ヒーローライクヒール(リメイク連載中)
その3・こんな所初めて来た
[クロノ]
ギルド?ギルドってアレか?RPGとかでたまに見る、あのモンスター倒してきてって依頼を達成しましょう、ってヤツか?
そんな職業現代日本にはないぞ?外国にあるのかは知らんが。
というか、ここはどこなんだ?
俺は足元にいきなり魔法陣が出て、そこに開いた穴から落っこちてきたんだ。つまり、ここは地下帝国とかそういう系の場所のはずなんだよ。
空を見ると、綺麗な青空が広がっている。
映像ってわけでもないだろう。
とすると、まさか…いやいやいや、ありえないありえない…。
ハゼット「それで、クロノ…が名の方でいいのか?」
そういえば名乗ってなかったね。読者に。
俺の名前は上月玄野。
上月が姓。
クロノ「あ、はい。そうです。」
ハゼット「とりあえずうちのギルドに泊まるといい。さ、行くぞ。」
あれ?早くない?別にあんたのギルドがイヤってわけではないけどさ、俺の意思はなしですか?
クロノ「なんか決まるの早くないすか?」
ハゼット「行くアテはないんだろう?ギルドに置いとく方が分かりやすくてこっちも助かる。」
そりゃあ手元に置いとくのが一番だわな。
ハゼット「ほら、早く行くぞ。」
急がなくてもいいじゃん、と思ったがさっきこの辺は危険だって言ってたな。
クロノ「この辺が危険って言ってましたけど、どう危険なんすか?」
ハゼット「この森はな…おっと、早速危険が目の前に現れたぞ?」
と言うので指差した方向を見る。
数十メートル先に…なんか…なんていうか…ゴブリン?っていうのか?アレは?
緑色の肌の子どもみたいな身長の生き物がこっちを見ている。子どもみたいな背のくせに肌はシワシワなので不気味さがすごい。顔は…いわゆるキモカワってやつか?キモ:カワが8:2くらいになってるが。
というか右手の形がヤバイ。手の形ではなく、先っぽが尖っている。明らかに刺す目的で使うような感じだ。
クロノ「なんなんすか…あれ…」
内心すごくビビっている。ゲームで見るなら普通に流していたかもしれんが、現実で見るとかなりの恐怖だ。
ハゼット「あれはなぁ…」
ハゼットが喋ろうとすると、いきならゴブリンがこっちに突っ込んできた。
一気に距離を詰め、数メートル手前で飛びかかってくる。例の右手は先っぽを自分の顔に向けている。
(あ、これは刺さるやつだな。避けきれんやつだな。)
額に当たる瞬間、ヤツの右手の動きが止まる。
ハゼット「こうやって飛びかかって刺そうとするくらいしか能のないやつだ。」
ハゼットが右手でやつの顔を掴んでいる。
もっと早めに止めてくれませんかねぇ…。
ハゼットがヤツを投げ捨てる。
すぐに最初と同じ距離になる。
お次はなにをしてくるのだろうか、と思っていると、ハゼットが右手を顔の高さに挙げる。すると手の平に水色の光が集まっていく。
ちょっと待て待て、お前はいったいなにをしているんだ?それどうやってんの?なんなの?
ハゼット「これか?これは…魔法ってヤツだ。」
ハァ?と言いたいが、信じる気にはなっている。
なんせ自分が落っこちてくるときに魔法陣がいきなり出現したのだ。
ってことは…ここは異世界か何かですかね?
もちろん本気で思ってるわけではない。自分の楽観的というか、コミカルというか、どの状況でもジョークが頭の中に浮かんでしまう性格だからだ。
光が手の平大に大きくなると、その光をゴブリンに向かって投げつける。ゴブリンに光が当たる瞬間、光が爆発して、ゴブリンが痛そうに後ずさる。そして逃げていった。
ハゼット「ほら、行くぞ。」
何事もなかったかのように俺を呼びかける。マジか、あんたには日常茶飯事か。
(まぁ、あんなのに会うよりは先に行った方がいいか。)
ハゼットの後ろについて行く。
しばらく歩くと、森を抜けた。目の前には超大平原が広がっている。この風景を表すなら、某緑色の服のきこりの少年が魔王を倒すRPGみたいな。ハイ○ル平原みたいな感じだ。あれより圧倒的に広いが。
ちらほらと変な生命体のようなものが見える。
ハゼット「さっきのはミニゴブリンといって、魔獣の一種だ。」
マジか。魔獣か。ヤバイやん。俺かなりヤバイとこに来てもうたやん。
じゃあその辺に見える不思議生命体どもは魔獣ってことか。こわ。
近くに高い壁に囲まれた場所がある。
ハゼット「あの壁で囲まれている場所が、『ラフ』のある街だ。」
なるほど、あれは街を囲っているのか。
まぁ、魔獣がその辺いるわけだしな。
数分かけて街の入り口まで着く。
門番が2人。
ハゼットが近づくとすぐに門が開いた。
門の中は…
うむ、やはりファンタジーRPGなんかでよく見る、よくある街だ。昔見た映画を思い出す。なんとか戦記。なんて名前だったかなぁ…。雰囲気が完全にRPGだわ。
ギルド?ギルドってアレか?RPGとかでたまに見る、あのモンスター倒してきてって依頼を達成しましょう、ってヤツか?
