死神始めました

田中 凪

第168話 浩太(分身)の苦労

ふう、ようやく今日のノルマ達成したぞー!あんにゃろう、自分の分身だからってためらいもなくこき使いやがって。ゆるさん!
とりあえず、本体に報告報告。
分1「こちら、分身1号。本体に報告あり。」
本体「こちら本体、分身1号報告をどうぞー。」
分1「今日のノルマを達成。帰還します。それと交代要員を2人要求したい。」
本体「了解した。では、明日にでも用意しておこう。」
ふう、よかった。1人でこの世界の魂全部集めるとか無理だわ〜。しんどすぎ。でもなぜか、仕事だからと割り切れている。これって日本にいたら完全に、社畜とかしてるんじゃ・・・と、考えながら隠れ家へ入る。そこでは、回収した魂の来世を適当に割り振っていた。・・・たった10人で数億個の魂をさばく。ほんと、地獄絵図だ。
分1「先に寝かしてもらいまーす。」
分2「お疲れ。俺らはまだ寝れそうにない。」
分1「・・・わかった。しばらく寝たら、1人交代な。」
分2「やった!昨日から寝てなかったんだよね…」
分3「一応、本体に増援は頼んでおいたから明日にはもう10人は増えるはずだ。」
分4「いいから手を動かしてくださいよ〜!」
分5「そうだそうだ!こっちはギリギリなんだぞ!」
分2、3「すんません。」

翌日

新たに、14人の補充がやってきた。
分6「やったー!これで交代しながらできるぞー!」
全員「やったー!これで楽になるぞ!」
で、割り振りは魂回収班5人、割り振り班が20人となった。
このおかげで、死神としての仕事ははかどった。が、浩太の負担は大きくなった。



誤字報告ありがとうございます。通知なかったんで気付くのに遅れました。

コメント

  • かオース⤴︎

    やった!昨日から寝て中だっんだよね。」
    の、奴が多分間違っている

    3
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