クラス《農民》の俺最強

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神は俺に微笑んだ

 さて、耕すが使えたことだし今できることを試してみるか。

 まずは種まきだな。これは肥料を加えられる量がINT依存だったはずだ。だけどそもそも肥料を持っていないから、今ある小麦の種が使えるかの確認だな。

 種まきを使う……ん?SPがありません……だと。
 なんということだ。農民というクラスはどれほどSPに頼りきるクラスなんだ。ステータス依存の前にSPという大きすぎる壁があったじゃないか。

「オゥ、これからどうしたらいいんだ」

 ……とりあえず町を見てまわるとしよう。それでこのSPをどうにかする手段が見つからなければ、アカウントの作り直しも考えた方がいいな。

「オーマイゴット、俺には神は微笑まないのか」

 ほら、大通りに出てみたけど、みんな武器を持って歩いていくよ。案外生産職を選んだ人は全然いないんじゃないのか?
 はぁ、まずは中央広場行くか。人がいて情報も集めやすいだろうし。中央広場はここを左か。


 ――1028、1029、1030。そろそろ中央広場かな。地面のタイルって数えるとたくさんあるもんだなぁ。

「クッソッ!農民にしときゃ良かった!」

 ……うん?農民じゃなくて悔しがることなんてあるのか?なんであのプレイヤーは悔しがってるんだ?
 あの悔しがってるプレイヤーは噴水の上のディスプレイを何度も見ては悔しがってる。てことはディスプレイになにか書かれてるのか。

 えーと、なになに、初日限定配布終了済クラスか。配布が終了したのは、大工と質屋と、農民。えっと、つまり農民は配布が終了した役職ってことでいいのか?マジで?つまりレアクラス?

「ヨッシャァア!」

 これはアカウントを作り直すなんてできないな!

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