32

散ったゴブリン達を見ていくとおもしろいことに半分ほどが後方支援型だった。
ゴブリンアーチャー  20
ゴブリンメイジ  25
ナイトゴブリン  30
ゴブリンソルジャー  10
ゴブリンガードマン  20
ゴブリンキング  1
ま、厄介な後方支援型のやつから倒していくか。ゴブリンメイジが死靈魔法で死んだ奴らを蘇らせないなんて保証はない。
え？サクッとキングを殺してしまえばいいって？いや、どうせならタイマンしたいじゃん？
という訳なんで、ゴブリンメイジからやりますか。
メイ「ゴギャ？！」
俺がいきなり消えたことにより、詠唱をしていたゴブリンメイジは詠唱をやめた。そして、次の瞬間には首と体がお別れした。仲間は何が起こったのかわからずに混乱した。だが、ゴブリンキングのスキルなのかわからないが急に冷静さを取り戻し戦闘態勢に入った。
しかし俺からすれば遅い！俺は詠唱が終わる前にゴブリンメイジをどんどん切っていく。だが、ゴブリンメイジをすべて倒しきるとゴブリンガードマンが円を作りその後にゴブリンアーチャーが矢を構えゴブリンキングが真ん中に入るという、防御携帯に移行した。へぇ、おもしろい。
ならこっちはゴブリンナイトからやるか。そっと背後に近づき確実に殺していく。最近覚えた【影潜り】のいい練習だ。ゴブリンガードマンは雷魔法で感電死させ、近づいてしまえばゴブリンアーチャーは無力だ。等しく俺の刀のサビになった。
そして、問題のキングなのだが、
なんか、ひれ伏していた。いや、うん。土下座？と言うか、昔の人が大名行列が来た時にやってる感じかな？どうしよう？テイムする？

コメントを書く

32

コメント

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品