけたくて発動したかっただけなんだ。
「ラフェエニル、肩で息してる……情けない……戦ってるのに……」
「悪かったわね! 私はこの中でも一番弱いのよ、少しは見栄を張らせなさいよ!」
「おー徐々にディスられ始める女神、ナイスルーフェ」
ディスるという単語を聞いた瞬間ラフェエニルの中の何かが切れたようで全力攻撃をしてくるのだが俺の神防御力の前ではまるで効かない。
上から振り下ろされようとしているレージストの死神の鎌の方がいい気がする。
「まあ気付かれた時点で駄目だけどな。俺最初は負けてたけど今勝ってるってさぁ、やっぱり才能だよな? な? ラフェエニル?」
「チートに言われても全然何も感情は沸いてこないわよ」
じゃあさっきの感情爆発は何だったんだ、と言ってやりたい。
「私の魔力はもう尽きたわ。丸々午前中ずっと対戦していたじゃない。もう少しで一時だからご飯を作ってくるわね」
「おい抜け駆けずるいぞ! ルーフェ、レージスト、俺らも引き上げようぜ」
「ん」
「了解しました、第二のマイマスター」
おうレージスト、お前にはいろいろと突っ込みたいことがある。
しかし今は空腹や疲れというものが邪魔しているので部屋に帰って布団に寝そべる。
考えているのは地球に居たときの俺の人生だった。
レージストとルーフェは楽しそう? に談笑しているが俺が考えている事実は楽しい事ではない。
厳しい(建前)楽勝(本音)修行、か。
先程の修行を名付けるなら俺はそうするだろう。その単語が思い浮かんだ理由は、地球ではその逆が毎日起きているからだ。
楽勝(建前)厳しい、死にたい(本音)金は裏切らない(本音)
―――おっと関係ないものも混ざってしまった。
「まあ今の生活があれば関係ないか。ちょっとルーフェ、レージスト俺も混ぜてくれよ。ボッチは哀しいぜマジで」
「ケンキ……話残酷……いい?」
残酷な話? 聞きすぎて耳がタコになりそうなくらいだ。ピーがピーを刺してピーしてピーを取り出して潰すとか良く聞いていた。
何せ俺のヤンデレ幼馴染は内臓愛&殺人事件愛だからな……。
俺は頷いておく。
「目つぶし……効果的な方法……どうやる?」
「どうですかねぇ、僕の場合……人差し指と中指を使って刺しますね……どちらにしろ楽にはしません……」
「おう、俺の場合刃物で突き刺す」
返事をした驚きより話についていけているという驚きでルーフェとレージストがこちらを見て固まっている。まあ想定もつかないだろう……俺も残酷系だ。
刃物で突き刺すというのはまだオブラートに包んでいたくらいだ。
「でもそれ……やられた……刃物突き刺して……ぐりぐりされた……」
「ひぇえ……俺でもさすがにそんなのはねえわ。耐えてこれたルーフェに尊敬する以外何も言うことがないな」
「僕も尊敬してますよ……僕もされたことありますけどね……」
この二人に俺は苦笑いをするしかなかった。言うだけではなくされるという苦しみを俺は知らない……いや知ってるかもしれない。
しばらく談笑(残酷)した後ドアが開かれてラフェエニルが笑顔で俺達を引きずり出した。
―――ああ、昼食の時間だ。愛しのご飯とマネー……。
「かっこよかった……ワタシあんな戦い方、してみたい」
「そうですね、マイマスターが言うならそうですよね」
「そうか、よ……ハッ、ハア……うえぇ……ちょっと休憩とかねえのかよ」
———ここで、現在状況を説明しよう。
帰ってきてからルーフェに褒められ続けてラフェエニルとルーフェ、俺とレージストで部屋を分けて眠りについた。
稼ぐぞとか言ったくせに翌朝はこんな状態だ。
言い出したのはラフェエニル。俺が活躍したから活躍したマネーを使って自由自在に使えるように訓練をしているのだ。
健樹
二十二歳
独身
称号:異世界人/金のベテラン操り師
魔力:120760(₊120600)
速度:120712(₊120600)
体力:120703(₊120600)
攻撃力:120706(₊120600)
防御力:1210707(₊120600)
属性:火₊5/水
スキル:マネー・チェンジ—S/マネー・買-S/マネー・売—S/鑑定不可能LV5-F/スキル転写LV5—F/鑑定LV80-S/慧眼LV52-C/行動封印LV20-E/金操師LV100—S
所有マネー:2000
今のステータスはこうなっている。慧眼のおかげでもっと詳しく見ることができている。見てなかったけど防御力が大変なことになっている。
百二十一万七百七……だから攻撃受けても死ななかったのか。
レアなスキルの分熟練度は上げにくかった。レベルによるランクの差もあった。
そしてルーフェから凄い凄い言われて嫉妬したラフェエニルが俺を修行に連れ出して最初に戻る。嫉妬していたのかいないのかはわからんが。
何故かルーフェとレージストも参戦してきて肩で息をしている。
幸い格外れな防御力のおかげでかすり傷ひとつ負っていない。徐々にマネーの扱いもうまくなっているのは称号とスキルのおかげもあるだろう。
そして俺の金パワーだ、どうだ文句あるか!?
