ー幻想録-能力無しの超人が幻想入りー

ノベルバユーザー189431

ー第弐話ー本当に思っていた事ー

さとり「ーーーなるほどだからあんな事に・・・もうちょっと自分を大事にしては?」
霊気「一度甘えを出すとそれに縋りついちゃうからなよっぽどの事が無い限り甘えは出さないようにしてるんですよ。」
今さとりさんに何故落ちて来たのかを説明し終えたところだ。
霊気「そう言えば最近多いんですか?地震」
さとり「えぇ一日に一回は、必ず」
霊気「なんでまた・・・近くに活火山でもあるんですか?」
さとり「いえそうゆうのは、全く」
霊気「だとしたら他の理由があるんでしょうね。まぁ俺には、どうしようもないですがね。自然の理にわざわざ触れる様な事は、しなくていいでしょう。」
さとり「そうですね。・・・所でこいし何で霊気さんの首にぶら下がっているの?」
そう・・今さとりさんが言った様な状態なのだ。
こいし「ふにぃ~~~~~」
霊気「ふにぃ~~~ってなごんでるな~」
こいし「だって霊兄ぃの背中気持ちいんだもん~~~」
・・・ん?リョウニィ?
こいし「??霊気の事だよ。」
デスヨネー・・・やめてそんな『ダメ?』って目で見ないで・・・うぅ~
霊気「べ、別にい、良いよそう呼んでも」
駄目だ逆らえなかった・・・はぁ
こいし「やった作戦成功(小声)」
・・・聞こえなかったことにしよう。うん何も聞こえなかった。
霊気「・・・ん?あっちょっと失礼します。」
そう言うと中庭に向かっていった
こいし「???」
さとり「・・・あぁなるほど」
霊気が向かった先には・・・狸の親子がいた。
狸の親子「・・・!!キュー~~」ペロペロ
霊気「うぉ良かった何ともないっぽいな」
その時頭上を何かがとうりすぎた。
黒羽が生えた少女「さとり様~~~~」トト
さとり「お空?どうしたの」一歩
お空「勇儀が呼んでました。」二歩
さとり「そう勇儀さんは、どこにいるの?」三歩
お空「えっと・・・???????」
・・・え?まさか忘れたの?早くね?
お空「??????・・・・あれ?何の話をしてたっけ?」
・・・うぉぉぉおおおいいい!!根本的に忘れていやがる!!
霊気「・・・あの子は、いつもあんな感じなの?」
こいし「う、うん」
霊気「ソ、ソッカータイヘンダネーアハハハ」
こいし「???アハハハハ?」
・・・二人で死んだ魚の様な目をして笑っていると(こいしは、無意識に)お空と呼ばれている子がこちらに気付いた。
お空「うにゅ?こいし様の隣にいるのは誰です?新入り?」
新入りって・・・ん?多分あのお空と呼ばれている子もペット・・・だよな?ってことは・・・
霊気「ごめん新入りって何の事ですか?」
お空「うにゅ?それは、さとり様の新しいぺッーーー」
さとり「あわわわわわわわわわお空違うから!!霊気さんは、そうゆうのじゃないから!!」
あぁやっぱり新入りってそうゆうのなんだ・・・さとりさんパ二ックになりすぎだろう。男性に免疫が無いのかな?
お空「それじゃあこいーー」
さとり「それも違うからね!!」
・・・この子どれだけ爆弾を投下するんだ。
霊気「さとりさんその子は?」
さとり「あっこの子は、霊烏路空です。ペットです。」
お空「よろしくね新いーー」
さとり「だから違いますってばーーー!!」
・・・あれは、素なのか?だとしたら致命的だろ。
さとり「と、とりあえず勇儀さんを探してきますね。」
霊気「あ、お供します。助けて貰った恩もまだ返せてませんから」
さとり「ここは人間には、命がけよ?」
霊気「大丈夫です。ある程度には、腕に自信がありますから。・・・あ、そう言えば俺の刀は?」
こいし「これ?~~~」
霊気「!!」バッ
こいし「キャ!」ドン
霊気「あ、ごめん・・な、何ともない?」
こいし「う、うん大丈夫だよ。」
アレ?霊気さんの心・・・少しだけ静かに・・・心を落ち着かせるのが得意なのね。
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霊気「・・・俺こんなリアル妖怪初めてだよ。妖怪っていたんだな。」
さとり「・・・・・・・・あのお空やお燐、私やこいしを何だと思っていたんですか?」
霊気「え?空さんや燐さんは、こ、コスプレ好きかと・・・」
さとり「コスプ・・・あぁなるほどそう思っていたんですね・・・あれ本物ですよ。」
霊気「あ・・・そうなんだ。」
こいし「ねぇねぇ霊兄ぃ私達は?」
・・・相変わらず背中にくっついているこいしが聞いてきた。
霊気「いやただの女の子だと」
さとり「・・・・・貴方もですか」
霊気「え?」
さとり「霊気さん今『本当は違うけど』って思いましたよね?」
霊気「うっ・・・」
さとり「そして『ヤバいさとりさんが心読めるの忘れてた』って思いましたよね?」
霊気「・・・・・」
さとり「別に良いんです。そうゆうのは、慣れっーー」
霊気「俺は、さとりさん達は、少し妖力が強い少女って思ってたんだよ。別に心が読めて気持ち悪いなんて思っていないよ。」
さとり「・・・え?」
・・・この人・・・嘘を言っていない・・・それだけじゃない
さとり「・・・似たような事が出来るんですか?」
霊気「え、いやその~・・・じ、実は、さとりさんみたいには、できないけど・・・だから気持ち悪いとは・・・むしろ可愛らしいーー・・・って何言ってんだ俺は!!」
さとり「かわ、かわ、かわ、かわ、かわい、」ぷしゅ~~~~
こいし「お姉ちゃん大丈夫?顔が真っ赤だよ?」
さとり「だい、だい、だい、だい、だいじょ、大丈夫ででででです。」
こいし「うん大丈夫じゃないね。お姉ちゃん!こんな時は、深呼吸だよ!!ハイ吸って~」
さとり「スゥ~~~」
こいし「ハイ吸って~♪」
さとり「スゥ~~~」
こいし「ハイ吸って~♪」
さとり「ス、スゥ~~~」
こいし「ハイ吸っーー」
さとり「こいし!!いい加減吐かせて!!」
こいし「ハイ吸って~♪」
さとり「まだ吸うの!?」
こいし「だって面白いんだもん♪」
こいしに遊ばれるさとりであった。

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