異世界で教師⁈やらされました

田中 凪

70

さて、あいつらが気を利かせてさっさと終わらせてくれたおかげで俺はのびのびと全力戦闘ができそうだ。なにせ自分でもわかってない肉体スペックだからな。
大「おりゃぁぁぁぁ!!」
リル「な、さらに速くなれるだと?!」
大「あいにくと、俺自身でさえどこまで行けるかわかっちゃいないんだ。頑張って耐えてくれよ、おっさん!」
俺は多分半分だと思われる力を込めて刀を振った。
ズゴーン!
リル「ぬぉぉぉぉぉぉぉ?!」
おっさん(リルヘイム)が俺の刀を防いだのだが、ステージに下半身をめり込ませていた。
ルー「ま、まさかこれ程とは・・・」
アナ「あ、あれが本気?」
カラ「あ、あんな速くて重い一撃を?いや、それよりもルメルフスタ王国の騎士団長をめり込ませるって一体・・・」
会場が静まり返った。
リル「ははははははっ!!面白い、面白いぞぉ!!!この学園都市には化け物しか集まっとらんなぁ!!」
うおっ?!這い上がってきやがった。こいつも学園都市3強さん(あいつら)と同じ類の人間なのか?
リル「それよりもまだ魔法を使っておらんだろうさっさと使えい!」
このおっさんなんなの?!アホなの?!それともMなの?!
大「だぁぁぁ!!もうどうなっても知らねえぞ!」
俺はおっさんの望み通り魔法を使う。
魔法と言っても、物を上げるつまり、竜巻とよく似た魔法を発動させ、雷を叩き込む。ちょうど某大罪マンガの合わせ技みたいなものだ。
リル「ぬがぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!」
ズドーン!!
さ、さすがに死なないように調節はしたが、大丈夫かね?
どんなにタフとはいえもうダメだろ・・・
リル「ぬははははははははははははははっ!さすがに今のはまずかったぞ!」
何で大丈夫なのかな?!

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