コマンド見えるようになったので、ハーレム作ります!
俺の妹がヤンデレなわけがない!
「柚葉? なんかあったのか? さっきからおかしいぞ」
俺が心配になって声をかけるが、柚葉は返事をしない。
もしや、これは反抗期というものだろうか。
しかしさっきまで元気そうにしていた奴が突然変になるとは世の摂理は困ったものだ。
「泉田先輩、そんなに柚葉さんを責めないであげてください。柚葉さんはいつもいい人です」
俺と柚葉の仲を取り持とうとしているのか、富田さんが話に入ってきた。
「って、ちょっと待ってくれ。俺は別に柚葉に怒っているわけじゃないんだ。ただ……柚葉の様子がおかしいと思っただけであって」
「そ、そうですか。それなら……」
富田さんは何かを言いたそうだったがそこまで言わなかった。
柚葉の方を見てみると俺と柚葉さんを見てむすっとしていた。
さらに俺と視線が合って、目線を逸らすし。
でもそんなところが可愛い。ってか、まつげながぁ!?
「泉田先輩、顔がにやけてますよ?」
「えぇ? にやけてる? 何かの勘違いじゃないか、俺の顏は……」
「ほら、またにやけてますよ」
「えぇ?」
俺のおどけた表情が面白かったのか、富田さんがくすくすと笑い始める。
「おにぃ、きもい!」
柚葉が俺を睨みつけながら、言った。
目がかなり怖い。それに目が少し赤いような……俺の気のせいか?
「おにぃは学校では止めろって言ったろ?」
「おにぃおにぃおにぃおにぃおにぃおにぃおにぃおにぃ」
「少し誤ったら、ヤンデレとかメンヘラになるから止めろ!」
「じゃあ、お兄ちゃん?」
「それは俺が二つの意味でもえるからダメだ!」
「じゃ、柚葉はどうすればいいの?」
「いつもと同じく、俺の側に居て『おにぃー』と言ってくれればいい。あ、それと彼氏ができたら言ってくれ。俺が確実にそいつを痛い目に合わせるから」
「泉田先輩、今最後の方結構酷いこと言ってますよ」
「あぁーすまんすまん。つい、本音が出てしまった」
柚葉は顔を真っ赤に染めている。なぜかは分からない。
「おにぃー。私、彼氏なんて作らないよ。だって、柚葉が彼氏作ったらおにぃーが泣くでしょ?」
柚葉が俺にとびっきりの笑顔を向ける。
「まぁーな。泣くじゃなく、亡くだけどな」
俺も柚葉に笑いながら言う。
「それじゃダメだよ! そしたら、柚葉もなくからね」
俺は柚葉が言った言葉が『なく』の意味は分からなかった。
だけど、泣くだろう。家の妹を病ませたつもりはないからな。
「兄妹で仲いいんですね。羨ましいです……」
富田さんも微笑んだ。
「だけど、だからこそ壊すのが楽しみです……」
富田さんがぼそっと何かを呟いた。
でも、俺は気付くことはなかった。
「ん? 何か言った?」
「いや、別に何も……」
この時だった。俺の視界にまた、例のアレが出現した。
そう、皆大好きコマンド君である。
視界に映るものは全て動いている。
ということは、前の時と同じということでいいみたいだ。
『1:泉田柚葉の頭を撫でる』
『2:富田亜美の頭を撫でる』
『3:自分の頭を撫でる』
(今回の選択はとても重要なものになっています。しっかり選択することをおすすめします)
俺が心配になって声をかけるが、柚葉は返事をしない。
もしや、これは反抗期というものだろうか。
しかしさっきまで元気そうにしていた奴が突然変になるとは世の摂理は困ったものだ。
「泉田先輩、そんなに柚葉さんを責めないであげてください。柚葉さんはいつもいい人です」
俺と柚葉の仲を取り持とうとしているのか、富田さんが話に入ってきた。
「って、ちょっと待ってくれ。俺は別に柚葉に怒っているわけじゃないんだ。ただ……柚葉の様子がおかしいと思っただけであって」
「そ、そうですか。それなら……」
富田さんは何かを言いたそうだったがそこまで言わなかった。
柚葉の方を見てみると俺と柚葉さんを見てむすっとしていた。
さらに俺と視線が合って、目線を逸らすし。
でもそんなところが可愛い。ってか、まつげながぁ!?
「泉田先輩、顔がにやけてますよ?」
「えぇ? にやけてる? 何かの勘違いじゃないか、俺の顏は……」
「ほら、またにやけてますよ」
「えぇ?」
俺のおどけた表情が面白かったのか、富田さんがくすくすと笑い始める。
「おにぃ、きもい!」
柚葉が俺を睨みつけながら、言った。
目がかなり怖い。それに目が少し赤いような……俺の気のせいか?
「おにぃは学校では止めろって言ったろ?」
「おにぃおにぃおにぃおにぃおにぃおにぃおにぃおにぃ」
「少し誤ったら、ヤンデレとかメンヘラになるから止めろ!」
「じゃあ、お兄ちゃん?」
「それは俺が二つの意味でもえるからダメだ!」
「じゃ、柚葉はどうすればいいの?」
「いつもと同じく、俺の側に居て『おにぃー』と言ってくれればいい。あ、それと彼氏ができたら言ってくれ。俺が確実にそいつを痛い目に合わせるから」
「泉田先輩、今最後の方結構酷いこと言ってますよ」
「あぁーすまんすまん。つい、本音が出てしまった」
柚葉は顔を真っ赤に染めている。なぜかは分からない。
「おにぃー。私、彼氏なんて作らないよ。だって、柚葉が彼氏作ったらおにぃーが泣くでしょ?」
柚葉が俺にとびっきりの笑顔を向ける。
「まぁーな。泣くじゃなく、亡くだけどな」
俺も柚葉に笑いながら言う。
「それじゃダメだよ! そしたら、柚葉もなくからね」
俺は柚葉が言った言葉が『なく』の意味は分からなかった。
だけど、泣くだろう。家の妹を病ませたつもりはないからな。
「兄妹で仲いいんですね。羨ましいです……」
富田さんも微笑んだ。
「だけど、だからこそ壊すのが楽しみです……」
富田さんがぼそっと何かを呟いた。
でも、俺は気付くことはなかった。
「ん? 何か言った?」
「いや、別に何も……」
この時だった。俺の視界にまた、例のアレが出現した。
そう、皆大好きコマンド君である。
視界に映るものは全て動いている。
ということは、前の時と同じということでいいみたいだ。
『1:泉田柚葉の頭を撫でる』
『2:富田亜美の頭を撫でる』
『3:自分の頭を撫でる』
(今回の選択はとても重要なものになっています。しっかり選択することをおすすめします)
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