死神始めました

田中 凪

第119話 世界平和維持団体その2

ここは世界平和維持団体の会議室。そこにはその団体の代表者や幹部が護衛とともに3人の男女と向かい合っていた。
「そ、それで何の用でございましょうか?私どもとしては貴方に支援をしていただけるのならばとても嬉しく思うのですが・・・」
「いや、今日はその話では無い。これについてだ。」
そう言って俺はある書類をわたす。その紙の内容を見ていくうちにみるみると顔が青ざめていった。ビンゴだな。
「さて、俺が何をしたいのかわかったな?」
「い、いえ何のことだか。」
「そうか。では、マルトアレを」
「ええ」
「っ?!貴様!裏切ったな?!」
「それはそうでしょ、貴方は私の家族を人質にして奴隷の首輪をつけたでしょう?しかも家族はみんな殺された・・・恨んで当然でしょう?」
「ぐッ!そ、そんなことはな・・・「黙れ。貴様の行いは全て知っている。そのために今ここにいるのだからな。」
「ば、バカな!?そんなわけがない!確実に証拠は消したはずだ!」
お、しゃべりましたな。これも証拠だな。
「何を隠したんですかねぇ?」
「あ、い、いや、ち、違います。ヒイイィイィ!」
「もういい、お前らには死んだほうがマシだと思わせるぐらいの苦痛を味あわせてやる。俺にたてつこうとしたことを後悔させてやろう。」
「や、やめろ!」
それから拷問をしていくのだった。

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