死神始めました

田中 凪

第200話 ラール大陸のドワーフ王国へ

あの戦争(?)が終わってから2週間後、俺と飛鳥は再びラール大陸までやってきた。目的は、この大陸にもあるであろうドワーフの国と交渉するためだ。
たぶんだが、武器に関してはドルマナン大陸よりも、少し発展している気がする。なぜなら、1000年ほど前に戦争をしなくなっていったドルマナン大陸よりも、戦争を続けてきたラール大陸のほうがより、効率的に人を殺せるようにと大砲などの兵器を作っていてもおかしくはないからだ。
あと、ドワーフということはその技術力を活かして、武器をたくさん輸出しているだろう。武器はどの国でも、不要になることなんてない。つまり、ほとんどの国と関わりを持っているはずだ。そして、俺らを紹介していってもらう。
というのが、今回の目的である。下手したら半年ぐらいはこの大陸に行かなければならないだろう。

ギルド

ちょうどいい依頼が見つかった。
ドワーフ王国の王都へ仕入れをしに行く商会の護衛だ。報酬も、1日銀貨5枚と悪くはない。まあ、その商人の性格にもよるけどなぁ。
受付「では、3日後にギルドへお越しください。」
3日後か。
浩「わかりました。明日依頼主と会ってきてもいいでしょうか?」
受付「いいですが、なぜでしょう?」
浩「いえ、一応依頼主の性格を把握しておこうかと・・・」
受付「そうでしたか。こちらからも伝えておきますね。」
浩「ありがとうございます。」
そう言って、俺達は宿屋へ戻った。

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