7's War(セブンズ ウォー) 7つの物語

ノベルバユーザー177222

第2幕(2)「異国の来訪者」

 食事を終え皿洗いを始めるステラ。

 「ふんふんふ〜ん♪」

 鼻歌混じりに皿洗いをしていると突然何か違和感を感じた。

 「っ!!コレは…!」

 結界を張っている人間には特殊な力を持っており結界内に入った人間を観察出来る様になっている。

 エルフは特別な加護を受けているアクセサリーを身につけている。結界内に居るとそれがあるか無いかで余所者よそものかどうかを識別している。

 しかしステラが感じているのは今までとは少し違っていた。

 結界内に入ってきたエルフの様子がおかしかったのた。中に入ってきたと思ったら早々に街中に向かって走っていた。

 最初は急ぎの用でもあるのかと思っていたが、人数が5、6人もいたので何かおかしいと思った。

 (大人数で急いでるなんて何か大変な事でもあったのかな?)

 念の為確認しようとそこに向かって行った。

 ---10分後、さっきの反応があった場所の近くまで来ていた。

 「確かこの辺にいたはずなんだけど…」

 ステラは力を行使して周りに誰かいないか確認してみる。

 「…近くまで来てる。」

 ステラの前方に数人のエルフを確認した。すると前方からガサガサと音が聞こえた。

 「いた。ちょっとまっ…」

 すると急に凄い勢いで何かが飛び出してきた!

 「キャッ!!」

 ステラは驚いて尻もちをついてしまった。

 「いたたたっ…」

 尻を軽く痛めさすりだすステラ。

 「あつ?何だこのガキ?」

 すると男の声が聞こえた。ステラは後ろを振り向いた。

 しかしそこにはエルフではなくサラマンダーの姿があった。それも5、6人はいた。

 「な、何なの?貴方達?」

 ステラは尻を撫りながらサラマンダーの男達に問いかける。

 「見ての通り俺達、サラマンダーなんだけど〜!」

 1人の男がステラの質問を返した。するとステラはある事に気がついた。

 「…その首飾り…」

 よくみると質問を返した男の首には首飾りを付けていた。他の男達も同じようなアクセサリーを付けていた。

 「ああ、こいつはお前達の仲間を殺した時の戦利品さ!!」

 「!!」

 まさかの発言に驚きを隠せないステラ。

 「そんな…ヒドイ…」

 ステラの顔から涙が出てきた。仲間が殺された事にショックを受けていた。

 「ヒドイ?てめぇらのしてきた事に比べれば大したことねえだろ!!」

 そう、それは1年前の出来事だった!
 

「7's War(セブンズ ウォー) 7つの物語」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く