かみさま、殺してきました「テヘ♡」

なぁ~やん♡

戦之夜(3)完

美しい少女だった。
だが、それとは別でひとりではあまりにも虚しい。

「ねぇ、ひとり?」
「えぇ、ひとりよ。私は神奈様の妹美柑。これでも同じくらい強いんだから!」

この子なんか……駄目だ。同じくらい強いって、もう死んでるぞ神奈は。
一瞬ってか何ってかwwwwww戦う気失せてきた。

「ルナさん!殺さないで、保護するのはどう?」

通るかわからないが、試してみる。だって、聞きたいことならたくさんあるし、この子に恨みがあるわけじゃない。

「わかったよ、聞きたいことあるし、こいつに恨みなんてないからな。」

あれ、同じこと考えてた……?

「し……死ななくてよかった……しななくてよかった……」

は?
美柑はなぜか「死ななくてよかった」を連発していた。
口を開こうとしていた私の前に、ルーナがそれを制した。

「あんた、弱みでも握られてるの?www」
「うん。実はね、アタシ、母上を人質に取られて、苗字も変えさせられて……」

妹じゃなかったんだ(´Д`)ハァ…

「じゃあ、神奈ちゃんが殺されてすっきりしたってこと?」
「うん。大嫌いだった」

さくらの顔が「(´Д`)ハァ…」ってなった。

「てか、美柑っちって何歳なわけ?」
「アタシは、魔法で身長を大きくされて。言葉もたくさん理解した。でも本当は6歳なの」

サランの顔が「(゜-゜)」ってなった……。

「んじゃ、魔法戻してみるな」
とルナが言って神奈の魔法を斬ると、美柑の身長は小さくなった。だが巫女服も一緒に小さくなった。
「やったぁ!やっともどった!」

ルナの顔が「д゜)」ってなった。ってか引いたっぽいwww。

「本当の名字は何なの?」
「かみはし」

私の顔が「(´・ω・`)」ってなった。「神橋」じゃ狙われるわ~、わかるわなんか。

で、人(神)殺しをしたばっかりなのに軽い雰囲気になって、戦の夜は終わった。

「って、もう朝!?」

いつのまにか雨も止んで明るくなって、手に持っていた魔法の剣も消えていた。

「人、殺してるとあんまり気にしなくなってくるから。」

といったのはルーナ。ちょっと納得できる。でも、ちょっとだけだからね!?

「ホテルでも探そうよ。このまんまじゃダメでしょ?それともうち来る?」
と、ルナ。
「ん~、怖そうだけどお金を使うよりはいいや」
私は満面の笑顔を浮かべている。ルナの顔が真っ赤になった。
「失礼な!じゃあ料金取るぞ!!」
「えっ( ゜Д゜)やめて」

ずいぶん軽くなってしまったが、今はとりあえずルナの家へGO!!!!
の、テヘペロ♡




胸騒ぎがする。今度は何が起こるの――――――――――――――――――。
軽い雰囲気の中で、ルナとさくらだけが気づいた異変。
また何かハプニングがおこるとでもいうのか―――――――――――――――。

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