最強のFラン冒険者
神代の遺跡
「味は悪くないが……」
ボソボソとした食感であまりおいしいとは思えない。まぁ女の体になってからと言う物そんなに食事量を必要としてないから問題ないが、どうしても口内の水分が食物に消費されるのは頂けない。飲み物はトレイに付与されておらず流れてるのを取るしかない訳だが
「そこのロボットさん、この飲み物は何ですか?」
俺は得体の知れない定期的に流れてくる意味不明な飲み物に視線を向けながら俺を運んできて待機してるロボットに聞く。
「栄養満点。滋養強壮満点。宇宙藻100%の青藻ジュースです」
「……」
セールスの仕方が一昔前の青汁のようだ。仕方ない、物は試しだ。気がつけば俺の目の前で停止している宇宙藻100%ジュースへ視線を向ける。さっきまでベルトコンベアの上でぐるぐる回っていたのにまるで早く飲んでーと言ってるような確実に飲んでほしいと言わんばかりに存在感をこれもかと放っている。俺は意を決して宇宙藻100%ジュースを取る。蓋を開けて口を付けると思ったより飲みやすい。
まるで、口の中にレモンと苺の果実がコラボを繰り返しいくようだ。後味はサッパリとしていてとてもすばらしい。
「どうですか?」
「――――――悔しいけどおいしい!」
ビクンビクンするくらいおいしいかった。
「よかったです。宇宙航海用に作られたジュースです」
ふむふむ。なるほど、エルノの遺跡でも宇宙に行ってたとか言ってたもんな。日本の宇宙機関のJASAが使うような物なのだろう。それにしてもコレ半端なく旨いな。
「これどうやって作ってるんだ?」
出来れば俺も今後のために聞いておきたい。
「はい。主成分は、ミミズとよば「まてえええええええ」」
「何でしょうか?」
俺は飲むのをやめる。今こいつは何て言った?そういえば昔、宇宙航海検証番組があったの思い出した。その時の主食予想はなんだった?思い出せ……。
ま、まさか……俺はさっきまで食べた物の残りに視線を向ける。どう見てもああいうカサカサしてるような物が使われてると言う感じはしないしないが……。
「人間が混乱してるようですので映像にて説明します」
それから俺は精神的にダメージを負った。
食堂を後にした後、俺は胸やけと戦いながら施設内を案内してくれてるロボットの説明を聞いていた。大半の施設はまだ生きておりここは宇宙開発施設と言う事が判明した。そしてやはりここにもコボルトが居た場所と同じ機械が存在していた。部屋に入ると扉がしまり10メートル近く高さがあるホール内に音声が響き渡り始めた。
―――初めまして、本来の人間よ。私はここ宇宙移民管理実験センターを管理する人工システムです。草薙雄哉、あなたの情報は環境開発実験センターのシステムより情報が届いていました。
「―――そうか」
環境開発実験センターね……。そういえばコボルト達はどうなったんだろう?
「訪ねたいんだがいいか?」
―――肯定。
「コボルト達じゃなくて環境開発受験センターのガーディアンはどうなったか知りたい」
―――肯定。
目の前に半透明なモニターが表示され、そのモニターの中にはコボルト達の怪我のない元気な姿が映し出されていた。俺はその姿を見てヒールが効かなかったにと眉を潜めた。
「魔術で治療を施したのか?」
―――否定。魔術は精神エネルギーを取り入れる事が出来るメディデータでしか使用する事は不可能です。よって人間とそれに類する改造を受けた者には魔術を使うための精神エネルギーを取り込む事は不可能。メディカルシステムでの細胞修復を行いました。
「なるほどな……ん?」
今、とても気になる事を言っていた気がするんだが?
