死神始めました

田中 凪

第134話 悪魔大戦その2

「なに?人間どもが妙な動きをしている、と?」
ここは悪魔城の大会議室、そこで悪魔王は部下の報告を聞き驚きの声を上げた。
「はい、各国の軍が1万にも満たない程度しか準備をしていないのです。さらに、最近できた国では特に準備をしている様子が無いのです。」
その声に対し答えたのは諜報部の頭の悪魔だ。
「奴らは舐めているのか!?」
と、軍隊長は叫ぶ。だが、
「いやいや、もしかしたら諦めておるのかもしれんぞ。」
と、参謀長が言いその意見に殆どの悪魔たちが賛同した。
「とにかく、戦場へはもう旅立った方が良いだろう。人間どもをどうするかは行ってから決めれば良いだけのことだ。」
と、悪魔王が言って話を締めくくるのだった。
まだ、彼らは知らない楠  浩太という規格外すぎる存在を、そしてこの戦いでその恐ろしさを思い知ることとなる。
その頃浩太達(各国の国王を含む)は海で遊んでおりとてもでは無いが戦争を1ヶ月後に控えているとは思えないのだが・・・
その様子を悪魔の諜報部隊は見ていて、かなり怒りが溜まったとか。

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