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ゴブリンキング達をテイムした翌日、俺は謎の集団に絡まれていた。
M1「さっさと金を出しな。そうすりゃ痛い目を見なくて済むぞ。」
大「え、何これ、なんで今更お決まりのイベントくるの？」
そう、異世界に転生したらお決まりのイベント！それは、冒険者登録時に絡まれる！何か知らないけど強盗に会う！が全く持ってなかったのだ。今更になって、こんなイベント来たって嬉しくないですよー。もっと最初の方にやってくれないと困るなぁ。
M2「ごちゃごちゃ言ってねえでさっさと金出せや！」
大「え、嫌ですけど。」
いや、だってねえ？金出せや！言われて素直に出すアンポンタンなんていないでしょ。平和ボケした日本人ですらハイドウゾーって、金を渡すなんて無いぜ。そもそも・・・
大「人の稼いだお金をとるとか、卑怯でしょ。真っ当に生きている人に申し訳ないと思わないのか？」
ド正論で返された言葉に男達はブチ切れた。
M1「もう、殺っちまうぞ！そこから身ぐるみはがせば問題ねぇ！」
えぇ、ド正論で返されたらキレて殺しにかかるとか、底辺過ぎだろ。いや、ここはそういう世界だった。
そう思いつつも大輝は近くにあった小石を拾い、強盗達の頭に向かって投擲とうてきする。
バチン！！
バスン！！
男達の額に見事にヒットし、頭から血を流して倒れた。
大輝はそれを素早く縛り上げ、警備兵のいるところまで引きずっていく。
兵「あ、大輝さん。今日はどんな用件で？」
大「絡んできた強盗がいたんで、捕縛してきたんだ。適当にぶち込んどいてよ。」
その後、軽い事情聴取を受けたあと開放されたのは、お昼頃だった。

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