7's War(セブンズ ウォー) 7つの物語

ノベルバユーザー177222

第2幕(6)「氷の魔法使」

 ---「や…め…て…」

 ステラの顔は涙でグシャグシャになっていた。男達に胸を揉まれただ泣きじゃくるステラ。

 「へっへへへ、悪いのはあんた達なんだぜ!その責任はキッチリとって貰わないとな〜」

 イヤらしい笑いが建物内に響いた。

 「さて、そろそろ本番といくか!」

 すると男はズボンを脱ぎ始めようとしていた。

 「もう…ヤメて!!」

 ステラは最後の力を振り絞ったかの様に声を張り上げた。思わず男達は耳を塞いだ。そしてステラの声が建物内に響き渡った時だった。

 「ゔわーーーーー!!!!!」

 別の場所から男の声が響き渡った。

 「クソ!何だよ!」

 コツン、コツン

 すると足音がゆっくりと近づいて来るのを感じた男達。

 「オイ、何があった!」

 男達は仲間に何かハプニングが起きて仲間の1人が報告しに来たのかと思っていた。

 しかし入り口から冷気が漂っていた。

 「!!」

 男達はすぐに異様な気配を感じとった。

 「だ、誰だ!」

 そして冷気と足音が近づいて来るとそこからフードを被った男が現れた。

 「跡はどうやらココで間違いないみたいだな!」

 「オ、オイお前!その手に持ってるもん…」

 1人の男がフード男が持っているものを見て顔が青ざめていた。その彼の手には氷漬けになっている何かを持っていた。

 よく見ると人の首が凍っていたのだ!しかもその人は玄関で見張りをしていた人だった。

 「な、何者だ!テメエ!!」

 男はフード男に向かってそう叫んだ。フード男はゆっくりと男達の方を見ると近づいて行った。

 「………」

 男の話を無視して近づいて行くフード男。

 「オイ!止まれ!!」

 男はまた叫んた。するとフード男は足を止めた。

 「お前、エルフだろ!この女捜しに来たんだろ!なら動かねえ方がいいぞ!」

 すると男は懐からナイフを取り出しステラにそのナイフを突き立てた。

 「………」

 尚も無言のフード男。

 「そうだ、絶対に動くなよ!動いたらこいつ殺すからな!」

 (…誰?)

 ステラは男達の会話を聞いて誰かが助けに来てくれている事に気がついた。声をあげて助けを求めようとしたが喉元に刃を突きつけられている事に気づき声を出せなかった。

 (お願い!誰でもいいから助けて!)

 ステラはただ心の中でそう願っていた。

 「オイ、そのフード外せ!顔見せろ!」

 男はフード男に顔をさらす様に指図した。フード男はいう通りにフードを外した。

 金髪に細長い耳、金色こんじきの瞳をしている。そして右の頬に氷のマークの刺青をしている。

 「オイ、そいつの刺青見た事あるぞ!氷の魔法使ウィザードだ!」

 

 

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