死神始めました

田中 凪

第235話 圧倒的な艦隊戦(?)5

浩「で、敵の大元はわかったか?」
アレ「うん、あの船団の奥の方に大きめの島があるからそこに何かがあるんだと思う」
なるほど、あの奥に島が、ねえ・・・
浩「うっし、じゃあ行ってみよう。ひょっとしたら悪魔かなんかの根城だったりしてな」
俺が冗談めかして言うとヘルプさんが
ヘル「その可能性は否定できませんね」
とか、怖いことを言ってきた。ちなみに飛鳥は・・・
飛「う〜、ゾンビなんて、ゾンビなんて、この世から消し去ってやる・・・私に襲いかかってきたことを後悔させてやる・・・」
なんて、怖い寝言を言っている。
フラ「あ、飛鳥さんが怖いですよぉ〜」
マル「だから、暴走しないようにもっと抑えておかなきゃ」
ゾンビどもには容赦がない飛鳥らしいっちゃあらしいのだが俺が止めに入っただけなのに首を絞めるとは思わなかった。浩「なあヘルプさん、もしもあの島にがゾンビだらけだったらどうする?」
俺がヘルプさんにそう言うと珍しく顔色が変わった。
ヘル「そ、それはマズイです。飛鳥さんが暴走して私達はおろか周囲200kmが焼け跡になりますね」
浩「よし、じゃあ見なかったことにしてさっさと帰ろうぜ」
ヘル「そうしたいのは山々なのですが・・・現在、この船の操縦ができません」
ちょぉぉぉぉぉぉぉぉ?!
浩「ヘルプさん?!それ1番最初に言ってくれないかな?!っち、こうなったら【ワープ】で・・・なんで使えないんじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
こうして、俺たちはゾンビだらけ(仮定)の島に行くことになった。
もうこれ嫌な予感しかしねえ・・・

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