異世界で教師⁈やらされました

田中 凪

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この魔法学園の3年生とは、地球でいうところの中学3年生、高校3年生、大学4年生に値するものだ。
この魔法学園は入るのがとても難しく、底辺クラスといえども、どこぞの大貴族が、文官に招き入れる程のものだ。しかし、今年の3ーDクラスは違う。大輝という異なった世界からの教師が教えることにより、魔法技術では大国の宮廷魔術師達を驚かすほどに、そして、剣などの近接戦闘は学園都市、いや、全世界の冒険者の中で最強とも言われているルームナが実技を担当し、剣と魔法、どちらも使うことが出来るとても素晴らしい存在となった。そして、彼らの選択肢は無数に広がったのであった。

大「ここを卒業したら、お前達は王国、帝国の宮廷に入れるだろう。それは俺が保証する」
その言葉にクラスのみんなは表情を明るくする。だが、と大輝は続ける。
大「人間関係は、そう簡単なものじゃない。今よりももっと複雑で、醜くて、ドロドロしているだろう。そこで、罠にかけられ蹴落とされてしまっては、俺としては面白くないので、一つ秘策をさずけようと思う。その秘策とは…………」
大輝はこことは違った世界のおかしな人間関係のことを話す。そして、それらの対応策も。
なぜ大輝がそんなことを出来るのか、と思う読者諸君!その答えは簡単だ。
実にシンプルでスマホをみて(カンニングして)いるからだ。
大「これからお前達が行く世界は今話したような場所かもしれない。だけど、酷くないかもしれない。そこを考えて自分で進路を選ぶように。俺は、この世界について全く何も知らないから助言のしようがない!!だから、迷ってても俺に聞くな!以上!」
一同「私(俺)(僕)たちの感動を返せ!!!!」
もう、グダグダになったのであった。

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