7's War(セブンズ ウォー) 7つの物語
第2幕(5)「絶対絶命の危機」
 ---ステラを担いでいるサラマンダーの男達はフレイから10km程離れた無法領土地帯にある古びた建物の中にいた。
 ---無法領土地帯とは国と国との境に誰の領土でもない地帯が存在している。
 誰が決めたという訳では無いが国と国を隣接すると戦争になった際、すぐに攻め込まれたり戦争中に他の国から別の所から攻撃を受けると対処しきれなくなってしまう。
 だからあえて領土を空けて置くことで少なからず策を練る時間を確保できる。
 ルシア大陸では隣接している国は何処にも無く無法領土地帯は暗黙のルールとなっていった。
 ---そんな場所で男達はステラの服を脱がし腕を縛りつけていた。玄関には2人を見張りをつけていた。
 「オイ!見張りは大丈夫か?」
 中にいる男が見張りに聞こえる声で喋った。
 「おお!今とんころは大丈夫だ〜!!」
 見張りの男も大声で返事をした。
 「ん、んん〜…」
 すると大声のせいかステラが目を覚まし始めた。
 「オイ、もう起きちまったぞ!お前ら声デカ過ぎ何だよ!!」
 「仕方ねえーだろ!声あげなきゃ聞こえねーんだから!!」
 男達は口論をし始めた。
 「ん、ここ…は…」
 まだ状況を把握出来ていないステラ。男達は口論を辞めステラの方に近づいていった。
 「よお、ゆっくり眠れたかい?」
 「!!あなた達!!」
 ステラはすぐにあの時の事を思い出した。顔を殴られた痛みもまだ少し残っていた。
 「コレから俺達と遊ぶんだからしっかり体力温存して貰わねえとな!」
 「嫌、離して!!」
 ステラは縛ってある縄を必死に解こうと体を精一杯揺らしてみる。
 「オイオイ、あんまし動くなよ!体力残しとけって!それとも誘ってんのかあ?」
 男はそう言うとステラの頰を指で2、3回優しく触った。
 「ヤメテ!!」
 そっぽを向いて嫌がる態度をとるステラ。
 「ハア、イイね〜、その嫌がる感じたまんないね〜、ハア」
 息が段々荒くなる男。
 「オイお前、そういうプレイが好きなのかよ!」
「うるせーな、イイじゃねえかよ!」
 男達は思春期の男子みたいな下トークで盛り上がっていた。
 「さて、そろそろ始めようぜ!」
 「!!」
 その言葉を聞いてステラは必死にもがいた。
 「嫌!嫌!!」
 足をジタバタさして近付けさせない様にするステラ。しかし、男はステラの首を掴み出した。
 「クッ、アッ…」
 「お前そろそろ大人しくしねえとまた殴るぞ!」
 男は少し怒っている顔をして握り拳をつくりステラの顔面に向けて殴りかかろうとした。
 「………」
 ステラの目には涙が溢れ出した。
 (誰か…助けて…)
 ステラはもう心の中でそう願う事しか出来なかった。
 ---その頃、玄関で見張りをしていた2人。
 「俺も混ざりてえなあ〜」
 「後で交代して貰おうぜ!」
 2人はそんな事を話していると前方からフードを被った男がココに向かって歩い来た。
 「ん?誰かこっちに来てねえか?」
 「んあ?誰だ、あいつ?」
 そしてフード男は2人の目の前まで来た。
 「なんだ、テメェ?」
 「言っとくがココに用があるんだったら今は辞めておいた方がイイぜ!今すぐ立ち去んねえなら…」
 すると2人の男はフード男を睨みつけ戦闘体勢に入った。
 「後悔すんぞ!!」
 
 ---無法領土地帯とは国と国との境に誰の領土でもない地帯が存在している。
 誰が決めたという訳では無いが国と国を隣接すると戦争になった際、すぐに攻め込まれたり戦争中に他の国から別の所から攻撃を受けると対処しきれなくなってしまう。
 だからあえて領土を空けて置くことで少なからず策を練る時間を確保できる。
 ルシア大陸では隣接している国は何処にも無く無法領土地帯は暗黙のルールとなっていった。
 ---そんな場所で男達はステラの服を脱がし腕を縛りつけていた。玄関には2人を見張りをつけていた。
 「オイ!見張りは大丈夫か?」
 中にいる男が見張りに聞こえる声で喋った。
 「おお!今とんころは大丈夫だ〜!!」
 見張りの男も大声で返事をした。
 「ん、んん〜…」
 すると大声のせいかステラが目を覚まし始めた。
 「オイ、もう起きちまったぞ!お前ら声デカ過ぎ何だよ!!」
 「仕方ねえーだろ!声あげなきゃ聞こえねーんだから!!」
 男達は口論をし始めた。
 「ん、ここ…は…」
 まだ状況を把握出来ていないステラ。男達は口論を辞めステラの方に近づいていった。
 「よお、ゆっくり眠れたかい?」
 「!!あなた達!!」
 ステラはすぐにあの時の事を思い出した。顔を殴られた痛みもまだ少し残っていた。
 「コレから俺達と遊ぶんだからしっかり体力温存して貰わねえとな!」
 「嫌、離して!!」
 ステラは縛ってある縄を必死に解こうと体を精一杯揺らしてみる。
 「オイオイ、あんまし動くなよ!体力残しとけって!それとも誘ってんのかあ?」
 男はそう言うとステラの頰を指で2、3回優しく触った。
 「ヤメテ!!」
 そっぽを向いて嫌がる態度をとるステラ。
 「ハア、イイね〜、その嫌がる感じたまんないね〜、ハア」
 息が段々荒くなる男。
 「オイお前、そういうプレイが好きなのかよ!」
「うるせーな、イイじゃねえかよ!」
 男達は思春期の男子みたいな下トークで盛り上がっていた。
 「さて、そろそろ始めようぜ!」
 「!!」
 その言葉を聞いてステラは必死にもがいた。
 「嫌!嫌!!」
 足をジタバタさして近付けさせない様にするステラ。しかし、男はステラの首を掴み出した。
 「クッ、アッ…」
 「お前そろそろ大人しくしねえとまた殴るぞ!」
 男は少し怒っている顔をして握り拳をつくりステラの顔面に向けて殴りかかろうとした。
 「………」
 ステラの目には涙が溢れ出した。
 (誰か…助けて…)
 ステラはもう心の中でそう願う事しか出来なかった。
 ---その頃、玄関で見張りをしていた2人。
 「俺も混ざりてえなあ〜」
 「後で交代して貰おうぜ!」
 2人はそんな事を話していると前方からフードを被った男がココに向かって歩い来た。
 「ん?誰かこっちに来てねえか?」
 「んあ?誰だ、あいつ?」
 そしてフード男は2人の目の前まで来た。
 「なんだ、テメェ?」
 「言っとくがココに用があるんだったら今は辞めておいた方がイイぜ!今すぐ立ち去んねえなら…」
 すると2人の男はフード男を睨みつけ戦闘体勢に入った。
 「後悔すんぞ!!」
 
「ファンタジー」の人気作品
書籍化作品
-
-
52
-
-
841
-
-
140
-
-
63
-
-
141
-
-
2
-
-
11128
-
-
1
-
-
157
コメント