クラス《農民》の俺最強

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断言されてしまった

「それで、クエストに関しての話なんですけど……」

「おっと、そうだったそうだった。すっかり忘れてた」

 会話に夢中になるとついつい忘れるよね。忘れないとは言わせない。

「……どのあたりに建てればいいんですか?」

「この畑のこっち側に耕してない所があるのはわかる?」

「そんなに子供扱いしないでくださいよ。これでも中学生なんですから、わかりますって」

 そうか?俺が中学生の時だったらわからないだろうから聞いたんだけど、わかるならいいか。

「ならいいんだけど。この耕してない所全体に即売所みたいな店を建てたいんだ。みたいなっていうより即売所だけど。できる?」

「はい。デザインにもよりますけどたぶんできると思います」

 おおっ、できるのか。それは良かった。

「ならデザインは任せるからお願いするよ。報酬は500Gでいいかな?」

「500Gは流石に少ないと思いますけど、500Gでいい代わりに条件があります」

「500Gじゃやっぱり少ないのか」

「そりゃ少ないですよ。初期所持金が10000いちまんGなんですから。それで条件ですが」

「ちょっと待って。えっ、10000いちまんって言った?」

「はい、いいましたけど。ちょ、ちょっと、どうしたんですか!?」

 ああ、突然四つん這いになって落ち込み出す俺に声をかけてくれる君はいいやつだよ。きっと将来はいいお婿さんになるんだろうな。

「いや、ちょっと職業格差を感じただけだから、うん。続けていいよ」

 初期所持金から10倍の格差って……。レアクラスじゃないのかよ。いや、レアクラスだからなのか?

「そ、そうですか……。それで条件なんですが、材料集めに協力してください」

「いいよ!で、どこに行けばいいの?って、大丈夫?」

 突然立ち上がった俺に驚いたのか尻餅をついてるセユウ君。

「は、はい。大丈夫です。……なんというか、こういうこと言うのは失礼だと思うんですけど、情緒不安定ですね」

 ホワッツ!?俺が……情緒不安定だとぅ!?うん、知ってた!

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コメント

  • ノベルバユーザー146543

    思ってた以上に面白いですね。
    トールさんの家が大きかったのは初期の所持金が3人分に加えて職業別に金額が違うからだったのかな……と予測できました。

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