TSカリスマライフ! ―カリスマスキルを貰ったので、新しい私は好きに生きることにする。―
皆で一緒にお泊り会!~お昼の部~
「メグちゃん、部屋の準備はできた?」
「大丈夫! お姉ちゃんは?」
「リビングの準備も完了したよ。ゲームも既に設置済み!」
「流石お姉ちゃん!」
「えっへん、もっと褒めるがよいぞ」
「お姉ちゃんすごい!」
「ふっへっへ」
どうも。皆のお姉ちゃん、諸弓千佳です。
ファンクラブ激動の春が過ぎ、遂に夏休みに突入しました。
そして夏休み一日目の本日、以前から計画していたお泊り会が行われるのだ!
「あれ、花ちゃんは?」
「お外でお父さんたちのお手伝いしてるよ」
「じゃあお手伝いしに行こうよお姉ちゃん!」
「おっけー!」
メグちゃんと手を繋いでリビングから大きな窓を開けて外へ。
私たちの家と花ちゃんの家、二つの庭を合体させているので、敷地としてはとってもアメリカンな大きさです。
その庭の真ん中に私の家にあるバーベーキューコンロと、事前にお父さんに運んでもらった莉里ちゃんの家のバーベキューコンロが置かれて、私たちのお父さんと花ちゃんパパが炭に火を点けています。
そして私たちのお目当てである花ちゃんは、横に置かれたダンボールの前で蹲っています。
「花ちゃん、どうしたの?」
「炭さん見てるのー」
「……そ、そっか」
満面の笑みで返してくれる花ちゃん。
花ちゃんは独特の感性をお持ちなので、生物でもない炭を眺めるだけでも楽しそうです。
とても嬉しそうに炭さんを見て、つついて、指が黒くなって笑っている花ちゃんの対応はメグちゃんに任せて、私は火起こし担当のお父さんズを見に行きます。
「お父さん、火点いた?」
「点いたぞ千佳。褒めてくれてもいいぞ」
「はいはい、えらいえらい」
適当にあしらって家に戻ります。
お父さん地面に這い蹲って花ちゃんパパに笑われてますが、まぁ楽しそうなのでよしとしましょう。
「お母さん、手伝えることある?」
「大丈夫よ。そろそろ皆来る時間でしょ? 出迎える準備をしておきなさい」
「はーい」
バーベキューの具材のカットや下ごしらえは私たちのお母さんと、花ちゃんママで行われています。
キッチン前のダイニングにはプレートに載せられた様々な肉や野菜が山盛りになっており、思わず食べる瞬間を想像して涎が垂れます。
涎をじゅるりと飲み込んでいると、丁度インターホンが鳴りました。
「はいはーい、今行きまーす!」
向こうには聞こえないけど、そう言いながら私は玄関へと走っていった。
「それでは皆、かんぱーい!」
「乾杯や~!」
「千佳ちゃん、乾杯」
「……乾杯」
「えっと、乾杯です」
「かんぱーい!」
「お姉ちゃんに乾杯!」
「乾杯だよー」
皆でコップをぶつけあって、シュワシュワを喉越しで味わう。
あ、サイダーです。
「今年はリンファ先輩も参加して、更に盛り上がる夏になるね!」
「誘ってくれて嬉しいよー。皆ありがとねー」
「多い方が楽しいからな! リンファ先輩も楽しんでや!」
リンファ先輩と、リンファ先輩のご両親も参加しています。
お昼の部では全員家族で参加して、夜の部では子供と私の家族だけがこの家に残ることになります。
お母さんたちが焼いてくれるお肉や野菜を頬張りながら、皆で夏休みの計画を話し合うことに。
「千佳ちゃん、今年もキャンプ行きたいね」
「皆で海水浴行こうや! 新しい水着買ってもらって!」
「それいいね! 皆でおねだりしてみよっか!」
そして上手く誘導して、皆と一緒に水着を買いに行くのだ!
ぐっふっふ、色んな水着を試着してもらうよ!
「千佳先輩、夏休みの宿題一緒にやりませんか?」
「いいね。皆で集まってやろうか?」
「ええー、花遊びたいよ!」
「花。遊んでばかりでは駄目ですよ」
「お姉ちゃん、自由研究は一緒にやれる?」
「同じ研究で提出するのはありなのだろうか……」
私がありと言えば、あの学校はありにしてくれそうだけども。
「……千佳。読書感想文の本、今度探しに行こ」
「うん。そういえば図書館に新しい本入ったらしいし、借りられる前に見に行こうね!」
「私も一緒に行っていいー? まだ本探してないんだー」
「……もちのろん」
「ふふ、もちのろんだよ!」
「ありがとー」
他にも宿題は色々あるけど、まぁ湖月ちゃんとかは最後らへんに泣きついてくるだろうね。
私はささっと終わらせて、夏を満喫するぜ!
