AllFreeOnline〜才能は凡人な最強プレイヤーが、VRMMOで偽善者を自称します

山田 武

偽善者と【聖獣王】因子



(未知適応)(アレンジ)の記憶(一部割愛)
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(人化)を習得しました
(狂獣化)を習得しました
(魔瘴気)を習得しました
(性質同化)を習得しました
(性質異化)を習得しました
(魔石吸収)を習得しました
(獣毛撥魔)を習得しました
(部位換装)を習得しました
(魔物支配)を習得しました
(遺伝子改変)を習得しました
(魔獣王の咆哮)を習得しました
(魔獣王の威圧)を習得しました

(悪意察知)を習得しました
→【七感知覚】に統合されます

一定以上の経験量を確認

種族スキル【魔獣王】の作成を試みます
……成功しました

(合成)は【魔獣王】に統合されます
(金剛)は【魔獣王】に統合されます
(斬爪撃)は【魔獣王】に統合されます
(肉体変質)は【魔獣王】に統合されます
(物魔激減)は【魔獣王】に統合されます
(吸引強化)は【魔獣王】に統合されます
(身体強化)は【魔獣王】に統合されます
(高速機動)は【魔獣王】に統合されます
(人化)は【魔獣王】に統合されます
(狂獣化)は【魔獣王】に統合されます
(魔瘴気)は【魔獣王】に統合されます
(性質同化)は【魔獣王】に統合されます
(性質異化)は【魔獣王】に統合されます
(魔石吸収)は【魔獣王】に統合されます
(獣毛撥魔)は【魔獣王】に統合されます
(部位換装)は【魔獣王】に統合されます
(魔物支配)は【魔獣王】に統合されます
(遺伝子改変)は【魔獣王】に統合されます
(魔獣王の咆哮)は【魔獣王】に統合されます
(魔獣王の威圧)は【魔獣王】に統合されます

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 ある程度狩りを終えると、経験量が溜まって【魔獣王】がスキルとなった。

 体の一部のみを別の因子のものに切り替えたり、周りに物の情報を書き換えたり……どうやら【魔獣王】は、改変能力に長けているようだな。

 魔獣の王と表記されるように、魔物の支配ができるらしいが、今の俺のLvが低いのか、ここの魔物が特殊なのかは分からないが失敗した。

 それと、クエラムが他の生物の性質を持っていたのは(魔石吸収)の効果だと思える。
 自分で作った魔石で試してみると、魔石から魔力と何かを吸う感覚があったのだ。

 俺は倒した魔物の魔石は使わないという誓い(笑)があるからこのスキルを使えないが、魔石に因子を注入すればクエラムの変化のレパートリーが増えそうだな。


 そして、狩りの余韻に浸っていると……再び頭に文字の羅列が浮かぶ――


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【魔獣王】の複製に完了しました

種族:【魔獣王】の一部を改変可能です
改変しますか? 〔YES〕/〔NO〕

「(アン、詳細を説明してくれ)」

了解しました

現在の【魔獣王】は、半人為的に造りだされた種族です
そのため、人の都合に合わせたカスタムが行われています
その影響で一部のスキルや能力値が弱体化をしており、外部からの洗脳や精神汚染に対する耐性が非常に低いです

メルス様の場合は、こちらで不具合のありそうな性質は全て取り除いていますので問題ありませんが、クエラム様の場合、そのままではメルス様が気にすると思いますので、この提案をいたしました

「(それで……解決策が改変なのか?)」

はい

クエラム様は本来の種族が聖獣ですので、メルス様が一度改変した種族になった後に、それで得た因子をクエラム様に流用すれば耐性も今までより高くなるかと……

「(よし、〔YES〕を選択だ!)」

了解しました

……UP GRADE

(聖氣)(聖■の血脈)(聖■の加護)を確認
種族:【魔獣王】が【聖獣王】へ改変されます

種族スキル(人化)を習得しました
種族スキル(聖氣)を習得しました
種族スキル(天啓)を習得しました
種族スキル(霊撃)を習得しました
種族スキル(霊能)を習得しました
種族スキル(霊獣化)を習得しました
種族スキル(加護贈与)を習得しました

……【聖獣王】の解析に成功しました

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 アンとの会話の末に複製された【魔獣王】が、【聖獣王】へと変質した。
 俺はそれを頭の中で理解しながら、クエラムへの連絡を行う。


「(……というワケだが。クエラム、聖獣に戻るか?)」

《己としては、メルスと出会ったこの体も今はそのままで良いと思うが……それではメルスは心配なのだろう?》

「(まぁ……な)」

《……メルス、お前の(異端種化)のように、二つの種族を同時に扱えないか?》

「(うん? …………多分だが、いけると思うぞ。こっちで今のクエラムに足りない部分だけ因子を用意して、クエラム自身でそれを肉体に取り入れ合成すれば。失敗は無いと思うけど、どんな反応が起こるか分からないぞ)」

《ならば、そっちの方が良さそうだ。一つより二つ、だからな》

「(……後で、因子を流し込んだ魔石をクエラムの収納アプリに入れておく。体に異常を感じたら、すぐに連絡しろよ)」

《……本当に、優しいのだな》

「(俺は……いや、何でも無い。それじゃあ、作業に取り掛かる)」

《うむ、よろしく頼むぞ》


 クエラムとの連絡も終了したので、俺は魔石を作りながら、特殊フィールドを探す為に徘徊を続けていく。
 ……白いクエラムも黒いクエラムも、毛並みが異なれば楽しみも二倍になるな。



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