かみさま、殺してきました「テヘ♡」

なぁ~やん♡

本第二章プロローグ:「あなたに自由なんて差し上げません」

「ねぇ、サラン・・・」
『えぇ、もちろんわかっているわ』
「『ついた・・・』」
いざここへ来ると少し怖い。坂ノ橋神奈の神殿だ。
「何者だ!」
はい、これも予想通り。
普通に高貴な人だから、門番がいるだろうと計らいはしていた。
「はい、坂ノ橋神奈様に会せらせないでしょうか?」
「ボディチェック!」
はいはい、想定内。私が心の中でもってるから。すべて作戦は練った。
そして中へはいっていく。
「坂ノ橋神奈様――――――。」
本当は様なんて付けたくない。呼び捨てだってしたい。でも、普通に門番がたっている。むやみに感情が噴き出ると怪しまれる。でも大丈夫。サランが押さえてくれる。
予想通りだ・・・。すべて予想通りだから・・・。
わかっている。でも怖い。少女の偽りのほほえみは次第に歪み冷たい汗が流れる。二人とも、怖かったのであった。
『おまえは・・・?』
少女たちを知っていそうな顔。大丈夫だ。大丈夫だから・・・。
無償に少女は怖くかんじた。もう駄目だという絶望もあった。
「坂ノ橋神奈様、お話があるのですが・・・」
「クリスタル・・・?」
もう戻ってきた、あのひとだった。
「はっ!」
あの人がいるのなら、もう隠す必要はない。少女は、
「あの、外に出てはもらえないでしょうか。」
坂ノ橋神奈とあの人が少女の後ろをついてくる。
『お前たち、付いてくるな』「はっ!」
坂ノ橋神奈は後ろの護衛隊に命令する。
外についた。
そして少女はつばを飲み込み、手を上げた・・・。


      その時、雨はもっと強く降り始めた―――――――――――――。

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