死神始めました

田中 凪

特訓を受けし者達のその後

あるランクC冒険者パーティ

俺達は、浩太さんの特訓を受けた。その日から俺らに”慢心”という言葉はなくなった。浩太さんの実力を見ちまったらそんなことできねぇ。それに、
「力に溺れるな。」
ってどういうことだろう?俺らは、ただ迷宮に潜ってめっちゃ強いゴブリン等のモンスターと戦って、浩太さんと模擬戦やってを繰り返していただけなのに。
そう思い、ゴブリンの常時討伐クエストを受ける。
 今年はなぜかゴブリンが多いので討伐証明部位が高めだ。
レー「目撃情報によるとこのへんらしいぞ。」
このパーティで1番の頭脳派であり魔術師のレーヴェがいう。
このへんか。
ゴブ「グギャギャ!」
ゴブ「ギャギャ!」
いきなりゴブリンが襲いかかってきた。
なんだ?いつもより遅い?
俺は余裕を持って躱すどころか、剣によるカウンターまで入れることができた。
そして、そのゴブリンはというと・・・
綺麗に真っ二つに切れていた。
この前までこんなことできなかったはずなのに・・・
レー「お、おい。ゴルディどういうことだ?」
ゴル「わ、わかんねぇよ!俺だって混乱してんだ!」
ミイ「まあまあ、落ち着いて。きっと浩太さんが言ってた力ってこれのことなのよ。レベルが知らない間に上がったんじゃない?」
斥候のミイシャがそういう。
レー「だから、『力に溺れるな』か。」
その後、俺らは数十匹のゴブリンを討伐し、弔ってから街へ戻る。

彼等は、このあとランクB+まで上がることになるのだが、露ほどにも思ってないであろう。

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