そんな職業現代日本にはないぞ?外国にあるのかは知らんが。
というか、ここはどこなんだ?
俺は足元にいきなり魔法陣が出て、そこに開いた穴から落っこちてきたんだ。つまり、ここは地下帝国とかそういう系の場所のはずなんだよ。
空を見ると、綺麗な青空が広がっている。
映像ってわけでもないだろう。
とすると、まさか…いやいやいや、ありえないありえない…。
ハゼット「それで、クロノ…が名の方でいいのか?」
そういえば名乗ってなかったね。読者に。
俺の名前は上月玄野。
上月が姓。
クロノ「あ、はい。そうです。」
ハゼット「とりあえずうちのギルドに泊まるといい。さ、行くぞ。」
あれ?早くない?別にあんたのギルドがイヤってわけではないけどさ、俺の意思はなしですか?
クロノ「なんか決まるの早くないすか?」
ハゼット「行くアテはないんだろう?ギルドに置いとく方が分かりやすくてこっちも助かる。」
そりゃあ手元に置いとくのが一番だわな。
ハゼット「ほら、早く行くぞ。」
急がなくてもいいじゃん、と思ったがさっきこの辺は危険だって言ってたな。
クロノ「この辺が危険って言ってましたけど、どう危険なんすか?」
ハゼット「この森はな…おっと、早速危険が目の前に現れたぞ?」
と言うので指差した方向を見る。
数十メートル先に…なんか…なんていうか…ゴブリン?っていうのか?アレは?
緑色の肌の子どもみたいな身長の生き物がこっちを見ている。子どもみたいな背のくせに肌はシワシワなので不気味さがすごい。顔は…いわゆるキモカワってやつか?キモ:カワが8:2くらいになってるが。
というか右手の形がヤバイ。手の形ではなく、先っぽが尖っている。明らかに刺す目的で使うような感じだ。
クロノ「なんなんすか…あれ…」
内心すごくビビっている。ゲームで見るなら普通に流していたかもしれんが、現実で見るとかなりの恐怖だ。
ハゼット「あれはなぁ…」
ハゼットが喋ろうとすると、いきならゴブリンがこっちに突っ込んできた。
一気に距離を詰め、数メートル手前で飛びかかってくる。例の右手は先っぽを自分の顔に向けている。
(あ、これは刺さるやつだな。避けきれんやつだな。)
額に当たる瞬間、ヤツの右手の動きが止まる。
ハゼット「こうやって飛びかかって刺そうとするくらいしか能のないやつだ。」
ハゼットが右手でやつの顔を掴んでいる。
もっと早めに止めてくれませんかねぇ…。
ハゼットがヤツを投げ捨てる。
すぐに最初と同じ距離になる。
お次はなにをしてくるのだろうか、と思っていると、ハゼットが右手を顔の高さに挙げる。すると手の平に水色の光が集まっていく。
ちょっと待て待て、お前はいったいなにをしているんだ?それどうやってんの?なんなの?
ハゼット「これか?これは…魔法ってヤツだ。」
ハァ?と言いたいが、信じる気にはなっている。
なんせ自分が落っこちてくるときに魔法陣がいきなり出現したのだ。
ってことは…ここは異世界か何かですかね?
もちろん本気で思ってるわけではない。自分の楽観的というか、コミカルというか、どの状況でもジョークが頭の中に浮かんでしまう性格だからだ。
光が手の平大に大きくなると、その光をゴブリンに向かって投げつける。ゴブリンに光が当たる瞬間、光が爆発して、ゴブリンが痛そうに後ずさる。そして逃げていった。
ハゼット「ほら、行くぞ。」
何事もなかったかのように俺を呼びかける。マジか、あんたには日常茶飯事か。
(まぁ、あんなのに会うよりは先に行った方がいいか。)
ハゼットの後ろについて行く。
しばらく歩くと、森を抜けた。目の前には超大平原が広がっている。この風景を表すなら、某緑色の服のきこりの少年が魔王を倒すRPGみたいな。ハイ○ル平原みたいな感じだ。あれより圧倒的に広いが。
ちらほらと変な生命体のようなものが見える。
ハゼット「さっきのはミニゴブリンといって、魔獣の一種だ。」
マジか。魔獣か。ヤバイやん。俺かなりヤバイとこに来てもうたやん。
じゃあその辺に見える不思議生命体どもは魔獣ってことか。こわ。
近くに高い壁に囲まれた場所がある。
ハゼット「あの壁で囲まれている場所が、『ラフ』のある街だ。」
なるほど、あれは街を囲っているのか。
まぁ、魔獣がその辺いるわけだしな。
数分かけて街の入り口まで着く。
門番が2人。
ハゼットが近づくとすぐに門が開いた。
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