死神始めました

田中 凪

第191話 迷宮攻略その1

事務仕事がようやく終わった浩太達はパーティメンバーでオルリント大森林にある迷宮に来ていた。
アレ「やっと終わった。これで久々に体動かせる!」
飛「でも、腕が鈍ってそうで心配ね。」
浩「大丈夫だろ。最低限の練習はやってたんだし。」
などと浩太達は普通に会話をしているが、この迷宮は毒で周囲が満たされており、ガスマスクのようなものをつけないと数秒で死んでしまうからだ。そして、浩太達はというと・・・なにもしていなかった。いつも通りの服装であった。もし、他の冒険者達が見たら卒倒するだろう。
フラ「っ!魔物が来ます気をつけてください。」
広場に出てから索敵をしていたフラスタがそう言う。
アレ「数は?」
フラ「ポイズンバタフライが20ほどです。」
浩「わかった。じゃあいつも通りで。」
全「おう♪」
浩太は飛鳥たちが元気よく返事をしたのを見て、
みんな、こんなバトルジャンキーだったっけ?
と思いつつ【ファイアーボール】を使おうとする。その瞬間
ボン!
と音を立てて爆発した。
あ、やっべ、この毒って小麦粉みたいに細かいんだった。
その爆発は広場中に広がっていき、魔物などを焼き払う。
しばらくして
ヘル「なにをやっているんですか!メンバーが私たちでなければ死んでいましたよ!」
と、ヘルプさんが珍しく怒った。
浩「スンマセン。以後気をつけます。」
浩太達はその日はその広場で野宿をすることにした。

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