ー幻想録-能力無しの超人が幻想入りー

ノベルバユーザー189431

ー第壱話ー幻想入りー

___________三年後___________________
深い森の中一本の刀を背負った少年が歩いていた
少年「・・・・不覚だった」
俺は、あれから半年で軍を脱走し今では、命を狙われる身、山奥で静かに過ごしているが国から同士だったアサシンが送られてくる
まぁ返り討ちにして送り返してるが・・・今回はまさか
少年「・・・まさか教官を送ってくるなんてなお陰様で何処か分からない所まで来ちゃったじゃん」
マジでここ何処だよ
少年「・・・はぁ少し休むか」
えっと・・・あの木の影で良いか
少年「よっと」
チュチュチュチュチュッ
はぁ・・・あの時からもう三年か・・・あいつ何してるのかな?幸せだと良いが
カサカサ
少年「ん?」
狸の親子「キュー」
・・・何だ狸か・・・確か雑食だったよな
少年「・・・・・」ガサ
少年「食いな」
少年は干し肉を投げた
狸の親子「クンクン」がつがつがつ
少年「・・・はぁ」
ゴ・・・・・・・・・ゴ・・・・・・・ゴ
少年「ん?」
ゴゴ・・・・・ゴゴゴ・・・ゴゴゴゴグラグラグラ
少年「地震か・・・」
ビキビキキビキビキビキビキ!!
少年「え?」
少年が見たのは少年を中心に半径五kmの地面がひび割れていく図だったそしてーーーー
ガラガラガラガラガラガラガラガラ
地面が崩落していった。
少年「マジか・・・」
この時少年のみなら余裕を持ってこの危機を回避出来ただが今この場所には、少年よりも重い生命があった。
少年「ふっ!!」ガシ
どうする?力を使うとこいつらが耐えられないかと言ってこのまーーー
この少しの間の思考が少年の運命を決めた
ガツン
少年「うっ・・・」
落ちてきた頭ぐらいの岩が少年の首筋に直撃した。
ガラガラガラガラガラガラガラガラ
少年「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
光が党のいて行った。
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ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ
崩落し落石してきた瓦礫の周りには、野次馬でザワついていた。この光景を幼稚園・・・いや小三が見たら大泣きするだろう。なぜなら野次馬を作っているのは、人間とは、
かけ離れた生物がほとんどだからだ
でこに赤い一本角を生やした女性「・・・さてどうしようかね?」
ピンク色の髪の少女「勇儀さん!!」
勇儀「やっと来たねさとり」
さとり「ココですね落石があったのは、まさか地上に続く唯一の道の入り口が埋まってしまうなんて・・・」
勇儀「しかも中々に硬い流石地底の天井だね私が殴ってもひびが入る位でね」
さとり「とりあえず撤去作業をなるべく早く開始しましょう。準備を開始してください????」
得体のしれない生物たち「ウィ~~~~~」
少女の合図でいかにも‘‘めんどい‘‘と言わんばかりのオーラを出した生物たちが動き出した
勇儀「・・・これは、中々終わらなそうだね」
さとり「はぁ・・・そうですね。しかし・・・誰か下敷きになっていませんかね?」
勇儀「一応落石があった時間帯誰もここには、居なかったらしいね・・・!!さとり!!離れな!!」
さとり「ど、どうしたんですか?!勇儀さん!?」