「じゃあお昼も食べ終わったことだし、皆でゲームだ!」
「おっしゃ! 鍛えたうちの実力見せたるで~!」
その後、新作ソフトをやると聞いた湖月ちゃんは膝から崩れ落ちましたとさ。
「大丈夫! お姉ちゃんは?」
「リビングの準備も完了したよ。ゲームも既に設置済み!」
「流石お姉ちゃん!」
「えっへん、もっと褒めるがよいぞ」
「お姉ちゃんすごい!」
「ふっへっへ」
どうも。皆のお姉ちゃん、諸弓千佳です。
ファンクラブ激動の春が過ぎ、遂に夏休みに突入しました。
そして夏休み一日目の本日、以前から計画していたお泊り会が行われるのだ!
「あれ、花ちゃんは?」
「お外でお父さんたちのお手伝いしてるよ」
「じゃあお手伝いしに行こうよお姉ちゃん!」
「おっけー!」
メグちゃんと手を繋いでリビングから大きな窓を開けて外へ。
私たちの家と花ちゃんの家、二つの庭を合体させているので、敷地としてはとってもアメリカンな大きさです。
その庭の真ん中に私の家にあるバーベーキューコンロと、事前にお父さんに運んでもらった莉里ちゃんの家のバーベキューコンロが置かれて、私たちのお父さんと花ちゃんパパが炭に火を点けています。
そして私たちのお目当てである花ちゃんは、横に置かれたダンボールの前で蹲っています。
「花ちゃん、どうしたの?」
「炭さん見てるのー」
「……そ、そっか」
満面の笑みで返してくれる花ちゃん。
花ちゃんは独特の感性をお持ちなので、生物でもない炭を眺めるだけでも楽しそうです。
とても嬉しそうに炭さんを見て、つついて、指が黒くなって笑っている花ちゃんの対応はメグちゃんに任せて、私は火起こし担当のお父さんズを見に行きます。
「お父さん、火点いた?」
「点いたぞ千佳。褒めてくれてもいいぞ」
「はいはい、えらいえらい」
適当にあしらって家に戻ります。
お父さん地面に這い蹲って花ちゃんパパに笑われてますが、まぁ楽しそうなのでよしとしましょう。
「お母さん、手伝えることある?」
「大丈夫よ。そろそろ皆来る時間でしょ? 出迎える準備をしておきなさい」
「はーい」
バーベキューの具材のカットや下ごしらえは私たちのお母さんと、花ちゃんママで行われています。
キッチン前のダイニングにはプレートに載せられた様々な肉や野菜が山盛りになっており、思わず食べる瞬間を想像して涎が垂れます。
涎をじゅるりと飲み込んでいると、丁度インターホンが鳴りました。
「はいはーい、今行きまーす!」
向こうには聞こえないけど、そう言いながら私は玄関へと走っていった。
「それでは皆、かんぱーい!」
「乾杯や~!」
「千佳ちゃん、乾杯」
「……乾杯」
「えっと、乾杯です」
「かんぱーい!」
「お姉ちゃんに乾杯!」
「乾杯だよー」
皆でコップをぶつけあって、シュワシュワを喉越しで味わう。
あ、サイダーです。
「今年はリンファ先輩も参加して、更に盛り上がる夏になるね!」
「誘ってくれて嬉しいよー。皆ありがとねー」
「多い方が楽しいからな! リンファ先輩も楽しんでや!」
リンファ先輩と、リンファ先輩のご両親も参加しています。
お昼の部では全員家族で参加して、夜の部では子供と私の家族だけがこの家に残ることになります。
お母さんたちが焼いてくれるお肉や野菜を頬張りながら、皆で夏休みの計画を話し合うことに。
「千佳ちゃん、今年もキャンプ行きたいね」
「皆で海水浴行こうや! 新しい水着買ってもらって!」
「それいいね! 皆でおねだりしてみよっか!」
そして上手く誘導して、皆と一緒に水着を買いに行くのだ!
ぐっふっふ、色んな水着を試着してもらうよ!
「千佳先輩、夏休みの宿題一緒にやりませんか?」
「いいね。皆で集まってやろうか?」
「ええー、花遊びたいよ!」
「花。遊んでばかりでは駄目ですよ」
「お姉ちゃん、自由研究は一緒にやれる?」
「同じ研究で提出するのはありなのだろうか……」
私がありと言えば、あの学校はありにしてくれそうだけども。
「……千佳。読書感想文の本、今度探しに行こ」
「うん。そういえば図書館に新しい本入ったらしいし、借りられる前に見に行こうね!」
「私も一緒に行っていいー? まだ本探してないんだー」
「……もちのろん」
「ふふ、もちのろんだよ!」
「ありがとー」
他にも宿題は色々あるけど、まぁ湖月ちゃんとかは最後らへんに泣きついてくるだろうね。
私はささっと終わらせて、夏を満喫するぜ!
「じゃあお昼も食べ終わったことだし、皆でゲームだ!」
「おっしゃ! 鍛えたうちの実力見せたるで~!」
その後、新作ソフトをやると聞いた湖月ちゃんは膝から崩れ落ちましたとさ。
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