コマンド見えるようになったので、ハーレム作ります!
呪いの解除方法
「なるほどな。そういうことがあったのか……。よく、分かったぜ。それで尋ねたいんだが、どうして俺はお前と関係を持ってしまったのかを聞きたいんだが……」
「お、お主! それを忘れたのか!? それを忘れてもらっては困る! 我とお主は真夜中の公園で会ったのじゃ。あの日は……雨が酷い日だった……」
また、長話が始まるのか。
これはまた大変そうだ。
ってか、次期魔王候補と俺の呪いとどんな関係があんだよ!
「あ、あのさ……それよりもどうして俺は呪いにかかってしまったのかを聞きたいんだが……」
「お、おにぃ? 呪いにかかってるの!? 大変、薬で治るかな?」
おいおい、風邪じゃ無いんだぞ。
「解毒剤とか飲めば大丈夫じゃないですか? 先輩!」
おいおい、毒じゃ無いんだぞ。
でも呪いってことは放置してると死ぬっていうこともありえるのか?
いや、まさかな……。
「あ、あのさ。レイシス、俺の呪いを放っておいたらどうなる?」
「そうじゃのぉ〜。それは我にも分からん。ただ、生活に置いて苦労するじゃろ。毎回毎回コマンドの出現で強制的にやらされるというのは」
確かにそうだ。
一刻も早く解除させてもらう必要がある。
「それで一番気になったのはどうしてお前を魔王にしたら、俺の呪いを解除できるだ?」
「それは簡単なことじゃ。我が食えるからじゃ。その呪いというやつを」
なるほど。
俗に言う『○異殺し』ができるわけだ。
「なるほどなるほど。理解はできた。だけど、納得はできない。俺がお前を魔王にできない可能性の方が明らかに多い。それにどうしたら、お前が魔王になるんだよ?」
「良くぞ、聞いてくれた。お主様よ。なぁ〜に、魔王になる為には簡単なことよ。選挙で勝てばいいだけじゃ。勝てば!」
「せ、選挙?」
「そう。お主の国でも選挙をするじゃろ? それじゃ。それ。だけれど、この選挙が厄介での。我は力はある。ただし、力しか無い。要するに選挙に大切な信頼が無いのじゃ」
信頼が無い。
それは選挙にとって致命的だ。
どんなに強い力を持っていたとしても選挙は力勝負ではない。
さっきの話を聞いたところ、彼女には味方がいない。だから一人の力で選挙に勝とうというの無理である。
でも、もしもだ。
信頼できる人がいれば。
信頼してくれる人がいれば。
俺がコマンドを上手く使えば、どうだろう。
考える。泉田零は考える。
頭をフル回転させ、考える。
それならこれしかない。
「信頼が無い……それなら話は簡単だ。信頼を得ればいい。それだけの話だ。だが、問題がある。バルリア王国の国民全員を投票させたとして……投票数は全体のどのくらいだ?」
これがもしも1割未満なら話にならない。
「そうじゃのぉ〜。多分だが、1割半といった感じじゃの」
1割半か。
まだ勝算はある。
ただし、それは可能性の話だ。
まだ不可能に近いと思っておいていいだろう。
「お、そうか。それは安心だ。それで次期魔王候補者は何人いるんだ?」
「5人です」
5人。その内、全体の1割半はバルリア王国。
つまり、残りは8割半か。
国当たり、平均して約2割……。
まだ戦えるな。
だけど……どうやるか。
それが問題だ。
「それで一番大きな王国は投票数全体の何割だ?」
「そうじゃのぉ〜。大体、4割じゃ」
よ、4割!?
「それ……本当なのか?」
「本当じゃ。本当に馬鹿馬鹿しい程に無理だと思うじゃろ? でもな、我は絶対に諦めたくないのじゃ。だからこの通りじゃ、お願いだ。力を貸してくれ……」
彼女は俺に頭を下げた。
涙を流して、頭を下げた。
それは今までの彼女の態度と全く違ったのでそれほどまでに彼女の真剣さが見て取れた。
「力は貸せない。いや、貸したくない。それに助けたりもしない。だけど俺はレイシスを主として眷属として俺の姫として俺が騎士であるということを証明する為に。
俺はレイシスの隣にいるよ」
俺はニヤッと笑ってそう言った。
レイシスは俺の方へ歩み寄り、ポカポカと俺の胸を殴ってきた。
めちゃくちゃ可愛かった。
「お、お主! それを忘れたのか!? それを忘れてもらっては困る! 我とお主は真夜中の公園で会ったのじゃ。あの日は……雨が酷い日だった……」
また、長話が始まるのか。
これはまた大変そうだ。
ってか、次期魔王候補と俺の呪いとどんな関係があんだよ!