「今、魔術はメディデータしか使えないって言ってた気がするんだが俺は使えたぞ?」
―――肯定。本来であれば草薙雄哉が魔術を使用する事は不可能です。ですが因果律に干渉している者がおりその者の干渉により現在、魔術が使用可能となっています。
「だが、魔力が使えなかったぞ?」
俺はためしに200億の魔力を外部から取り入れようとするが発動しない。
―――肯定。現在の草薙雄哉の体細胞は極めて不安定な状況にあり魔術行使に耐えられるまで時間がかかります。それとここでは問題なく生存は出来ますが人間の体である以上、この星アガルタの大気は有毒です。早急に体細胞の再構築が必要です。
つまり俺はここのダンジョンから出られないという事になるがそれはそれでどうなのだろう?もうこのまま引き籠りでもいいんじゃないのか?厄介事からも巻き込まれないし。
「そうか、それで体細胞組織の構築にはどのくらいの時間が?」
―――肯定。計算上では一週間です。施設内部にはナノマシンが散布してありますので普通に生活をしてくださって問題ありません。魔術回路修復までは施設内に留まる事を推奨します。
「あとは重要な質問だが、星が見えるダンジョンがあったんだがそれもここの施設の一つなのか?」
―――肯定。元は一施設でしたが現在は、精神核エネルギーに汚染され異界化されています。こちらからの制御は不可能。ただ、ここには人間と守備の者しか入れないため、危険度はありません。
「わかった」
とりあえず勇者や聖女はここまで来れないようだな。安心したら疲れてしまった。後日また詳細を聞きにくるとしよう。
「分からない事があればまた危機にきてもいいか?」
―――肯定。
俺はそのまま部屋を出ていく。どうも神代遺跡はかなり便利に作られていて真面目で品性公平で平和主義な俺ですらニートにする便利な機能があるみたいだ。実にこまったものだ。もうここに永住してもいいかもしれない。部屋を出ると
「人間。もう問題ないか?」
と俺を運んできたロボットが音声で語りかけながら近づいてくる。
「夜は宇宙食祭り。3千年ぶりの人間、歓待する」
ここには宇宙食しかないのか?そうかー。やっぱりすぐに此処の施設を出ていく事にしよう。
ボソボソとした食感であまりおいしいとは思えない。まぁ女の体になってからと言う物そんなに食事量を必要としてないから問題ないが、どうしても口内の水分が食物に消費されるのは頂けない。飲み物はトレイに付与されておらず流れてるのを取るしかない訳だが
「そこのロボットさん、この飲み物は何ですか?」
俺は得体の知れない定期的に流れてくる意味不明な飲み物に視線を向けながら俺を運んできて待機してるロボットに聞く。
「栄養満点。滋養強壮満点。宇宙藻100%の青藻ジュースです」
「……」
セールスの仕方が一昔前の青汁のようだ。仕方ない、物は試しだ。気がつけば俺の目の前で停止している宇宙藻100%ジュースへ視線を向ける。さっきまでベルトコンベアの上でぐるぐる回っていたのにまるで早く飲んでーと言ってるような確実に飲んでほしいと言わんばかりに存在感をこれもかと放っている。俺は意を決して宇宙藻100%ジュースを取る。蓋を開けて口を付けると思ったより飲みやすい。
まるで、口の中にレモンと苺の果実がコラボを繰り返しいくようだ。後味はサッパリとしていてとてもすばらしい。
「どうですか?」
「――――――悔しいけどおいしい!」
ビクンビクンするくらいおいしいかった。
「よかったです。宇宙航海用に作られたジュースです」
ふむふむ。なるほど、エルノの遺跡でも宇宙に行ってたとか言ってたもんな。日本の宇宙機関のJASAが使うような物なのだろう。それにしてもコレ半端なく旨いな。
「これどうやって作ってるんだ?」
出来れば俺も今後のために聞いておきたい。
「はい。主成分は、ミミズとよば「まてえええええええ」」
「何でしょうか?」
俺は飲むのをやめる。今こいつは何て言った?そういえば昔、宇宙航海検証番組があったの思い出した。その時の主食予想はなんだった?思い出せ……。
ま、まさか……俺はさっきまで食べた物の残りに視線を向ける。どう見てもああいうカサカサしてるような物が使われてると言う感じはしないしないが……。
「人間が混乱してるようですので映像にて説明します」
それから俺は精神的にダメージを負った。
食堂を後にした後、俺は胸やけと戦いながら施設内を案内してくれてるロボットの説明を聞いていた。大半の施設はまだ生きておりここは宇宙開発施設と言う事が判明した。そしてやはりここにもコボルトが居た場所と同じ機械が存在していた。部屋に入ると扉がしまり10メートル近く高さがあるホール内に音声が響き渡り始めた。
―――初めまして、本来の人間よ。私はここ宇宙移民管理実験センターを管理する人工システムです。草薙雄哉、あなたの情報は環境開発実験センターのシステムより情報が届いていました。
「―――そうか」
環境開発実験センターね……。そういえばコボルト達はどうなったんだろう?
