死神始めました
第105話 魔の森に放り出された者達その1
「それにしても、いきなり魔の森とまで言われてるとこに放り出すとか・・・」
彼女・・・レイナ=トワルは夜営の準備をしながらパーティを組んでいるエルバ=スタンドーレに愚痴をこぼす。
「大丈夫だよ。いざとなればこの腕輪に魔力を少し流せばあの国王様が来るんだもん。」
「・・・それってつまり、不合格になるってことなんじゃ・・・」 
「あ、そ、そんなこと無いんじゃ無いかなぁ。あ、あははは」
エルバは乾いた笑いをするしかなかった。念のために言っておこう彼女らはこの国の軍隊の入隊試験を受けている中で最もランクが高い者達である。つまりはかなりの強敵が出現するエリアにいるのだ。もっとも、この2人は試験を突破し軍隊の中心的存在となるのだが、まだ2人は知るよちもない。
「まあ、倒した魔物が全部私達のになるってのはそれなりに美味い話なんだけどね。」
「そうだね。でももし片方だけが受かったらどうする?」
「私はそのオファーを諦めるわ。」
「そっか、そうだよね。私達は2人で1人だもんね。」
そんな話をしながら夜営の準備を終わら見張りの分担などを決め軽い食事をとって寝る。
2、3時間おきに見張りを交代していく。
翌朝
「よかった、魔物がほとんど出てこなかった。」
そう言ったのはレイナである。それはそうだろう。浩太が天龍の姿となり威圧をしながら魔の森付近の全てを飛び回っていたのだから。幸なのは魔物達だけに感じる威圧であった。と、いうことであろう。だが、それはあくまでも夜中だけであるため
「ブルムストだ!こっちに来てる!仕方ないやるよ!」
「ええ。それに、アレを倒せばそれなりのお金がもらえるしね!」
ブルムストとは、簡単に言ってしまえば火の魔法を使う牛である。その肉は美味で角はそれなりに高い武器となる。
「ブルルルルルッ!」
だが、こいつは若く魔法をあまり使えないようだ。
「魔法が使えないのなら、楽勝ね!」
そう言ってレイナは剣を構える。そして、斬!
ブルムストの首を一振りではねる。
「ふう、あとは血抜きをして、この配られたアイテムボックスに放り込めばいいんだね。」
そんな感じで1日、2日と過ごしていく。
彼女・・・レイナ=トワルは夜営の準備をしながらパーティを組んでいるエルバ=スタンドーレに愚痴をこぼす。
「大丈夫だよ。いざとなればこの腕輪に魔力を少し流せばあの国王様が来るんだもん。」
「・・・それってつまり、不合格になるってことなんじゃ・・・」 
「あ、そ、そんなこと無いんじゃ無いかなぁ。あ、あははは」
エルバは乾いた笑いをするしかなかった。念のために言っておこう彼女らはこの国の軍隊の入隊試験を受けている中で最もランクが高い者達である。つまりはかなりの強敵が出現するエリアにいるのだ。もっとも、この2人は試験を突破し軍隊の中心的存在となるのだが、まだ2人は知るよちもない。
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「ブルルルルルッ!」
だが、こいつは若く魔法をあまり使えないようだ。
「魔法が使えないのなら、楽勝ね!」
そう言ってレイナは剣を構える。そして、斬!
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