勇儀「皆静かにしな!!」
しーーーん
さとり「本当にどうしたんですか?」
勇儀「良く耳をすまして」
さとり「一体何が聞こえるのですか・・・」
ギ・・・・・・・・・・・ギュ・・・
さとり「??」
ギュイ・・ラガラ・・・ギュイン・・・ガラ・・・
さとり「この音は?」
勇儀「分からないけどこの音は、刃物で何か硬い物を切りつける時に出る音に似ているね・・・来るよ!!」
ギュインガラガラギュインガラガラギュイン!!シュン!!ピッガラガラ
ザッ・・・・ザッ・・・・・・ザッ・・・ザッ・・・・・・・ザッ・・
目の前の岩が破壊され煙が晴れるとそこには、何かを抱えている血だらけの少年が立っていた少年は、何かにとりつかれた様に歩んでいた。
勇儀「・・・何者だいあんたこれ以上近づくんーーー」
ギィン!!ザッザッザッ!!
・・・なっ!!鬼である私が人間のにらみで後ずさっただと!!・・・
少年はさとりと勇儀の間を通り少ししてしゃがみ片膝を着いた
少年「はや・・・く・・・・はな・・れ・・・な・・・・・ここか・ら・・・」
少年は抱えていたものを降ろしたそれは、少年の血で赤く染まった狸の親子だった親子は地面に足が着くと一目散に走り出し少しして振り返りまた走り出した
少年「・・・・だい・・・・・じょ・・う・・・・・・ぶ・みた・・・・い・・・・・・だな・・・・よか・・・・・った・・・」ドサ
さとり「ちょ!!大丈夫ですか!!」
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・・・死んだか?俺は・・・いや体温がある・・・生きているな・・・また生き抜いたか・・・クソ・・・ん?何か柔らかい所で寝ているな・・・
少年は、目を開いた
少年「・・・ここは・・・・・?」
屋敷か?・・・なっ!
窓の外には、町が広がっていたそれだけなら驚かないだろうだがその町が広がっている場所が驚く理由なのだ。
少年「地下・・・だよな?」
上をみやげるとそこには、青い空・・・では、なく黒い岩盤があった。
少年「マジか・・・」
その時誰かが近ずくのを感じ反射的に元の体制に戻る カチャ
・・・・・・・誰だ?
⁇「・・・・はぁ起きているのなら起きて下さい」
なっ・・・こいつ俺の狸寝入りを見抜いた・・・だ・・と・・
⁇「見抜いているので起きて下さい」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
⁇「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
・・・・可愛らしい声だな
⁇「ふぁ⁉///」
少年「やっぱり心を読めているのか、よっと」
起き上がり声のする方へ、顔を向ける。そこには、顔を紅くしたピンク色の髪の少女が立っていた
ピンク色の髪の少女「わ、わざとた、確かめるた、為にお、思ってもいない事を考えたんですか?」
少年「いや、本心だが?」
ピンク色の髪の少女「ふぇ⁈///」
・・・声に似合った容姿だな
ピンク色の髪の少女「ああああぁぁぁぁ////」
顔を隠してしまった何か可笑しな事でも言ったり思っただろうか?・・・うん俺は、考える事をやめた分かんねぇ
ピンク色の髪の少女「やめないでくださいよぉぉぉぉおお・・・・///」
・・・文句を言われた
少年「とりあえず・・・ここ何処?」
ピンク色の髪の少女「ここは、-----」

