異世界で教師⁈やらされました

田中 凪

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なんで、担任の俺が材料集めに奔走しなければならないのか。俺はふと思ってしまった。
そういえば、みんなはもう【ワープ】を使えるはずなんだけどな・・・
でもまあ、言い出しっぺは俺だし地球の知識を使うから仕方ないんだけれども・・・
大「粘着苔持ってきたぞ。とりあえずこれで窓を埋めてくれ。微妙なところは黒くて厚い生地の布を使うからそのまんまでいいぞ」
カラ「先生、でもこれじゃあ怖いなんて思いませんよ?どうするんですか?」
そ、それを言わないでくれ俺もどうするか迷ってるんだからさ。
大輝はカラトからすっと目をそらし口笛を吹き始めた。(本人は吹いているつもりだが全くできていない)そして、この時クラスの全員は察した。
(こいつ、何も考えてないな)と
大「あ、そうだ。赤いペンキ誰か買ってきてくれ。そしたら、一回作業中断してこっちに来てくれ」
大輝は何かを思いついたらしく、クラスのみんなを集合させた。

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