「魔王様」の定義

神無乃愛

召喚(?)され組


 重見 達樹しげみ たつき20歳
 病気を抱える男。それ故、薬は手離せず、毎食後必ず飲んでいる。
 母は幼い頃に亡くなり、父は後妻を娶ったため実家が嫌い。
 家は代々政治家を輩出している。現在、祖父が国会議員、父親は市議会議員。
 「先見の明」と呼ばれるほど先に明るいが、幼馴染たちからは「腹黒と呼べば腹黒に失礼」「えげつない」「悪魔の微笑み」など色々言われたい放題。
 病気の為に先は短いと宣告を受けている。そのせいか、自分の命を天秤にかけることにためらいがない。
 後に「聖魔王」と呼ばれるようになる。別名「人間の魔王」「不敗の王」


 真壁 千紘まかべ ちひろ28歳
 達樹の幼馴染。最年長。そのため気苦労も多い。医師になりたて。
 今までもこれからも幼馴染の暴走を止めるという一番気苦労の多いポジションを維持する。
 家は代々医師の家系。父親は達樹の主治医で母親は元看護師。
 異世界においては魔法医師ウィッチドクターとして活躍。……したはず。


 真壁 千佳まかべ ちか27歳
 達樹の幼馴染で、千紘の妹。「兄が医師になるなら、自分は薬剤師になる」と言って薬剤師の道を志した。
 兄の千紘の苦労を少しだけ肩代わりするしっかり者。
 妹の暴走についていけず、投げやりになることも。
 異世界において薬師として、勉強しただけで終わってしまった。


 真壁 千夏まかべ ちなつ23歳
 達樹の幼馴染で、千紘、千佳の妹。自分を出産後退職した母と同じ看護師として働く。
 根っからの腐女子で、常にカップリングを考えたりする。男×男、男×女、女×女など種々多様。
 カップリングや、オタクネタで暴走し、兄と姉に嗜められるが、まったく効果なし。
 異世界においては治癒者ヒーラーとなったが、どちらかといえばただのムードメーカー。
 この中で最強の肝臓を持つ酒豪。


 高峰 翠たかみね すい25歳
 達樹の幼馴染。父親の跡を継ぐべく建築士として働く。
 一応、一級建築士等の資格も持っている。
 根っからのオタクで、千夏とはよく話があう。
 異世界では鍛冶屋として、下水道などの衛生面を向上させた。
 また、誰よりも魔物や住民たちと話が合い、誰からも好まれやすい。


 首藤 哉斗すどう かなと21歳
 達樹の幼馴染。現在はまだ大学生。
 自宅が道場を経営しているため、武道の嗜みがある。
 警察官の父親の趣味に疑問を持つものの、そういったことに首を突っ込まなかった。そのせいか、翠と千夏の暴走した際のストッパー役でもある。
 異世界では剣士として前線で戦ったり、自警団の人達と交流をもった。


 首藤 翔すどう かける
 哉斗の父親。翠と千夏にオタク的知識を授けた張本人。
 過去に異世界にいったことがあり、そのせいで知識も豊富。

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