・・・この子からの話を簡潔に説明するとここは元地獄だそうだ。
少年「・・・ってなわけあるか自分の生死ぐらいわかるわ」
んまぁ地下なのは、本当ポイが・・・
少年「そういゃこれしてくれたの君か?」
少年の身体には、包帯がまかれており消毒液特有の匂いを放ってた。
ピンク色の髪の少女「はい・・そうですが・・・」
少年「ありがとな」
ピンク色の髪の少女「はぁ・・・」
少年「さてともう長居は無用だなさっさと地上にでーーーー」
グイ
少年「??」
何だろう?左腕に不自然な重みがーーーー
少年「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
少年の左腕を見るとそこには、黒いハットを被ったエメラルドグリーン色の髪の少女が少年の腕を抱き枕にし気持ちよさそうに可愛らしい寝息をたてていた。どこかピンク色の髪の少女と似ている。
ピンク色の髪の少女「?・・・!こいし!!全くこの子ったら・・・はぁ」
少年「えっと・・・知り合いか?」
ピンク色の髪の少女「私の妹です。」
少年「あぁだからどことなく似てるのね」
こいし「すぅ・・・すぅ・・・うにゃ」ギュ~~
少年「・・・えっとどうすれば良いんだ?これは、」
ピンク色の髪の少女「えっと・・・自然に起きるのを待つしか」
少年「・・・まぁ仕方ないか、こう気持ちよさそうに寝てるとこ起こせないし」
ピンク色の髪の少女「そういえば怪我・・・大丈夫なんですか?」
少年「怪我?・・・多分ーー」
右腕に巻かれた包帯を器用に外すとーー
少年「うん治ってるな」
ピンク色の髪の少女「・・・・・・」
少年「?・・・どうした」
ピンク色の髪の少女「あの・・・一応生死をさまよう程の怪我・・・だったんですが・・・それを1日で」
少年「うんまぁ治ったから良いだろう」
ピンク色の髪の少女「そうゆう物なんでーーーー」
ゴ・・・・・ゴゴ・・・・ゴゴゴ・・・ゴゴゴゴ・・ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
少年「ん?またか」
ピンク色の髪の少女「キャ!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・ゴゴゴゴ・・ゴゴゴ・・・ゴゴ・・・・ゴ・
少年「・・・おさまったなしかし頻度(地震の)が高いな近くに火山でもあるのか?・・・なぜこうなった」
ピンク色の髪の少女「うううぅぅぅぅぅ・・・」ぎゅぅぅぅぅ
少年が少女の方を見ると少年の服の裾に捕まって震えてる小動物がいた。
少年「えっと・・・大丈夫か?」
ピンク色の髪の少女「・・・・・・・・」ブルブルブルブルブル
少年「・・・お、おーい」
・・・ダメだこりゃぁ
バタバタバタバタ
少年「ん?」ガチャ
黒猫耳少女「さとり様!!大丈夫です・・・か」
少年「あ・・・えっと・・・こんに」黒猫耳少女「さとり様から離れろーー!!」
さとり様「えっ?!お燐!?ちょっと待っーーー」
お燐「フシャャャャャャヤヤヤヤアアア」シュンシュンシュン
お燐と呼ばれた少女は、鋭い爪で少年を切り裂こうとする。
少年「・・・・・・・」
少年は、かすらない程度にそれをよけると一瞬のスキをついて
少年「・・・・・眠れ」パチン
少女(お燐)の耳元で指を鳴らした。
お燐「うっ????--」ドサ
さとり様「お燐!?」
少年「大丈夫三十分ほど寝るだけだよ」
さとり様「どうやって眠らせたのですか」
少年「えっ?そりゃぁあんだけ波長が乱れ・・・あっ」
さとり様「????」
少年「そ、そいえば名前聞いて無かったねなんて言うの?」
さとり「そう言えば自己紹介もしてませんでしたね。私は、ここ地霊殿の主``古明地さとり``です。そして貴方の隣で寝てるのが先ほど説明した私の妹の``古明地こいし``です。」
少年「そちらは?」
さとり「この子は私のペットの``火焔猫燐``です。私達は、親しみを込めて``お燐``と呼んでいます。」
少年「へ、ヘ~」
ぺ、ペット?!もしかしてここって危ない場所?!
さとり「・・・聞こえてます。」
少年「あっ」
さとり「それより貴方のお名前は?」
霊気「あぁ俺は``狭間霊気``好きな様に呼んでくれ」
さとり「じゃぁ霊気さん・・・でいいですか?」
霊気「あぁ」
こいし「うぅ・・あれ~?お姉ちゃんおはよ~」
さとり「おはよ~じゃないわよなんで霊気さんが寝ているベットで一緒に
寝ているの」
こいし「ん~~~と~~~無意識に~~~」
霊気「えーーっとこいしさん無意識でもこんな事しちゃ駄目だよ?こいしさんにもしもの事がおきるかもしれないし」
てか心臓がもたないだろ相手の・・・
霊気「だからねこいしさーー」
こいし「こいし」
霊気「え?」
こいし「こいし」
霊気「えっと・・・」
こいし「私お兄さんには、呼び捨てで呼んでもらいたいなー」
霊気「えっと・・・どうして?」
こいし「ん~~無意識?」
えええぇぇ~~~それもか~~~
霊気「だけどこいしさぁぁぁーーーー」
こいし「・・・・・・」じぃーーーーーーーーーーー
霊気「・・・じゃぁ、こいしちゃん・・・これで良い?」
こいし「うん!」

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