転生したからって、ざまぁされなくてもいいよね?~身内との8年間、攻略対象達との3年間の駆け引き~

プロローグ

「なんでこんなことになっているのよ」

“アリア・スフォルツァ”は急にあふれ出てくる記憶を整理して、思い出した。
 グリセラ王国、名門スフォルツァ公爵家にある自室で書物の整理をしていたら、ふっと泉が湧き出るように記憶があふれてきたのだ。
 『自分』が何者であるかを、そして、どうしてこの状況に陥っているのか、そして、

 この世界が、彼女がいた世界で一世を風靡したゲーム『Love or Dead ~恋は駆け引きと共に~』の世界であるという事を。


「まさか、”あの”世界で小説とかの題材にされていた転生者になるとは、ね」
 彼女はひとりごちて、鏡を見た。その姿は紛れもなく栗毛の腰まであるサラサラストレートで紫の目、アリア・スフォルツァだった。彼女の役割は、そう、



―――――悪役令嬢だった。

「なんでこうなったのよぉ」

 甲高い叫びが屋敷の中に響き渡った。

「転生したからって、ざまぁされなくてもいいよね?~身内との8年間、攻略対象達との3年間の駆け引き~」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「恋愛」の人気作品

コメント

コメントを書く