「金操師発動しすぎて金の操り師から称号が金のベテラン操り師になっちまったよ! 嬉しいけどこんな状態なんて嫌だぁああ!!」
俺の憧れ、勇者パーティで活躍して土壇場で称号やスキルを進化させるというテンプレート。それはかなわなかった!
まあ肩で息してるとか言ってるけど相手弱いから楽勝(真顔)。
「私達の、おかげじゃないの!!」
「え? ちゃうだろ、俺の努力!! 金操師!!」
マネードール三百回掛けー(笑)
ちなみに本当に俺は三百回掛けすることができる。先ほどまでしていたため今もう一度発動する必要はなかった。
まあかっこつけたくて発動したかっただけなんだ。
「ラフェエニル、肩で息してる……情けない……戦ってるのに……」
「悪かったわね! 私はこの中でも一番弱いのよ、少しは見栄を張らせなさいよ!」
「おー徐々にディスられ始める女神、ナイスルーフェ」
ディスるという単語を聞いた瞬間ラフェエニルの中の何かが切れたようで全力攻撃をしてくるのだが俺の神防御力の前ではまるで効かない。
上から振り下ろされようとしているレージストの死神の鎌の方がいい気がする。
「まあ気付かれた時点で駄目だけどな。俺最初は負けてたけど今勝ってるってさぁ、やっぱり才能だよな? な? ラフェエニル?」
「チートに言われても全然何も感情は沸いてこないわよ」
じゃあさっきの感情爆発は何だったんだ、と言ってやりたい。
「私の魔力はもう尽きたわ。丸々午前中ずっと対戦していたじゃない。もう少しで一時だからご飯を作ってくるわね」
「おい抜け駆けずるいぞ! ルーフェ、レージスト、俺らも引き上げようぜ」
「ん」
「了解しました、第二のマイマスター」
おうレージスト、お前にはいろいろと突っ込みたいことがある。
しかし今は空腹や疲れというものが邪魔しているので部屋に帰って布団に寝そべる。
考えているのは地球に居たときの俺の人生だった。
レージストとルーフェは楽しそう? に談笑しているが俺が考えている事実は楽しい事ではない。
厳しい(建前)楽勝(本音)修行、か。
先程の修行を名付けるなら俺はそうするだろう。その単語が思い浮かんだ理由は、地球ではその逆が毎日起きているからだ。
楽勝(建前)厳しい、死にたい(本音)金は裏切らない(本音)
―――おっと関係ないものも混ざってしまった。
「まあ今の生活があれば関係ないか。ちょっとルーフェ、レージスト俺も混ぜてくれよ。ボッチは哀しいぜマジで」
「ケンキ……話残酷……いい?」
残酷な話? 聞きすぎて耳がタコになりそうなくらいだ。ピーがピーを刺してピーしてピーを取り出して潰すとか良く聞いていた。
何せ俺のヤンデレ幼馴染は内臓愛&殺人事件愛だからな……。
俺は頷いておく。
「目つぶし……効果的な方法……どうやる?」
「どうですかねぇ、僕の場合……人差し指と中指を使って刺しますね……どちらにしろ楽にはしません……」
「おう、俺の場合刃物で突き刺す」
返事をした驚きより話についていけているという驚きでルーフェとレージストがこちらを見て固まっている。まあ想定もつかないだろう……俺も残酷系だ。
刃物で突き刺すというのはまだオブラートに包んでいたくらいだ。
「でもそれ……やられた……刃物突き刺して……ぐりぐりされた……」
「ひぇえ……俺でもさすがにそんなのはねえわ。耐えてこれたルーフェに尊敬する以外何も言うことがないな」
「僕も尊敬してますよ……僕もされたことありますけどね……」
この二人に俺は苦笑いをするしかなかった。言うだけではなくされるという苦しみを俺は知らない……いや知ってるかもしれない。
しばらく談笑(残酷)した後ドアが開かれてラフェエニルが笑顔で俺達を引きずり出した。
―――ああ、昼食の時間だ。愛しのご飯とマネー……。
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