【目指せ400PV】RPGっぽい世界に飛ばされて魔物と戦う話 改定版
十四話目
馬車の所まで戻ってみると、御者のハゲがまだ馬を待機させていた。
「おっ!戻ってきた!」
ハゲは、安堵の表情でこちらをみている。
気に掛けてくれていたのか。いい奴だな。
ハゲと呼ぶには悪いし、後で名前聞こう。
「大至急、奥の村に向かってもらいたい」
ミカゲさんが行き先を告げ、俺たちは馬車に乗る。
――――――――――――――――
馬車に乗り、約5分が経過した。
「酔って・・・・・ない?」
「酔わなくなったのか!」
酔ってない。
「ふぉぉ!酔ってない。酔ってないぞぉ!」
やったああああ!これでもう吐きながら移動する醜態を誰にも晒さずに済むよ!
「あ、そうだ。御者さん、あんた、名前なんつーの?」
「あっしですか?あっしはバドー。この道18年の馬車使いでさ!」
スクーターばりのスピードでハイキングコースの様なところを走り抜ける馬車。ちらちらと帆から漏れる木漏れ日がキレイだな。
出来ることならハルカにも見せてやりたいよ・・・・。
にしても、ハルカって何してるんだろ?
俺は忘れられてる?
それとも、泣いてる?
どちらにせよ、恋人としてそんなこと、あいつに思わせちゃあいけないんだ!
あっちの世界に戻るのに『クエストを受けまくってヒントを探す』方法を選んだ以上、もうあとには引き下がれない。
待っとけ、そう静かに呟いた。
まあ、もちろん馬車が砂地の地面を踏み鳴らす音が、俺の呟きを掻き消したんだが。
          
「おっ!戻ってきた!」
ハゲは、安堵の表情でこちらをみている。
気に掛けてくれていたのか。いい奴だな。
ハゲと呼ぶには悪いし、後で名前聞こう。
「大至急、奥の村に向かってもらいたい」
ミカゲさんが行き先を告げ、俺たちは馬車に乗る。
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馬車に乗り、約5分が経過した。
「酔って・・・・・ない?」
「酔わなくなったのか!」
酔ってない。
「ふぉぉ!酔ってない。酔ってないぞぉ!」
やったああああ!これでもう吐きながら移動する醜態を誰にも晒さずに済むよ!
「あ、そうだ。御者さん、あんた、名前なんつーの?」
「あっしですか?あっしはバドー。この道18年の馬車使いでさ!」
スクーターばりのスピードでハイキングコースの様なところを走り抜ける馬車。ちらちらと帆から漏れる木漏れ日がキレイだな。
出来ることならハルカにも見せてやりたいよ・・・・。
にしても、ハルカって何してるんだろ?
俺は忘れられてる?
それとも、泣いてる?
どちらにせよ、恋人としてそんなこと、あいつに思わせちゃあいけないんだ!
あっちの世界に戻るのに『クエストを受けまくってヒントを探す』方法を選んだ以上、もうあとには引き下がれない。
待っとけ、そう静かに呟いた。
まあ、もちろん馬車が砂地の地面を踏み鳴らす音が、俺の呟きを掻き消したんだが。
          
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