コマンド見えるようになったので、ハーレム作ります!
小町娘と天使降臨!?
俺の爆弾発言により一気に教室が騒然となった。
それもそのはずだ。だって、俺が人生で二回目の告白を今、ここでしたのだから。
告白をされた白銀の女神こと、宮城茜は黙って俺の方をじっと見つめていた。
じっと見つめるというよりも、放心状態のようにも見える。
「まじ、ありえなくねー」
「まじきもいー」
「女神に告ったの誰? 名前何だっけ?」
クラスの奴らの声が漏れる。
どうやら、俺の存在はクラスメイトでさえ、名前を忘れるらしい。
だが、宮城茜はさっき俺の名前を呼んでくれた。
彼女の優しさを痛感する。
それだけが今の俺にとっての最大の救いだ。
「あの……泉田君、申し訳ないけれど、それは昨日……」
そう言って、気まずそうに女神が言葉を続けた。
昨日に決着はつけた。昨日に全て、終わったのだ。
俺の青春は、俺の初恋は。もう、無理なのだ。
元々、無理だったんだ。俺が『白銀の女神』と付き合うなんて……
「HR始めるわよー」
担任がドアをばたんと音を立てて、教室に入ってきた。
彼女の名前は佐熊姫香。大人っぽくない、大人。
年齢は『魅惑の魔女』と同じく非公開。程よい、茶髪に染めた髪が印象的。
酒癖が荒く、二日酔いで授業をするときも度々。
異名は『酔いどれ小町娘』。本人は納得していない。
「あれ? どうしたの? 皆、しんみりしちゃって」
一気に静かになる。
俺は誰もさっきの事を言うなよ、と思っていた。
しかし、沈黙は破られる。
「あーさっき、泉田……君だっけ? が、宮城さんに告りましたー」
クラスの中で最大の権力を持っているグループに所属している如何にもギャルって感じのギャルがそんなことを言い出した。彼女の名前は桜田南。
いつも化粧をしている。今時って感じがプンプンする。
はっきり言うと、俺の完全的な苦手なタイプ。
こんなタイプに一度でも関わりを持つと碌な事に成りそうにない。
だけど、意外なことにそれと言って悪い噂が流れないのが不思議だ。
ちなみに彼女も学園のアイドルの一人だ。
異名は『絶縁の天使』。この異名は男の噂を聞かないということでつけられた。
見た目はあんなギャルなのに男の噂が無いとは誰か心に決めた人でもいるのだろうか?
「へぇーそっかそっか。それで結果は?」
なんだか酔いどれ小町娘の異名を持つ、姫香先生の顏が赤い気がする。
俺の気のせいだろうか?
「無理でしたよー」
絶縁の天使が姫香先生を見て、笑いながら言う。
その姿がイライラする。人が振られるのを見て、楽しんでるのだろうか?
こいつの異名は今日から『敬遠の堕天使』に改名しようぜ。
男子の噂が無いんじゃなくて、あいつを好きになる男子がいないってことで。
「それは残念だ、泉田君。ってことで、このHRが終わり次第、いや……昼休み職員室に来なさい!」
なぜか、少し先生が怒っているようにも感じる。
だが、気のせいだよな……うん、そういうことにしとこう。
それもそのはずだ。だって、俺が人生で二回目の告白を今、ここでしたのだから。
告白をされた白銀の女神こと、宮城茜は黙って俺の方をじっと見つめていた。
じっと見つめるというよりも、放心状態のようにも見える。
「まじ、ありえなくねー」
「まじきもいー」
「女神に告ったの誰? 名前何だっけ?」
クラスの奴らの声が漏れる。
どうやら、俺の存在はクラスメイトでさえ、名前を忘れるらしい。
だが、宮城茜はさっき俺の名前を呼んでくれた。
彼女の優しさを痛感する。
それだけが今の俺にとっての最大の救いだ。
「あの……泉田君、申し訳ないけれど、それは昨日……」
そう言って、気まずそうに女神が言葉を続けた。
昨日に決着はつけた。昨日に全て、終わったのだ。
俺の青春は、俺の初恋は。もう、無理なのだ。
元々、無理だったんだ。俺が『白銀の女神』と付き合うなんて……
「HR始めるわよー」
担任がドアをばたんと音を立てて、教室に入ってきた。
彼女の名前は佐熊姫香。大人っぽくない、大人。
年齢は『魅惑の魔女』と同じく非公開。程よい、茶髪に染めた髪が印象的。
酒癖が荒く、二日酔いで授業をするときも度々。
異名は『酔いどれ小町娘』。本人は納得していない。
「あれ? どうしたの? 皆、しんみりしちゃって」
一気に静かになる。
俺は誰もさっきの事を言うなよ、と思っていた。
しかし、沈黙は破られる。
「あーさっき、泉田……君だっけ? が、宮城さんに告りましたー」
クラスの中で最大の権力を持っているグループに所属している如何にもギャルって感じのギャルがそんなことを言い出した。彼女の名前は桜田南。
いつも化粧をしている。今時って感じがプンプンする。
はっきり言うと、俺の完全的な苦手なタイプ。
こんなタイプに一度でも関わりを持つと碌な事に成りそうにない。
だけど、意外なことにそれと言って悪い噂が流れないのが不思議だ。
ちなみに彼女も学園のアイドルの一人だ。
異名は『絶縁の天使』。この異名は男の噂を聞かないということでつけられた。
見た目はあんなギャルなのに男の噂が無いとは誰か心に決めた人でもいるのだろうか?
「へぇーそっかそっか。それで結果は?」
なんだか酔いどれ小町娘の異名を持つ、姫香先生の顏が赤い気がする。
俺の気のせいだろうか?
「無理でしたよー」
絶縁の天使が姫香先生を見て、笑いながら言う。
その姿がイライラする。人が振られるのを見て、楽しんでるのだろうか?
こいつの異名は今日から『敬遠の堕天使』に改名しようぜ。
男子の噂が無いんじゃなくて、あいつを好きになる男子がいないってことで。
「それは残念だ、泉田君。ってことで、このHRが終わり次第、いや……昼休み職員室に来なさい!」
なぜか、少し先生が怒っているようにも感じる。
だが、気のせいだよな……うん、そういうことにしとこう。
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