死神始めました

田中 凪

209話 謁見

あの手紙を出した翌日、すぐに国王からの返事が来た。文脈からもわかるぐらいにワクワクしているようだった。
あ、多分戦車とかのことを聞きたいんだろうな。

謁見当日

浩「お初にお目にかかります。向こう側の大陸にある、オルドリッジ公国で国王をしている楠  浩太です。」
ユス「これはこれは、1国の主であったか。なれば我らは対等、そうかしこまらんで良い。」
浩「それはありがたい。俺としてはあまり硬いのは得意ではないので。」
俺が、普段の喋り方に戻ると飛鳥が頭を思いっきり叩いた。
パコーン!!!!!!!!
浩「いってえ?!」
飛「すいません。ちゃんと一人称ぐらいは『私』であって欲しいんですけど・・・」
ユス「い、いや。別に構わぬよ。」
飛「ありがとうございます。」
・・・飛鳥さん。叩く必要ありました?
ユス「お主も大変そうじゃのう。」
それをニヤニヤしながら言うってのもどうかと思いますよ?
ユス「それよりも早く、あれを見せてくれ!」
うっわ、ドワーフのオッサンのキラキラお目目なんて誰得だよ!?この人地味に関わりたくないタイプの人間かも・・・
そう思いつつも城の庭に移動してもらい、戦車を出すのだった。

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