「あ、あのさ……それよりもどうして俺は呪いにかかってしまったのかを聞きたいんだが……」
「お、おにぃ? 呪いにかかってるの!? 大変、薬で治るかな?」
おいおい、風邪じゃ無いんだぞ。
「解毒剤とか飲めば大丈夫じゃないですか? 先輩!」
おいおい、毒じゃ無いんだぞ。
でも呪いってことは放置してると死ぬっていうこともありえるのか?
いや、まさかな……。
「あ、あのさ。レイシス、俺の呪いを放っておいたらどうなる?」
「そうじゃのぉ〜。それは我にも分からん。ただ、生活に置いて苦労するじゃろ。毎回毎回コマンドの出現で強制的にやらされるというのは」
確かにそうだ。
一刻も早く解除させてもらう必要がある。
「それで一番気になったのはどうしてお前を魔王にしたら、俺の呪いを解除できるだ?」
「それは簡単なことじゃ。我が食えるからじゃ。その呪いというやつを」
なるほど。
俗に言う『○異殺し』ができるわけだ。
「なるほどなるほど。理解はできた。だけど、納得はできない。俺がお前を魔王にできない可能性の方が明らかに多い。それにどうしたら、お前が魔王になるんだよ?」
「良くぞ、聞いてくれた。お主様よ。なぁ〜に、魔王になる為には簡単なことよ。選挙で勝てばいいだけじゃ。勝てば!」
「せ、選挙?」
「そう。お主の国でも選挙をするじゃろ? それじゃ。それ。だけれど、この選挙が厄介での。我は力はある。ただし、力しか無い。要するに選挙に大切な信頼が無いのじゃ」
信頼が無い。
それは選挙にとって致命的だ。
どんなに強い力を持っていたとしても選挙は力勝負ではない。
さっきの話を聞いたところ、彼女には味方がいない。だから一人の力で選挙に勝とうというの無理である。
でも、もしもだ。
信頼できる人がいれば。
信頼してくれる人がいれば。
俺がコマンドを上手く使えば、どうだろう。
考える。泉田零は考える。
頭をフル回転させ、考える。
それならこれしかない。
「信頼が無い……それなら話は簡単だ。信頼を得ればいい。それだけの話だ。だが、問題がある。バルリア王国の国民全員を投票させたとして……投票数は全体のどのくらいだ?」
これがもしも1割未満なら話にならない。
「そうじゃのぉ〜。多分だが、1割半といった感じじゃの」
1割半か。
まだ勝算はある。
ただし、それは可能性の話だ。
まだ不可能に近いと思っておいていいだろう。
「お、そうか。それは安心だ。それで次期魔王候補者は何人いるんだ?」
「5人です」
5人。その内、全体の1割半はバルリア王国。
つまり、残りは8割半か。
国当たり、平均して約2割……。
まだ戦えるな。
だけど……どうやるか。
それが問題だ。
「それで一番大きな王国は投票数全体の何割だ?」
「そうじゃのぉ〜。大体、4割じゃ」
よ、4割!?
「それ……本当なのか?」
「本当じゃ。本当に馬鹿馬鹿しい程に無理だと思うじゃろ? でもな、我は絶対に諦めたくないのじゃ。だからこの通りじゃ、お願いだ。力を貸してくれ……」
彼女は俺に頭を下げた。
涙を流して、頭を下げた。
それは今までの彼女の態度と全く違ったのでそれほどまでに彼女の真剣さが見て取れた。
「力は貸せない。いや、貸したくない。それに助けたりもしない。だけど俺はレイシスを主として眷属として俺の姫として俺が騎士であるということを証明する為に。
俺はレイシスの隣にいるよ」
俺はニヤッと笑ってそう言った。
レイシスは俺の方へ歩み寄り、ポカポカと俺の胸を殴ってきた。
めちゃくちゃ可愛かった。
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