「訪ねたいんだがいいか?」
―――肯定。
「コボルト達じゃなくて環境開発受験センターのガーディアンはどうなったか知りたい」
―――肯定。
目の前に半透明なモニターが表示され、そのモニターの中にはコボルト達の怪我のない元気な姿が映し出されていた。俺はその姿を見てヒールが効かなかったにと眉を潜めた。
「魔術で治療を施したのか?」
―――否定。魔術は精神エネルギーを取り入れる事が出来るメディデータでしか使用する事は不可能です。よって人間とそれに類する改造を受けた者には魔術を使うための精神エネルギーを取り込む事は不可能。メディカルシステムでの細胞修復を行いました。
「なるほどな……ん?」
今、とても気になる事を言っていた気がするんだが?
「今、魔術はメディデータしか使えないって言ってた気がするんだが俺は使えたぞ?」
―――肯定。本来であれば草薙雄哉が魔術を使用する事は不可能です。ですが因果律に干渉している者がおりその者の干渉により現在、魔術が使用可能となっています。
「だが、魔力が使えなかったぞ?」
俺はためしに200億の魔力を外部から取り入れようとするが発動しない。
―――肯定。現在の草薙雄哉の体細胞は極めて不安定な状況にあり魔術行使に耐えられるまで時間がかかります。それとここでは問題なく生存は出来ますが人間の体である以上、この星アガルタの大気は有毒です。早急に体細胞の再構築が必要です。
つまり俺はここのダンジョンから出られないという事になるがそれはそれでどうなのだろう?もうこのまま引き籠りでもいいんじゃないのか?厄介事からも巻き込まれないし。
「そうか、それで体細胞組織の構築にはどのくらいの時間が?」
―――肯定。計算上では一週間です。施設内部にはナノマシンが散布してありますので普通に生活をしてくださって問題ありません。魔術回路修復までは施設内に留まる事を推奨します。
「あとは重要な質問だが、星が見えるダンジョンがあったんだがそれもここの施設の一つなのか?」
―――肯定。元は一施設でしたが現在は、精神核エネルギーに汚染され異界化されています。こちらからの制御は不可能。ただ、ここには人間と守備の者しか入れないため、危険度はありません。
「わかった」
とりあえず勇者や聖女はここまで来れないようだな。安心したら疲れてしまった。後日また詳細を聞きにくるとしよう。
「分からない事があればまた危機にきてもいいか?」
―――肯定。
俺はそのまま部屋を出ていく。どうも神代遺跡はかなり便利に作られていて真面目で品性公平で平和主義な俺ですらニートにする便利な機能があるみたいだ。実にこまったものだ。もうここに永住してもいいかもしれない。部屋を出ると
「人間。もう問題ないか?」
と俺を運んできたロボットが音声で語りかけながら近づいてくる。
「夜は宇宙食祭り。3千年ぶりの人間、歓待する」
ここには宇宙食しかないのか?そうかー。やっぱりすぐに此処の施設を出ていく事にしよう。
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