死神始めました

田中 凪

第242話 開戦のちょっと前

ある組織がオルドリッジ公国に宣戦布告をしたというニュースはドルマナン大陸の国々を駆け巡った。
ラグ「なんと無謀な・・・」
ラグラインはその組織のことを調べていた。いや、正確には甥っ子を調べていた時に偶然掴んだものなのだが。ラグラインは既に勝敗は見えたものだと思っていた。

浩太達は指定された場所まで【ワープ】を使い一瞬で移動した。
そして、浩太と飛鳥は敵の組織の潜伏場所に急いだ。その表情を怒りに染めて。
浩太は念の為にその組織について調べておいてよかったと思う。
浩「核兵器なんて、ぜってー使わせない」
飛「そうね。ちゃっちゃと壊そう」
組織の内部にはあっさりと侵入できた。
ただ、核兵器があると思われる場所の警備は厳重だった。
浩「やっかいだな。結構強いのがいる」
飛「ねえ、私達って時間止められるんだよね?」
浩「忘れてた!!」
そう、浩太自信が忘れていたがこの世界では時間を操ることもできるのだ。
こうして、やっぱりあっさりと侵入して核爆弾を【アイテムボックス】の中に入れてそっと出た。もちろん、偽物も忘れずに置いておく。
翌日、そうとは知らずに人族至上主義社はそれを使おうとするのだった。

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